“satou” START!!
こんにちは、村上です。
もうすぐで梅雨が明けようやく夏が始まるというこの頃ですが、早いもので2024AWシーズンが始まっています。
当店でまずスタートしているのはULTERIORと今シーズンより新しく取り扱いをさせていただいている“satou”と“谷吹”の3ブランド。
satouからは一型のみのデリバリーですが、ブランドを体現するような定番アイテムですのでブランドの世界観を感じるのにピッタリの始まりだと思っています。
まずはブランドの紹介から。
satou(サトウ)
"A journey to find your roots"
デザイナー自身の記憶や故郷、ルーツから連想されるプロダクトを、日本の職人による伝統的な技法と素材を用い製作。
あるものに触れた時に呼び起こされる懐かしさや暖かさ。
日頃生活をしていると実際には触れたことがないモノを触ったりや見たこともない景色を見た際にもそういったノスタルジックな感情が生まれることが多々あります。
satouの洋服はデザイナー自身のルーツを起源とするアイテムが多いということでどこか懐かしさを感じる瞬間はありますが、実際履いてみるととても新しく、カッコいいです。
今回ご紹介するのは'gakuran wide slacks'。
まさにsatouを体現するとてもエモーショナルな一枚だとおもいます。
satou / gakuran wide slacks
color : black
size : M , L
material : polyester 100%
price : 29,700(in tax)
こちらは学生服でよく用いられるカシミアドスキン、通称カシドスという素材で作られたスラックスです。
デザイナーだけでなく、多くの男性の記憶にある素材では無いでしょうか。
ご自身で履いていたり、友人が履いていたり。
私自身は中・高と学生服でしたので6年間履いていましたが購入したのは計2本。
中学生の頃は昼休みに毎日鬼ごっこをしたり、高校の頃は陸上の練習したりバスケをしたり…。
それでよくぞ3年も持ったなと今考えると恐るべき耐久性です。
耐久性を持たせるためかなり目の詰まったハリのある生地。
このハリのある素材でスラックスを作るとこんなに綺麗なシルエットが出るのかと感動しました。
程よくワイドなストレートシルエットにセンタークリースが入っています。
腰回りは小さなインタックが入り窮屈さはありませんがスッキリとした見た目。
もちろんとても動きやすく、皆様の記憶通りシワも出来づらいです。
履いてみます。
マイサイズがありがたいことに売り切れておりますので、以前とった写真とLOOKから。
私は168cmでMサイズを履いておりました。
モデルさんはLを履いています。(お名前失念しました、すみません…。よくみる方ですよね…。)
カットソーやフーディと合わせておりますが、カジュアルなアイテムでも品よく纏めてくれます。
コートの下から見えるシルエットがとてもキレイですね。
個人的にはこの黒さがとても良いと思います。
この真っ黒さは新鮮です。
マチ入りポケットやボタンも可愛いです。
ポケットにはsatouのアイコンステッチが。
親が子に邪気や悪い物が憑かないようにつける「背守り」という文化からとったそうです。
自分がデザインした洋服を子供として見立てているデザイナーさんの想いにグッときます。
腰裏には八重蔵さんの綾織生地が使われており、柔らかい肌触りです。
デニムで有名な児島の地にて、50年以上2種類の生地を作り続けているのが八重蔵さんだそうです。
そのうちのひとつがこの綾織。半世紀以上愛された生地になります。
ちなみに児島は元々学生服の製造が有名でそこから技術が発展していきました。
色々と繋がっていますね。
生地やディティールに感じる懐かしさ・暖かさと履いた時に感じる新しさ。
satouをまず感じたい人におすすめです。
(あと単純にキレイな黒のスラックス探している方)
是非お試し下さい。
水岡
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