ハ ー ト の 型 の 外 側 へ
日曜日、手塚美楽さんの作品を見に行った。
P.O.N.Dの会場には色んな人がいた。コワレモノみたいに恐る恐る会場に分けいってゆく親子、作品の前でかっこよく自撮りを決めているカップル。作者らしき人物が、来場者と静かに熱く話し込んでいる姿など。ほどよくにぎやかだった。
真っ白で四角いパーテーションではなく、布で作った水たまりみたいなもので会場が区切られている。多様な作品群が黄色から見え隠れしていて新鮮なきもちになる。
手塚さんの作品は会場の奥にあった。
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型抜かれた(野菜の)方が自分に近いと感じること。
だから(型抜きした野菜も、型抜きされた野菜も)両方食べちゃえばいいんじゃないかという言葉。
ワタシはこの部分の考えに触れられただけでも、渋谷にきた甲斐があったと感じた。
食品サンプルがとても精巧で美味しそうで「この部品が無ければ作動しない放置」に見え(映像との一体感と必然性を感じ)、よかった。
展示は今日までです。
ぜひ原文に触れましょう。
原文に触れられるのは自分だけ。