あなたの コトバは わたしの ココロに 【企画参加】#3行短文リライト
今回の作品は、企画参加のため、過去作品を指定の「3行短文」形式でリライトしたものです。詳しくは【あとがき】で。
最後はnoteに出会って復活するのですが、途中、私の心が病みかける表現があります。心の浮き沈みの激しいかたが読むと、息苦しくなるかもしれません。心を健やかに保つためにも、どうぞ無理をしないでくださいね。
なみだが ぽろぽろ あふれて ぽろぽろ
ココロを ひろって カケラを つなげて
なみだが ぽろぽろ ぬくもり ほろほろ
わたしの ココロは わたしが すくって
・・❅・ ・・❅・ ・・❅・ ・・❅・
・❅・・ ・❅・・ ・❅・・ ・❅・・
・・❅・ ・・❅・ ・・❅・ ・・❅・
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わくわく ドキドキ すべては タナアゲ
ウィルス まんえん カンセン タイサク
ケイカク すべてが くるった はるのひ
わたしの ココロは ひとまず タナアゲ
ガクセイ シツモン メールで タイオウ
「パソコン かっても ネットに つなげん」
センセイ シツモン メールで タイオウ
「おへやに わすれた マニュアル おくって」
アサから バンまで メールが ジャンジャン
ヨナカの 2ジでも ヘンシン サイソク
コウタイ キンムで ショクバに シュッキン
こんどは デンワが えんえん トゥルルル
ガクセイ センセイ ゼンイン コドクで
パソコン ながめる マイニチ ジタクで
だれかと つながる ジッカン もてずに
ひとりで こまって ひとりで つらくて
わかるよ ひとりで ふあんで コドクで
わかるよ まってる ヘンシン おそくて
ついつい ムカつき コウゲキ サイソク
メールの ミドクが たまって たまって
ひとりに よりそい ふたりに よりそい
ガクセイ よりそい センセイ よりそい
あなたに よりそい だれかに よりそい
わたしの ココロは タナアゲ タナアゲ
コドモも タナアゲ ゴハンも タナアゲ
2ジカン ねむって まよなか シャワーで
キョウは ザイタク アシタは ダイガク
アサッテ ザイタク いつまで いつまで
ドヨウの ヤスミも メールで タイオウ
ニチヨウ まだまだ ミドクが つもって
アシタは ゼンキの コウギが はじまる
イソイデ イソイデ マニアウ まにあう?
ココロが フリーズ ・・・・ ・・・・
・・・・ ぬくもり プリーズ ・・・・
・・・・ ・・・・ ココロが ゆっくり
しんでく ・・・・ ・・・・ きがした
おふろに ・・・・ はいって ・・・・
・・・・ コンヤは ・・・・ やすもう
さいごに ・・・・ カクニン ・・・・
・・・・ スマホを ・・・・ カクニン
ミスチル ・・・・ プレミア ・・・・
・・・・ コウカイ ・・・・ ライブの
ツウチを ・・・・ みつけて ・・・・
・・・・ ベッドで ・・・・ イヤホン
・・・・ ・・・ー ー・・・ ・・・・
・・・・ ・・・= =・・・ ・・・・
・・・・ ・・*@ @*・・ ・・・・
・・・・ ・・・T T・・・ ・・・・
なみだが ぽろぽろ あふれて ぽろぽろ
なぜだか ぽろぽろ あふれて ぽろぽろ
メンバー えがおで オンガク あふれて
てをふる カンキャク えがおが はじけて
みている わたしに なにかが ながれて
なみだが ぽろぽろ あふれて ぽろぽろ
しらない ナニカが しみこみ ひろがり
なみだが あふれて まくらを ぬらして
なみだが ぽろぽろ あふれて ぽろぽろ
ココロを ひろって カケラを つなげて
なみだが ぽろぽろ ぬくもり ほろほろ
わたしの ココロは わたしが すくって
・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・
・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・
・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・
・・・・ ・・・・ ・・・・ ・・・・
ココロを おろして タナから おろして
コトバを つむいで note に つづって
あなたの コトバは わたしの ココロに
わたしの コトバも あなたの ココロに
ことばを つむいで ことばを とどけて
リボンを ほどいて ことばを うけとり
わたしの こころは あなたの となりに
あなたの こころも だれかの となりに
あきやまやすこさんの #3行短文リライト 企画により、この作品をリライトしたものです。↓
【あとがき】
2020.10.12.追記
投稿当日、コメント欄でご指摘いただき、初めて気づきました。
この作品が、#3行短文リライトの要件を満たしていないことに。
そもそも“3行”短文なのに、それに募集記事も確認したにも関わらず、
私は思い込みで4行にしてしまっていたのです。
一番大切な形式の部分を間違えるとは、あるまじき失敗。なんという失態!
