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夏でもシャツ派の方は是非読んでください


街を歩いていると既に半袖短パンスタイルの方を多く見かけます。

パタゴニアのバギーズショーツみたいな短めでアクティブなショーツに、ビッグシルエットの白T。

宮崎という南国の雰囲気ある地域だからか、
福岡に住んでいたときよりも断然多い気がする。



勿論、僕も盛夏の時期になると家に居るときやコンビニなんかに行くときはよくそういった格好をするけれども、お出かけの時は袖の長い洋服を着ることが多いです。

人によっては信じられないというような反応をされることも多々ありますが、
夏でも長袖派は沢山いるんじゃないでしょうか。

夏は何着ても暑いから好きなものを、日焼けが嫌、
通気性のある服を着れば日差しが直接肌に当たらない分むしろ涼しい…
などなど理由はあるかと思いますが、


メンズ服好きの中で一番多い理由は”色気がほしい”からではないでしょうか。


どうしても半袖は子供っぽく見えてしまったり、長袖の袖をまくっている感じが好きだったり…。

今日はオープン当時から店にはあったものの、個人的に夏に着たくて着たくてたまらなくって紹介するのを我慢していたシャツを2型紹介します!
(なんで一部サイズ欠けしてます…ご容赦ください…)


Aquellos Ojos Verdes BISHU / Amundsen twill Sleeping shirt
color :Greige , Prussian blue
size : 02,03
material:Cotton 62% Rayon 38%
price : ¥39,600(in tax)

ドレスシャツの本場南イタリアで習得した技法を用いて、地元尾州にて尾州で作られた生地を用いてシャツ作りをするAquellos Ojos Verdes BISHU(アケヨス オホス ヴェルデス 尾州)

こちらはスリーピングシャツというミリタリーアイテムをエレガントに…というアケヨスらしいアイテムです。
寝巻きとして使われていたスリーピングシャツですので元々リラックスしたシルエットですが、本格ドレスシャツの仕立てにより、より快適な着心地と美しい佇まいを両立しています。

以前に書いたアケヨスのシャツのブログにも書いているので既に読まれた方は読み飛ばしてもらえればと思いますが、アケヨスの特徴の一つとして袖付けはマニカ・スポスタータと呼ばれる袖の後付けを採用しております。

一般的に日本のシャツの袖付は裾から袖口まで一気に縫われているものがほとんどです。
効率よく縫える代わりに平面的な形になってしまいます。

アケヨスでは先に前身頃と後身頃を縫い合わせたあとに、そこから数センチ前側にずらして袖を縫い合わせています。
これにより腕は自然と前に振っていきます。
脱力して腕をだらんと降ろしていただくとわかると思いますが、腕は真横ではなく少し前側へ行くと思います。


“腕は曲がって捻れている“そんな人体の構造を念頭に置いたこだわりの造りです。

また、縫い代にもこだわりがあります。

肩の方から脇に向かって段々と縫い代が細くなっているのがわかるでしょうか。
仕上がりが美しいのと同時に、腕は下におろしていることがほとんどですから下の縫い代が細いことで収まりもいいんですね。
たいへん理にかなっていますが、どうやらかなり縫製泣かせの仕様らしいです。

袖口はアンティークのリネンシャツをイメージしてパフスリーズのような見え方を意識されたようです。
ボタンを留めないことでよりリラックスしたシルエットにするのもいいですね。
特に夏は空気の通り道ができるのでボタンを止めないことのほうが多いのかなと思います。

ボタンの美しさも目に止まってしまいますね。

使用されているボタンは琵琶湖産の真珠貝から作られた物。
混じり気ある色味から30年以上加工されずに保管されていたヴィンテージ貝…。
加工してみたらその混じり気のある色が最高の色味になりました。
1点1点表情が違うのでぜひ見比べてみてくださいね。

また、釦付けは、鳥足付けというイタリア伝統の付け方が採用されています。
鳥足にするとその釦の中心 が若干下にずれて釦に動きが出て付けやすいと言われておりますし、単純に見た目も他とは違った感じが出ていいですね。
また、時間は掛かりますが手付けで根巻きをすることにより釦が浮き上がっております。
これにより釦がつけやすかったり、釦を留めたあとも生地に影響が出づらくなります。
機械付けの何倍もの時間がかかりますがこういった細部のこだわりが集まってアケヨスらしいシャツができているんだと思います。

