可愛いは呪い。
突然ですが、
うるちゃんは割とメルヘンで可愛いものが好きです。
フリルとかリボンとかお花とか、
そういうものが大好きです。
プリキュア、マイメロ、カードキャプターさくら、シュガシュガルーン‥‥
永遠に好きです。
お洋服も、
フリルとリボンがたっぷりのロリータやら、
回ると広がるスカートやら、
シフォンの素材のふわふわしたものが大好きです。
そういうものが似合う人間になりたいなって、
常々思ってます。
ただ、現実はそうもいかない。
顔つきが元々キツめなので、
甘い、可愛いものが似合いません。
パステルカラーなんて一番苦手。似合わない。正直。
性格的にも、
マイメロ、ふわふわ、マカロン、リボンみたいなキャラではない。
似合わない。けど、好き。
可愛いものが好きで、
可愛いものにまみれて生きていたいし、
可愛いものが似合う女の子でありたいと思ってます。
アイドルやメイドさんをやるようになって、
時たま、存在自体が可愛いの塊みたいな、
生きてるだけで可愛いし、
可愛いものが似合うでしかない人に出会うことがあります。
正直、めーっちゃうらやましい。
自己満足で、
「もしかして今日の自分、可愛いのでは?」
って思えるような姿になっても、
その子達には敵いません。
単純に凹む。
あと、昨日の自分とか、過去の自分と比べた時もそう。
自己満レベルでも、今日の自分がその時より可愛くない、なんか調子悪いってなるともう、無理。
めっちゃ凹む。
その日一日の気分も、
その先1週間の気分も、
可愛くいられてるか
可愛いものに囲まれてるか
で、決まると言っても過言じゃありません。
可愛いは、毎日付きまとってきます。
可愛いって大変。
私の好きな映画のひとつに、
「おんなのこきらい」
という作品があります。
主人公は、可愛いを絶対と信じる、
とてつもなく可愛いけど、性格最悪な過食症気味なOL。
自分は可愛い。絶対に可愛い。
なのに肝心なところは上手くいかない。
幸せになれない。
女の子の、「可愛い」の、ドロドロした綺麗じゃない部分を描いたお話です。
そのお話の中のセリフで
「可愛くしてるのは好きな人のため」
「1番になりたいから可愛くしてる」
「女なんて可愛くないと見てもらうことすら出来ない」
という言葉があります。
主人公は、
周りの誰もが認めて、異性にチヤホヤされまくりレベルの可愛いなのに、
更に可愛くあることを追い求めてる。
どれだけ元々可愛い子でも、可愛くなりたい。
それは、自分のためであり、
自分を可愛いと言ってほしい人のため。
もし、可愛いと言ってほしい人に
可愛いと言われても、
可愛いと言われ続けたいし、
またもう一度言ってほしい。
可愛いには際限がないのです。
故に求め続けるのです。
そして、
可愛いという概念がある限り、
可愛いに捕われ続けるのです。
可愛いは呪い。
ほんとにそう思います。
もしかしたら、
私が羨んだ可愛い子達も、
同じ呪いにかけられてるのかもしれません。
今日もまた、
うるちゃんは可愛いの呪いに囚われ、
服が決まらず、メイクに迷います。
身の周りの可愛い子と自分を比べて、
落ち込みます。
最近可愛くなった子を見て、
少し卑屈な気持ちになります。
それでも可愛くなりたい。
可愛いが似合う人になりたい。
一生可愛いの呪いにかけられたままでしょう。
だからせめて、
自分の思う可愛いに自分がなれるように頑張ろう。
『君もかわいく生きててね(絶対彼女/大森靖子)』
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