ウエポンを超えたウエポン ULTERIOR
極上のウエストポイント。
ULTERIOR / FINX COTTON WEST-POINT TUCKED PANTS
color : black , khaki beige
size : 3 , 4
material : cotton 100%
price : 47,300(in tax)
チノクロスを使ったパンツのことをチノパンと呼びますが、その中でも最上級と言われている生地が“ウエストポイント”、通称“ウエポン”。
ウエポンは米国陸軍ウエストポイント士官学校で履かれていたことから名付けられました。
士官学校、つまり未来の将校を育てる学校で、エリート中のエリートが集まる狭き門です。
日本で有名な卒業生はGHQ最高司令官であるマッカーサー元帥でしょうか(というかそれしか知らない)
他にも大統領とかもいるらしいです。
そんなエリートたちの為のパンツですから、一般のチノクロスとはやはり違いました。
チノクロスが単糸だったのに対して、ウエポンはより細番手の双糸(二本の糸を撚り合わせて一本の糸にしたもの)を使い、高密度に織っています。
一般的なチノと比べ、光沢とハリがあるウエポンはなんとも上品。
以前履いてたデッドのウエポン生地を使ったオフィサーパンツ、本当に使い勝手よかったな〜と思い出します。
さて、そんなウエポンを悠々と超えていくULTERIORのウエポンを見ていきましょう。
まず糸はフィンクスコットンを使用しています。
世界3大綿であるエジプト・ギザ綿の中でも最高の品質保証がされたのがフィンクスコットン。
まるでシルクの様な光沢と肌触りの良さが特徴です。
その最大の要因は手摘みでしょうか。
人の目で選び抜かれた質の良い綿を繊維が傷つかないように手で摘む。不純物も入りません。
手間のかかり過ぎるこの採集法はいまでは殆ど行われていません。
そんなフィンクスコットンを贅沢にも三子撚り(3本の糸を撚って1本の糸にする)にしています。
そう、つまりもうこの時点でウエポンを超えているのです。
名称があった方が分かりやすいからウエポンと呼んではいるけれど。
双糸より三子撚の方が優れているとは言いません。
生地の目指している方向性によりますし。
ただ、今回のプロダクトに関しては確実に三子撚の方が優れていると断言出来ます。
かなり高密度に織り上げられた生地はなんとも素晴らしい表情です。
コットン100%とは思えないシルクも入っているような光沢感。
反して質感はかなりハリのあるタフな生地。
チノらしくガシガシと気を使わずに使えるのもありがたポイントです。
シルエットもかなり綺麗にでてくれるので今回の形にもピッタリです。
質感はハリがありますが、表面はフィンクスコットンらしい滑らかな肌触りです。
洗いを繰り返して生地がクタクタになった時の表情も楽しみです。
より肌が幸せなんだろうな。
形はオーバーサイズのミリタリーフィールドパンツをベースに過剰なウエストを折りたたんでリメイクしたようなデザインのワイドパンツ。
かなり大きなポケットをリベットで小さく直した様なスラントポケット。
タックは過剰な生地を折りたたんだ様なデザインなのでかなり深いです。
半分隠れたコインポケットも細かいディティールで愛着が持てます。
ウエストはアジャスターボタンもありますのでベルトレスでも履けます。
私はウエスト細めの尻でかですが、ウエストはきっちりしまっておりながらお尻はゆとりがあるのでとても快適に履けます。
ウエスト細い尻でかの人おすすめです。
リサイズしたようなイメージソースで作られたパンツですので分量感はたっぷりですが、不思議とシルエットはすっきりしているのが流石です。
ストンと落ちる様なストレートに近い形でワイド過ぎずに品があります。
着てみます。
168cmでどちらもSIZE3を履いています。
オリジナルらしいベージュカラーもBLACKもどちらも捨て難いですね。
どちらのカラーにも言えますがやはり光沢感が尋常ではなく、まず他にはない高級感があります。
言うの2回目ですが、ほんとにシルク入ってない…?
この光沢がこれからの季節に本当に良くって、冬になった時なんかガサッとした質感のアイテムが多くなるのでその時に光沢感があると品が生まれるのがありがたいんですよね。
カジュアルアイテムらしいストレスフリーな着心地。
ガシガシと色々と気にせずに着れる耐久性。
かつ、生地・形含めどこか品がある姿。
これ、ほんとによく履くとおもいます。
パパさんなんか特におすすめです。
是非ともお試しくださいませ。
水岡
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