今期のY

2024年10月7日 22:33

こんにちは、村上です。

今日のブログは今期当店でピックしたYのアイテムをご紹介します。
毎度毎度のことながら少数精鋭。
当店のピック基準は“店主が休日に着る洋服”。
いくつか買えないアイテムもあったのですが、
ほとんどアイテムは全て購入しており本当に汎用性が高いです。
何も迷わずに、サッと着ると様になるものばかり。
今季はわずか3型のみのピックですが、全部激しくお勧めします。

Y / NON MULESING WOOL KN P/O
color : navy
size : M , L
material : wool 100%
price : ¥29,700(in tax)

まずご紹介するのはノンミュールジングウールを使用したニットです。
こちらは完全に発注数を見誤りました。
めちゃくちゃ良い。
休日だけでは勿体無い。
一番の良さはシルエットです。
短めの丈にゆったりとした身幅のバランス。
袖のリブの長さも良い。
洒落てるバランス。
古着屋さんで探せば転がってそうなサイズ感ですがやはり現代用にバランスが整えられているものは良いですね。
そして何より古着の極太紡毛ウールは肌に優しくありません。
チクチクしていて着れたものではないです。
その分こちらは梳いて整えられた梳毛ウール。
細い梳毛ウールを多本どりしてニットで使うような太さの糸にしているのでなめらかさが段違いで違います。
チクチク苦手な私ですが、着れます。
見た目はめちゃくちゃ普通ですが、普通にめちゃくちゃ良いシルエットをしていて、実は普通ではない素材で作られてます。
結果、とんでもない頻度で着用することになるでしょう。
デザインが普通な分、さまざまなスタイルに取り入れやすく着る人によって印象がずいぶん違うのも接客していて楽しいポイントです。

Y / RECYCLE NYLON TAFFETA / RECYCLE POLYESTER FLEECE BZ
color : navy
size : M , L
material : nylon 100% polyester 100%
price : ¥46,200(in tax)

続いてはこちらのナイロンブルゾン。
こちらも短丈でゆったりとした身幅のシルエットです。
こちらのブルゾンが使いやすいだろうということは画像を見るだけで分かると思います。
コンビニへ行く時に、子供と遊びに公園へ行くときに、ちょっとした小旅行、通勤時…。
表地のナイロンは耐風・撥水加工を施してあるタフな素材であることも、デイリーユースとして使いたくなる後押しになりますね。
裏は毛足の短いフリース素材。
滑らかな肌触りと保温性を兼ね備えています。
裾はアジャスターで絞れるようになっていますので、お好みのシルエットに変えれたり、風の強い日は絞って風の侵入を防ぐことも出来ます。

ファッション的に好きな部分を上げれば、カラーと風合い。
ブラックでこのデザインだとありきたりな感じがしますが、明るめネイビーというところにグッときます。
ウィンドブレーカー的カラーでイケオジブルゾン。
風合いもよく、生地にハリとアタリがあるような表情です。

パンツはスラックスから軍パンみたいなカジュアルパンツ、ジャージまでなんでもあり。
トップスはシャツでもカットソーでもニットでも、というか、前を締めちゃえばなんでも良いです。
機能的でカッコよくて合わせやすい。
究極的なことを言うと、この冬はこれ一枚あればなんでもよい、という良い意味で“普通にいい服”です。

Y / ORGANIC COTTON / POLYESTER PADDING CO
color : navy
size : M , L
material : cotton 66% polyester 34%
price : ¥64,900(in tax)

最後はこちらのコート。
こちらは前2型と違い、今の私にはいらないかもしれない。
だって宮崎では明らかにオーバースペックだから。
ステンカラー型の中綿入コート。
故郷である島根県の浜風を思い浮かべながらオーダーしました。

撥水機能を持ち、多少の雨や汚れは気にならない機能性。
そして膝まで続く中綿で保温性は抜群です。
そしてコートの天敵といえば車でしょう。
コートを着ない理由に車で移動する際に煩わしいと回答する方も多いと思います。
このコートなら余裕です。
軽く柔らかいので脚を曲げても煩わしさはなく、シワを気にする必要もない。
乗り降りするたびに上着を脱ぎ着しなくてよいコートです。

そして肝心の見た目もかっこいいです。
経糸にオーガニックコットン、緯糸にソロテックスという特殊なポリエステルを使用したコットンポリエステル素材です。
ソロテックスは軽くて、柔らかくて、発色も良くて、多少伸びて、元に戻る素材です。
ポリエステルとナイロンとポリウレタンのいいとこ取りの様な素材。
ここに加工を施しシルキーな光沢とこなれた風合いを表現しています。
コットン66%とは思えない肌触りと光沢です。
ラグランスリーブによるナチュラルなショルダーラインとステンカラーの綺麗さ、ほどよい丈感。
一歩間違えばベンチコートの様になる中綿コートというアイテムですが、生地の表情と形の綺麗さによりデイリーに使えるカジュアルさと品の良さを両立しています。

とはいえ前述した様に南国宮崎では確実にオーバースペックな中綿コートというアイテム。
是非東日本や日本海側の寒い地域に住む方々やビル風に悩まされている方々、こちらのコートよろしくお願いします。