気軽にカシミア

2024年10月20日 17:08

こんにちは、村上です。

本日ご紹介するのはYLEVEのカシミアニット。

皆さんはカシミアニット着ますか？
僕はめちゃくちゃ着ます。
子供が赤ちゃんの時は着るたびにヨダレがついても着ていました。

カシミアの何がいいって
•動物繊維の中でも特に細い繊維からくる肌触りと光沢感
•保温性の高さ。暖かいので薄手でも良くて薄手だとドレープも美しく使い勝手も良い
•吸湿性や消臭性などの機能面

逆に着ない方の意見を聞いてみるとよく出るのが
•ケアが面倒で気軽に着れない
•値段が高い

カシミアってもちろんブラッシングなんかのケアは必要ですけど、思っているより全然気軽に着れるんですよね。
むしろ気軽に着てこそ真価を発揮するって思ってます。
値段はまぁしょうがない。
糸自体が高いですもんね。
でもその価値は十分にあると思ってます。
あとはめちゃくちゃ長く着れる繊維でありますし、気軽に着ていただける素材なので沢山着て頂いたらその分一回分の価格は…なんてイヤなセールスマンみたいなことも言っちゃいます。笑

そんな気軽に着て欲しいと願っているカシミアニット。
今季はYLEVEからピッタリのデザインのカシミアがあったので推しニットとして迎え入れました。（もう一つ推しニットあります)
カットソーのように着て欲しいカシミアです！

YLÈVE / CASHMERE KN T
color : beige , navy
size : 4 , 5
material : cashmere 100%
price : ¥57,200(tax in)

YLÈVE / CASHMERE KN HENRY NECK P/O
color : beige , navy
size : 4
material : cashmere 100%
price : ¥58,300(tax in)

まずはこのニットに使われている素材の説明から。
カシミアの中でも特に良いグレードの内モンゴル産を使用しています。
世界最高峰のカシミアであるアラシャンカシミアの産地としても知られる内モンゴル。
Googleマップなどで検索して頂ければわかると思いますが、ほとんどの地域を砂漠や岩山が占めています。
夏は40度、冬は−30度に達する過酷な環境である内モンゴル。
その過酷な環境に対応するためにカシミア山羊は体を覆っている体毛の下に産毛を生やします。
この毎年生え変わる産毛が繊維として使われるカシミアです。
過酷な環境に対応するための極細繊維の産毛。
そして毛を刈り取るウールなどとは違い、生え変わる産毛を梳き取るのがカシミアなので毛先が鋭くなったりしません。
これがカシミアの滑らかな肌触りと暖かさの理由です。

この内モンゴル産カシミアを贅沢に使った生地となります。
カシミアの中では中程度の厚さでフワフワ•モチモチ系の生地です。
風合いだしもおそらく最小限にしていて、誤魔化さずにたっぷりとカシミアを使っています。
着ていただいたお客様には皆様喜んでいただいてます。
沢山着て洗濯も繰り返した時はよりフワフワな感触になるでしょう。
カラーはカジュアルなベージュと品の良いネイビーです。
ベージュはよりカジュアルな印象となる杢糸でネイビーが深みのある単色の生地になります。
カジュアルなデザインのニットですので、より気軽に着れるベージュとギャップを楽しめるネイビーは同じアイテムでも対照的で、単なる色違いとは思えない程印象が変わります。
ちなみにカジュアルなベージュ、とは言いますがやはり流石カシミア。
繊維自体にツヤがありますのでちゃんといいヤツ感はあるのが良いところですね。

ここで何故カシミアを気軽に着て欲しいのか、という話を。
まずはカシミアは動物性繊維。
過酷な環境をより快適に過ごすための毛なので、とても機能性に優れています。
その一つが吸湿性•消臭性。
不要な湿気は毛が吸収してくれるので、不快なムレも少ないです。
そしてスチームを当てればその吸収した湿気は外に放出されます。
湿気と共にイヤな臭いも一緒にバイバイしてくれます。
このおかげで洗濯やクリーニングはシーズンに一回すれば良いんじゃないかなと思います。
どうしても毛玉はできるのでブラッシングは必須ですが、洗濯しなくても良いのはとっても気軽じゃないですか？
そしてもう一つ、気軽に着て欲しいと思っている理由は生地の薄さです。
洋服で1番気軽に着るアイテムってカットソーなんかのインナーだと思います。
カシミアはインナーとして着れるくらい生地が薄くて機能的にもピッタリなんです。
なのでカットソー並みに気軽に着て欲しい。
上で言った吸湿性や消臭性もインナーとして必須の機能です。
もちろん極上の肌触りもインナーとして最適です。
そしてなぜインナーとして使えるくらい生地が薄いのか。
それはカシミアの保温性の高さです。
冬のインナーとして必須の条件なのが暖かさ。
カシミアは繊維の中でも特に高い保温性を持っていますのでインナーとして適した厚さのものでも十分に暖かいです。
ウールなどはハイゲージを除きどうしても厚い生地のものが多く、中に着るとゴワつきます。
カシミアだと薄手のジャケットやシャツにも合わせることが出来ます。
こちらの記事でも書いてますが、短くなった秋や春のせいで薄手のアイテムの出番が少なくなっているコトを本当に悲しく思っています。
カシミアをドンドン気軽にインナーとして着ることで、大切な洋服を沢山を着ることが出来るんですよね。

そんなことを考えていたらイレーヴからピッタリのカシミアが。
まさにドンズバな方のクルーネック。
袖口や裾にリブをつけずにまるで本当にロンTのように着ることができるバランスに仕上げています。
ロンT感覚で何も考えずに着てみてください。
腕まくったり、ラフに着ましょう。
勿論ロンT感覚で、というだけで上質な雰囲気はバッチリとあります。
首元などとても品があるバランスでヨダレもの。
前述したようにカシミア特有のツヤも一目でいいものとわかります。
ここら辺がとてもイレーヴらしいバランス感だと思います。

そしてヘンリーネックの方も。
こちらはリブ付きで溜まった生地の感じが良いです。
人によって漢らしく感じたり、可愛らしく感じたりします。
そしてなにより深く開く首元が良いアクセントとなります。
カシミアのヘンリーってそれだけでかなり珍しくて、可愛らしくて、飛びついちゃいました。
インナーとして着るとボタンを開けてるだけでレイヤードスタイルが完成します。
私は基本開けて着ることが多くなりそうですが、閉めてもいい感じです。
女性物のクルーネックカーディガンのようなキュッとしたバランスの首元で閉めると綺麗めな印象。
女性であり、男性物の古着もこよなく愛するデザイナーらしいアイテムに感じました。
ちなみにクルーネックも割とフィットする首元でしたが、柔らかなカシミアなので窮屈感は皆無です。

身長168cm どちらもSIZE4です。