海藻学者・新井章吾氏「流域改善workshop」
2024年7月に長年の海藻や海中の研究から「陸域から海中までの地下水を通した栄養分や酸素の供給が、海中の環境改善に大きな役割を果たす」との考えのもと、川底や海底の地下水の存在を可視化するワークショップや講座などを全国で行われている海藻学者・新井章吾氏をお迎えし、神奈川県・三浦半島の湘南国際村〜相模湾を流れる関根川と河口の相模湾の海岸にて川底・海底に新井さんお手製の湧水採取器を設置して採取し、陸〜川〜海底への地上を流れる水の流れの他に地下水が海底に流れ海中で湧水として湧き出していることを確認しました。
ただ、電気を使うようになって山から木や枝を切って薪として使うことがなくなり、人が山に手を入れず暗くなりすぎていることや、コンクリートやアスファルトなど固い構造物を多用する開発により、地上の水の流れも地下の水の流れも分断されているため、陸域も海中も植物、生き物、海藻などが激減している現状、その現状の回復のためには矢野智徳さんや高田宏臣さんなどが施行されているような環境土木の手法が有効であるとのお話を伺い、私たちがこの流域でどんな作業をすべきかがさらに明確になりました。
下記はダイジェスト動画です。
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