フォローを外される安堵感～優からの伝言～episode3

あなたはTのことを知っていますか？
ここは彼の被害にあった者たちが伝言を置く場所。

Tの歴史episode3

ここで優の言葉を代筆するのは水の者である

『やっと解放された・・・』

それはTにブロ解されたとの安堵の声だった。(※ブロ解…相互でフォロー解除する操作)

Twitter上で交流のある優の口からそれが出た時

何事なのだろう？と、わりと驚いたのが記憶に残っている。

仲の良い二人の間に”何かが”あったのだということがわかった。

優はTへの恐怖心に支配されてしまっているようだ。多くを語ろうとはしない彼女の様子から、私たちは事の重大さを悟った。

ただ優はTから貰ったメッセージのスクショを見せてくれた。

『SEXしませんか？』

その一言が綴られていた。

”優の恐怖の始まりはそれなのだ”ということは理解できたのだ。

しかし事の成り行きの全てを彼女から引き出すことは躊躇われた。

”語れる精神状態ではなさそうだ”

私たちにはそう見て取れたから。

フォローさえ外せない支配

TからTwitterのフォローを外して貰えた！

それに気づいた優は、瞬時に震える手で彼のアカウントをブロックした。

『やっと解放された』

彼女のこの言葉の意味を、今の私ならば理解できる。

なぜなら私も同じことを思ったから。

一度でも心を許し交流を交わした相手は、こちらの細かな情報を持っている。

こちらから縁を切ると、プライドの高いTはどうなるのだろう？

良好な交流をしていた頃の思い出でもあるメールのスクショなどをSNSで晒されるなどの嫌がらせは、定番中の定番であり、そして彼は確実に実行するだろう。

それだけに留まらず、もっと暴走したら？

想像しただけでおぞましい。

他者を支配する人間に、『なぜ私のことを支配するのですか？』と問うても、ポカンとするだけ。

それが習性なのだから

何の疑いもなく人を支配するのが当たり前な者達に近づいてはならない。

そして私はやっと解放された。

問題を起こしてはアカウントを削除し姿をくらますTの、私たちが知る最も初期のアカウントでのエピソードだ。『僕は薬の副作用で覚えていないんだ』と、彼はまた言うのだろうか？…しらんけど。

episode4