参加作品のご紹介⑭ #あなたへの手紙コンテスト
先月募集しました #あなたへの手紙コンテスト 、全部で100作品の素敵なお手紙やエッセイ・小説をお預かりしました。ご参加いただいた作品は、マガジンにピックした後に、すべてTwitterにて帯をつけてシェアしています。Twitterは使わないという方や、いろんな作品をまとめて読みたいという方にも楽しんでいただけたらうれしいので、noteでも順にご紹介していきますね。
No.66 ■ 最後のお弁当
娘への初めてお弁当から十数年、今日は最後のお弁当の日。気合を入れて昨夜から仕込んだおかずを、愛と思い出といっしょにお弁当箱へ詰めこむと、これまで娘と歩いてきたさまざまな子育ての季節が思い出されて・・・。娘への応援と巣立ちの淋しさが入り混じって、せつなく温かい小説です。
No.67 ■ 会いたくて
強い雨の日は疼くのです。それは、何年も前のあの日、強い雨が降っていたから。求めるのは、ふたりきりで見つめ合う逢瀬。ひっそりと心に沈めた「あなた」への愛は、内側から「私」の身を焦がして・・・。おとなだからこそ抱く、湿度と熱を孕んだ秘密のお手紙です。
No.68 ■ 硝子の手紙
いつもていねいに挨拶してくれる「君」に想いを寄せるようになった頃、君は遠くへ行ってしまいます。別れのとき、差し出された君の手を「俺」は握ることすらできなくて・・・。また会えるかすらわからない君に、俺が準備した手紙とはいったい? 閉じこめた想いがせつないお手紙です。
No.69 ■ あなたの夜に届きますように
名前も顔も知らないけれど、noteの街で見かける「あなた」はとても魅力的でした。行間ににじむあなたの人柄に、「私」は次第に惹かれていって・・・。体調不良を抱えるあなたへ、祈りと思いを綴ったお手紙です。後日談ですが、実は「あなた」本人から、コメント欄にお返事が届いています。
No.70 ■ あの頃
生意気だったあの頃、不貞腐れながら生きていた「わたし」を先生は認めてくれました。それは当時から誇らしく、今の自分にも影響を与えていて・・・。あの頃よりもすこし大人になったわたしが、先生に伝えたいこととはいったい? 多感だったあの頃にワープするようなお手紙です。
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お楽しみいただけましたでしょうか?
11月は奇数日の20時に、5作品ずつ公開しています。
続きはまた次回にお送りしますので、どうぞお楽しみに。