参加作品のご紹介⑩ #あなたへの手紙コンテスト
先月募集しました #あなたへの手紙コンテスト 、全部で100作品の素敵なお手紙やエッセイ・小説をお預かりしました。ご参加いただいた作品は、マガジンにピックした後に、すべてTwitterにて帯をつけてシェアしています。Twitterは使わないという方や、いろんな作品を一度に読みたいという方にも楽しんでいただけたらうれしいので、noteでも順にご紹介していきますね。
No.46 ■ いくつもの夜をこえて
手紙を書こうと思いたったとき、真っ先に思い浮かんだのは、近ごろ職場復帰したばかりの「あなた」でした。あなたに直接 声をかけて伝えるのは控えるけれど、この想いだけは届けたくて・・・。「私」とみんなの想いと祈りでふんわりと羽毛のように包みこむ、温かいお手紙です。
No.47 ■ みんな元気やで
ゆるされた面会時間は、たったの15分。3歳の娘をつれて新幹線で会いに行ったのは、施設で暮らす祖父母でした。この禍のなかでも決行したのは、あのときの後悔を繰り返したくないからで・・・。「お母さん」にやさしく語りかけるお手紙です。
No.48 ■ ラブレター
ちいさな折り紙のうらや裏紙に書かれた、ぎゅっと想いのこもったラブレター。思わず顔がほころんでしまうような可愛い手紙を書いてくれた娘も、いつしか反抗期を迎えて・・・。鉛筆をにぎるちいさな手を想像してしまう愛らしいシーンのつまったエッセイです。
No.49 ■ かわうそ物語
お父さんの亡くなる2週間前。彼の語る思い出の物語を録音させてもらったのは、虫の知らせだったのでしょうか。お父さんのぬくもりの残る物語と、お父さんが目の前にいないという現実。ふたつの世界を行き来しているうちに、涙こぼれるエッセイです。
No.50 ■ 拝啓、この手紙を読んでいるあなたはまだ店舗でパワハラをしているのだろう
「私」にパワハラをしていた店長への、復讐のお手紙です。機関銃のように繰り出されることばの強さは、「私」の受けた痛みの強さなのかもしれません。4年経ってもなお血を流し続ける「私」の生傷が、一日も早く癒えますように。そう祈らずにはいられないお手紙です。
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今回で参加作品のちょうど半分をご紹介し終えたところですが、いかがでしたでしょうか? 11月は奇数日の20時に、5作品ずつ公開します。続きはまた次回にお送りしますので、どうぞお楽しみに。