フロントボタンを留めて着るのもボタンの美しさが
相まってよいですが、外すのもラフな印象でいいですね。
根本のグリカンが良いアクセントになっています。

夏以外にはヘンリーネックのカットソーのような使い方でジャケットなどのインナーとしてお使いください。
普通のカットソーとは違う上品なツラしてるので重宝しますよ。

白糸のグリカンが映えます。
アンのDAYS JACKET(size01着用)

オーバーサイズという訳ではないアケヨスのシャツがめちゃくちゃ動きやすいのはこうした作りの工夫があるからですね。
是非一度着用していただきたいです。

裾脇には意匠を示すガゼットが手縫いで。
アケヨスのAではなく尾州のB、愛着の湧く仕様です。

生地は経糸にレーヨンフィラメント糸(長い繊維で作られた糸)、緯糸にシルケット加工を施したコットンを使ったアムンゼンツイル。
梨の皮のような細かい凹凸感がある生地。さらっと肌離れが良い生地で汗ばむ夏にピッタリです。
通常のアムンゼンだともっとガサッとしたものですが、レーヨンフィラメント糸とシルケット加工の施されたコットンによって滑らかで独特な光沢を発したとても上品で良い色に仕上がっています。
また今回の生地では通常では使用しないジャガード織機を用い、角度の急な逆綾目をミックスさせています。
不規則な凹凸のあるアムンゼンがより複雑で他で見ることのない表情へなっていると思います。
カラーは汎用性のあるグレージュと深い色味のプルシアンブルー。
白に近いグレージュはもちろん夏に合いますし、プルシアンブルーも他のブランドではなかなか見ないきれいで上品なカラー。
どちらもオススメです。




ちなみにアムンゼンという名前から、外国でできた生地と思っていましたがどうやら元々は尾州が発祥の生地だそうです。
アムンゼンという探検家が南極大陸点到達を祝して名付けられたんだとか。
尾州のアムンゼンとは、いわば本場の味ならぬ本場の生地です。
こういうのもより服に愛着が持てますよね。


身長168cm SIZE03着用
正直少し大きく感じました。
元々アケヨスのベーシックなシャツと比べると2サイズくらいアップした作りになっています。
Gorschのスラブ2インタックパンツMOSS( size82)
size02着用
アンのPULL PANTS-T (size02着用)
ドレープが美しいです。
撮り忘れましたが後ろ見頃はヨークもないシンプルな仕様で、
前と同じように動く度にドレープが現れてそそられます。
袖留めました。
夏らしくショーツ合わせ(私物)




Aquellos Ojos Verdes BISHU / Amundsen twill Band collar long shirt
color :Greige
size : 02,03
material:Cotton 62% Rayon 38%
price : ¥42,900(in tax)

40年代の英国のドレスシャツをベースにつくられたロング丈のバンドカラーシャツです。
深めに入ったスリットはポケットへのアクセスがしやすいだけでなく、横から見たときの美しさが良いです。

コチラのイエローストライプのシャツ、バンドカラーで私物購入したんですがめちゃくちゃいいです。
色違いで欲しくなる。
ジャケットの下に着る時はインしても良いし、前を開けてきても様になる。
上にも書いていますが、横からのシルエットが本当にキレイで、歩いている時に鏡があったらついつい見ちゃいます(ナルシズム発揮)

個人的に気分が上がるポイントが縫い代が本当にキレイで上品に感じるところです。
この生地だと特にキレイに見えます。



size02着用
アンのPULL PANTS-W(size1着用)
好きです。
後ろ見頃にはセンターにタックが施されています。
着丈が長い分ドレープも綺麗です。
わずかにいせ込まれている袖山


どうしてもカジュアルになる夏のスタイル。
涼しいながらも色気のあるコチラのシャツ、オススメです。
ちなみにこちらのデザインの効いたシャツドレスリネンのシャツも夏にピッタリなので合わせてご検討ください!



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