水野トモ

好きなもの:本、マンガ、コーヒー、パン、登山、うつわ 島根→広島→北京→東京→セブ島→福岡→東京→福岡

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  • 特別養子縁組

    うちは特別養子縁組で養子のヨーヘイを迎えました。養子に関する記事をまとめています。

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うつわを選ぶときに気をつけていること

うつわが好きになったのは中国留学中だから、そろそろ20年になる。 中国の博物館に展示されていた磁器の美しさに魅せられて、各地を旅行するたびにその土地の博物館で磁器を鑑賞し、茶器やお皿を買ったりもした(割らずに持って帰るのが一苦労だった)。 中国磁器が根底にあるから陶器よりも磁器が好みで、波佐見焼と砥部焼が好き。特に波佐見焼は福岡から1.5時間ほどで行けるので、行けるもんなら毎月でも行きたい。 残念ながら食器棚に空きがなく、行ったらぜったいに欲しくなるので、行くこと自体を自重

    • noteの連続更新90日達成。自分を全力で褒めることにした

      今日でnoteの連続更新90日。区切りの日なので感じたことを書いておこう。 今日7月15日は福岡の人にとって特別な日。2週間続く山笠祭りのクライマックス「追い山笠」の日だから。 偶然だけど、90日目がこの日になったのは感慨深い。 自分のことを「よーしよしよし!」って全力で褒めたい 犬をわちゃわちゃになで回す感じでお願いします。 ここの小見出し、「ちょっと好きになった」とか「認めてあげようと思った」とか、控えめな感じにしようと思った。 たいした文章じゃないし、考察が中途

      • noteの連続更新そろそろ3か月。続けてよかったことは

        今日でnoteの連続投稿89日目。 連続投稿の目標を決めて始めたものではないけど、なんとなく90日が1つの区切りだと思っているから振り返りを書いてみようと思う。 noteを続けて一番よかったのは、「時間が溶け る」感覚がなくなったこと。 「時間が溶ける」って近年聞くようになった言葉だ。SNSで関連の投稿を次々と見て、気がついたら30分経っていたってあの感覚を「溶ける」と表現するとは絶妙だ。形があったはずのものが、輪郭がぼやけて、いつの間にかなくなっているーー思いついた人は

        • ニトリに行ったら店員さんの対応まで「お、ねだん以上。」だった

          育休中のうちに、食器棚とベッドを買い替えたいと夫と話していた。 つい先延ばしにしていたが、もうデッドラインが見えている。さすがに動きださないと間に合わない。 先日ようやくニトリに行った。 ネットで他のショップも見てみたが、やはりニトリという結論になった。 うちは転勤族。日本の住宅事情を汲んでくれていて汎用性が高く、引っ越しで分解して運びやすいのはニトリ様なのだ。 食器棚もベッドも、わたしはネットで事前に調べていた。わざわざ店舗に行ったのは、画面では分かりにくい質感や、実際

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        うつわを選ぶときに気をつけていること

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          13本

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          日記と公開日記の違いは「そこに読者はおるんか?」

          3日前に、過去の日記を捨てるか迷っているという記事を書いた。 そのときに気づいたのだが、わたしは過去の自分の文章すべてを黒歴史と思っているのではないみたいだ。 同時期にやっていたmixiなら目に入っても大丈夫だ。 8年前、実家で飼っていた犬のアルの思い出を書くために、それこそ大学生~社会人数年目のときのmixiを掘り出したことがある。 最初は直視するのが怖くて薄目で読んでいたが、大丈夫なことに気づき、調子もでてきて「なかなかいいこと書くじゃん」って他の投稿まで読んでしまっ

          日記と公開日記の違いは「そこに読者はおるんか?」

          思い出の味との再会と、また別れ

          住みやすい街と高評価をいただいている福岡。 九州の中心であり、人口500万人の県だけあって、たいていのものがそろっている。 ドームツアーなら福岡はほぼ入るし、おしゃれの象徴マルイやパルコもあるし、タルトの有名店キルフェボンだってある。 ブラックホールと言われるだけあって、食べものはおいしく人はあたたかで住みやすい。 わたしも福岡好きやけん。 でも、東京にあったのにわたしの日常から抜け落ちてしまったものもある。 成城石井だ。 成城石井は九州に上陸してくれていない。 クマと同

