Welcome Back
遠い夏の記憶が 今も胸に切なく光る
言えなかった言葉のカケラ 守れなかった約束が
遥か大陸の彼方には 何かがあると信じてた
平凡すぎた故郷の日々 ふりほどいて飛び出した
この星は丸い 悔しいほど丸い
歩いても 歩いても 自分の足跡にたどりつく
Welcome Back 君が君を失くした場所へ
Welcome Back 君が君と出会った場所へ
届かない 追い越せない 巡りゆく季節の中で
どこまでも 果てしなく続くMemory
遠い夢のささくれが 今も胸に鋭く痛む
慰めあって 罵りあって 愛して憎んで傷つけた
きっと僕ら 急ぎすぎた 一度に全てを求めすぎた
大切すぎて 捨て切れなくて 握りしめては壊してた
この空は青い 哀しいほど青い
見上げても 見上げても あの時の涙が目に映る
Welcome Back 君が君を裏切った場所へ
Welcome Back 君が君を許した場所へ
選べない 飛び越せない 時代の陽だまりの中で
いつまでも 果てしなく続くMelody
帰り道がわからないなら 目の前の道をゆきなよ
帰り道を探してるなら まっすぐその道をゆきなよ
だって この星は丸い 嬉しいほど丸い
迷っても 迷っても 懐かしい瞳に巡りあう
Welcome Back 君が君を失くした場所へ
Welcome Back 君が君と出会った場所へ
Welcome Back 君が君を失くした場所へ
Welcome Back 君が君と出会った場所へ
届かない 追い越せない 巡りゆく季節の中で
どこまでも 果てしなく続くMemory
*1997年、当時勤務していたスイス公文学園(KLAS)の卒業生のために作った歌です。KLASは全寮制で、教職員も全員が同じ村内か寮内に住んでおり、学校全体が一つの生活共同体といった感じでした。家族的な一体感も強く、それだけに卒業時の感慨もひとしおでした。というわけで、当時は毎年のように卒業ソングを作っており、その中の1曲です。
Welcome Backは「おかえりなさい」という意味。それぞれの行く道は、どこかで帰り道につながっているんだというイメージです。年齢を重ねても、あるいは年齢を重ねたからこそ、改めて実感される思いなのかもしれません。
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