企画主のあきやまやすこさんに、深くお詫び申し上げます。
3行短文、3行短文、と連呼しながら、書いたのは4行。
私よ、なぜ気付かない!
穴があったら入りたいところですが、出来上がった作品は気に入っています。
みなさまから、温かいコメントも頂いています。
「この過ちも含めて、私」ということで、お尻丸出しの恥ずかしい姿のまま、公開処刑にしておきます。
それでは・・・冒頭から間違っている解説を、笑ってお楽しみください。どうぞ!(笑)
あぁ・・・恥ずかしい。
参加要件ではないのですが、あとがきという名の解説です。
3行短文は、4音または4字 × 4 × 4行を、ひとつの連とする形式の散文です。
やすこさんは3行短文に出会って以来、この形式の作品をたくさん発表されています。
その作品を読んでいると、この形式がリズムよく前へ前へ進んでいくパワーを持っていることに気づかされます。
私がこの形式に出会ったのはやすこさんと同時期なのですが、私はこの形式で言葉を綴ることをずっと避けてきました。
その理由は明白です。
この4音または4字というのが、案外難しいんですよね。
短歌や俳句はたしなみませんが、五七五の韻律に慣れていると4音は短い。かといって、4字に何もかもを落とし込むのは、難しい。
文節の途中を、4音や4字で区切られるのも、自分のスタイルには合わない。
だから、避けてきたのだと思います。
今回は、自分の作品を3行短文でリライトするという企画でしたので、とうとう、その避けてきた3行短文と真正面から向き合いました。
まずはリライト対象の作品選びです。
久しぶりに自分の過去の文章を読み返して、すこし世の中が落ち着いた今だからこそ読んでいただけたら・・・と思った作品にしました。
休みなく寝ても覚めても仕事をしていた3〜4月のあのメンタルを思うと、今でも苦しくなりますが、軽快な3行短文のリズムを借りてあらためて咀嚼し、軽くして消化し、ついでにnote讃歌に昇華してしまおうという趣旨です。
リライトするうえで、個人的な趣向として決めたルールは以下の3つです。
➀4字ではなく、4音で書く。
➁見た目をある程度整えるために、漢字は使わない。
カタカナとひらがなの表記は、読みやすければどちらでもよし。
➂4音ずつの単位にしていくなかで、文節をまたがせない。
➃内容に応じて、無言の「・・・・」を使ってみる。
➁については、すこし迷ったんです。
最初は、メンタルが弱ってきた場面はすべてカタカナ表記、メンタルが復活してきた場面はすべてひらがな表記にしていました。
そうすると、やばい感MAXにはなるんですが、カタカナばかりになった瞬間、急に読みにくくなるんですよね。
するっと読めないから、イライラしちゃうんです。
これは、ひらがなばかりの表記においても、よく似た現象が起きました。
今回の作品では、読んでいて無用なストレスを感じたくないので、カタカナとひらがなの表記は、感覚的に読みやすい表記を意識しました。
➃は音楽の休符と同じです。
「音がない時間」も、表現のひとつとしてデザインしました。
ココロの停止、思考の途切れ、時間の経過を込めています。
実際に書き始めてみると、避け続けてきたのにも関わらず、予想外にするすると言葉が出てきたので、ホッとしました。
読んでみるとやっぱり、この4音ずつのつながりがリズミカルなんですよね。
扱っているのは重苦しい気持ちなのに、軽やかに読めてしまう。
3行短文という形式の良さを、実感しました。
この形式を提唱したのは、zep0814 i理昭さん。
その形式を紹介して、やすこさんが書くきっかけになったのは、しめじさん。
この3人のおかげで、こんな企画ができたのです。
参加して、リライトしてみて、楽しかったです。
やすこさん、ありがとうございました!
企画の内容は、こちら↓ 10月18日(日)までだそうです。よろしかったら、ぜひ♪
2020.10.12.追記
みなさまは、ぜひとも「3行」で!(笑)