スコットオイラーxシステム2導入 ホンダ400x 17年式
悲願であったスコットオイラーを導入した。チェーンがほぼメンテフリーになり、油切れによるフリクションロスの増大を防止し、チェーンとスプロケの寿命を5万キロ以上に伸ばす魔法の様な装置。それがチェーンオイラーだ。
しかし、魔法を使うには相応の対価が必要というのが世の常だ。
なんと1セット4 万もする!
今回、円安物価高でいつ値上がりするか分からないため、多少無理して購入する決断をした。
正規代理店のツアラテックでは無いところで購入したため、補償受けるには本国とやりとりしないといけないが、まあそうそう壊れる様なものではないと判断した。ツアラテックが楽天に入ってたら正規で買ったんだが・・・。
開封
届いた箱はメタボコに潰れてて笑った。外箱のガムテープも再梱包された感じがあった。これ返品された奴そのまま送って来てないだろうなw?クジラレーシングさんよ^o^;?
内容物に欠損、欠品ないようなので取り敢えず組んでみる。
公式サイトに取り付けに関する情報が豊富にあるので、Google翻訳片手に参照してみると良いだろう。
筆者の不人気車である400x(海外名500x)ですら、取り付け参考画像などの情報があって驚いた。検討中の方は是非ご自分の車種の情報を見て取り付けイメージを膨らましてみてはいかがだろうか?
早速取り付け
マウント取り付け
タンデムステップのフレームにマウントをインシュロックで取り付け。マウントから本体をスライドして外す事ができるのだが、狭すぎて無理そう。一回つけたら外さないので別にいっか。
バッテリーに接続
配線をうまい事ひき回してバッテリーに接続。時計と同レベルの待機電力消費があるらしい。xシステムは車体の振動を感知して自動でポンプが作動するので、チェーン下がオイル水溜りという事にはならない。
インジェクターの組み立てと取り付け位置決め
まずはマウントとインジェクターを組み上げてどの辺に、どの角度で、ステーの曲げ角はどれぐらいかをイメージする。ステーは凹の底側(平たい方)がスプロケ側。逆にすると曲げる時マウントに引っかかる。
また、インジェクターの針が斜めにカットされているが、穴が露出してる方を外向きにするらしい。スプロケから汚れやホコリ拾って穴が目詰まりしないようにとのこと。
スイングアーム拭き上げ、インジェクターマウント貼り付け
スイングアーム周辺を念入りに拭き上げ清掃。ハヤトールという泡洗浄剤がオススメ。ウェスで綺麗に拭き上げたら、付属のイソプロピレンウェットティッシュでいよいよ本拭き。乾いたらマウントを貼り付ける。
本体にチューブ接続
ホースを適当に付属の両面テープつき保持パーツで固定して本体と接続。ホースジョイントは一度ホースに刺すと、2度と取れないのでは?ってぐらい固いので、長さはしっかりと調整してジョイントを挿そう。ラジオペンチ程度では歯が立たなかったので、ちょっと長いがそのままにした。
オイル充填
セッテイングが済んだらオイルを充填していく。本体のタンクキャップは刺さってハマってるだけなので、グリグリ引っ張ると開く。オイルを付属の注入ホースで接続し、逆さまにしておく。説明書では勝手に吸い上げると書いてるが、そこまでの力は無い。
電源入れて、雫ボタンを押すとポンプが起動して吸い込む。インジェクターからダラダラとオイルが先走ってくるのでウェスなどを置く事。タンクが満タンになるまでに10mlぐらいは排出される。
オイル滴下量設定
オイル設定は120秒で一滴でスタートしたが、それでも多かったらしく、タイヤに飛んでた。
とりあえず、1番少ない設定で様子見。しかし、LEDの点滅だけで吐出量確認するのはややこしい。
初めはカラカラシャラシャラいって、チェーンの感触が良くなかったが、油が入れ替わってきたのか1時間走るとだいぶ馴染んできた。
チェーンの表面が薄ら濡れて輝いている。
あとがき
片道100km走るともう距離ガバ勢らしい。泊まりの長距離ガバガバツーリングをやってると、荷物を減らしたかったり、チェンクリめんどくさかったり、雨降ってきてチェーンオイル流れたり、単純にオイル切れしたりと色々ある。
金さえ払えばコレらを解決できるし、ベルトドライブやシャフトドライブにタメを張るメンテフリー感が得られると考えれば、車種選択の幅も広がり、かえって安上がりかもしれないですね。
チェーン+スプロケ交換だけでも工賃込みでどう安く見積もっても3万はかかるかと思うので、パーツ寿命延命と時短による労務費軽減効果で実質お金が儲かる計算だ(余暇の時間に労務費計算もどうかと思うが)。
コレはもう導入するしかないな!君も小銭を握りしめてツアラテックに駆け込め!