服って楽しいを再確認したシャツ/ ゴーシュ
洋服を購入する基準はありますか?
その基準で最近よく挙がるのが生地の良さってあると思います。
非常にわかります。
手で触った滑らかさであったり、希少性なんか聞くとつい食指が伸びますよね。
基本的に服好きの人ってオタク的要素も持っている方が多いと思いますので、使っている糸はどんなものだとかどう織られているのかっていうことは非常に気になることかと思います。
一方で、僕は一番大切だと思っている基準は
「いいな!カッコいいな!ワクワクするな!」
と洋服を始めて着た時に思う感情です。
今日は今シーズンで1・2位を争う程着た時にワクワクした商品をご紹介します。
Gorsch the merrycoachman / Stand Collar Solid Long Shirt
color :MOSS、RAMP BLACK
size : 48,50
material:COTTON 55% LINEN 35%
price : ¥41,800(in tax)
フランスヴィンテージのグランパシャツをベースに、デザインされたシャツになります。
こちらのジャケットとベストを紹介した記事にも書かれている通り、ゴーシュの2023年シーズンテーマは”鈴木盛久”という南部鉄器の工房です。
南部鉄器の過去の資料写真やヨーロッパのワークウェアを参考にしたゴーシュなりのワークウェアを作成しています。
なのでこちらもただのグランパシャツではなく、ワークウエアの要素が取り入れられたデザインになっております。
デザインセンス、ピッカピカです。
まずワークウェアやデニムジャケットに見られるように、前身頃の胸あたりで切り替えが入っており、ステッチが2重で施されています。
この2重のステッチは他にも前端や衿、アームホール、カフスなど随所に見られ、ワークな要素が感じられます。
ステッチワークは他にもみられポケットや前端の一番下部分などステッチでデザインが施されています。
ただそれらステッチはすべて細い糸で施されているので無骨にならず、むしろゴーシュらしい柔らかな印象を感じることができます。
糸はすべて生成りで統一されています。
密かに楽しみたい方はMOSSを、バッチリ目立たせたい方はRAMP BLACKをおすすめします。
今期のゴーシュのアイテムのアイコンと思っているウエスト脇のポケットも健在。
ジャケットとベストは後身頃から前へつながっているようなデザインでしたが、
シャツは前身頃からつながっているように後ろ側についています。
バックスタイルのアクセントにGoodかと。
また、参考にされたグランパシャツはプルオーバータイプが多く、そのほとんどにセンターにタックが入っていたようです。
開き仕様にしてあるこちらでもそのタックはあえて残してあります。
アクセントとして非常に愛着を感じられます。
袖のグリカンの上にもタックが入っております。
デザイナーの鈴木さんはよく「遊びで入れました」という言葉をよく使われています。
その「遊び」が所有者にとって他の洋服にない愛着を湧かせるんだと思います。
僕も気づいていない遊びがまだまだたくさんたくさんあるとおもいますのでぜひ探してみて頂きたいです。
ヨークの内側は別カラーの生地が使用されています。
ゴーシュのパンツのマーベルトと同じように着ているときには見えない自分だけがわかるポイント。
これも愛着のわくディティールです。
生地はコットンとリネンのスラブ生地。
太さにムラのある糸を使うことで独特の凹凸ができています。
薄手ながらハリがあり、しなやかな食感。
凹凸があることで肌にへばりつかずに汗のかく季節におすすめです。
洗うと糸も膨らんで風合いも増してくるでしょうからよりヴィンテージのような表情になっていくと思います。
RAMP BLACKは鉄器が剥離剤として塗られた炭に覆われた姿も美しく感じられたことからインスピレーションを受けたカラー。
MOSSは苔を表現した色ですが、モスグリーンのような色ではなく、グレーを足したような絶妙カラー。
それでは着用画像になります。
身長168cmでどちらのカラーも48サイズを着用しております。
いかがでしたでしょうか。
僕の感じたワクワクが少しでもお伝えできていれば嬉しいです!
オンラインストアはこちらになります。
水岡
〒880-0805
宮崎県宮崎市橘通東3−4−33第2矢野ビル3F
INSTAGRAM:mizuoka_miyazaki
TEL:080-3947-4947
open hour 12:00-18:30
時間外でもアポイント営業承っておりますので、お気軽にご連絡ください。