          思い出の味との再会と、また別れ

          身体さんの休もう要求が強すぎる

          ブックオフのCMで、わたしの心をどんぴしゃに言い表してくれたものがあった。 だからほどよく近場にあるブックオフに行きましょうってCMなんだけど、わたしに響いたのは身体と心のバランスのこと。 わたしはインドアとアウトドア両方の趣味があるけど、根っこはインドア派。家で本やマンガを読むのが一番好き。 だからといって土日の2日間ずっと家に閉じこもっていると、まさに「こころがしんどい」という状態になる。 他人とまったく交流をしなかった。 なにも生産的なことをしなかった。 そんな2

          身体さんの休もう要求が強すぎる

          日記は捨てるべきか、残すべきか

          もうすぐ実家に帰る予定。帰ったらやらねばならぬことが1つある。 過去の日記へのお沙汰だ。 あの日記にはドロドロの黒歴史がつまっている。負のパワーの集積によって、呪いの生物が生まれているかもしれない。 封印を解いたら、島根が闇に覆われてしまうかもしれない。 (人口70万人だから、あんま影響ないか笑) なにかの歯車が狂って、わたしがとんでもない有名人になって(これからだったらきっと悪い方だろう)後世でわたしの研究者が日記を発掘でもしたら、わたしは死してなお辱めを受けることにな

          日記は捨てるべきか、残すべきか

          現実には「ひょん」なことはないのだからー死にたいって誰かに話したかった

          彼女が動き始めるところを、もう一度読みたくなって手に取った。 友だちも恋人もいない三十代の女性 奈月(なつき)は、人に不快な思いをさせないように気をつけているのに空回りしてしまう。絶望的なほど「空気が読めない」のだ。生きづらい気持ちを誰かと共有したくて(でもそういう相手が一人もいないから)「生きづらさを克服しようの会」を立ち上げる。 わたしが読みたかったのは、まさにこの会を立ち上げたところ。 奈月は自分でメンバー募集のチラシをつくり、連絡先には自分のスマホの番号を書いたも

          現実には「ひょん」なことはないのだからー死にたいって誰かに話したかった

          ネット社会では埋もれるくらいの名字がよかったなぁーしょせん他人事ですから

          「水野トモ」というのはペンネーム。 実在する名前っぽいのがよくて、でも本名からかけ離れた名前はつけられなくて、本名をこねて連想してつけた。 なかなかよい名前がつけられたと気に入っている。 わたしの本名はあまりない名字だ。旧姓も新姓も。 どちらも今まで親戚以外で同じ名字の人に会ったことがないし、会った人からも「この名字のひと初めて会った」と言われる。 でもすごくめずらしいわけではなしい、難読ネームでも難しい漢字でもないから、大きな苦労はなかった。 まぁ百均でシャチハタが手に入

          ネット社会では埋もれるくらいの名字がよかったなぁーしょせん他人事ですから

          PTAの役員決めってこういう空気?

          うちが登録した特別養子縁組のあっせん団体では、親同士の交流会がある。 全体のLINEグループのほかに、同じ年度や地域などの小規模グループもあって、先日同じ誕生月のグループに投稿があった。 子どもの誕生月が近づいてきているので、オンライン誕生会をしませんか? つきましてはその幹事を募集しますーーというものだった。 そのメッセージを送ってくれたのは、昨年の誕生会の幹事をしてくれた方だ。 オンライン誕生会についてはみんな「賛成です」というリアクションがあった。でも幹事の手が挙が

          PTAの役員決めってこういう空気?

          夫にはブログってことにした件

          今週、夫は早めの夏休みをとったので仕事が休みだ。 おかげで波佐見に行ったり、ドライブに行ったり、平日休みを楽しむことができている。 子どもも普段は朝と週末にしか会えないパパと遊べて楽しそうだ。 問題は、普段のペースと違うのでわたしがnoteを書く時間がないこと。 一昨日がかなりピンチで、パソコンで書かないと間に合わないっていう時間だった。 夜はリビングで一緒に過ごすから、夫がいる前でパソコンを広げると「何してんのー?」ってのぞき込んでくる。 note書いてるって確実にバレ

          夫にはブログってことにした件

          買ったうつわと窯元を紹介する、それだけの回

          昨日行った波佐見で購入したうつわを紹介するという、なんの気づきも考察も学びもない、ただうつわへの愛を垂れ流すそれだけの回です。 陶房青 うちはここのうつわが一番多い。 シンプルな白磁や青磁から、流れるような筆使いの染付に、カラフルな絵付けまで幅広いから、気に入るものを見つけちゃうのよね。 手描きだから同じ図柄でも表情がちがって、そのゆらぎが好き。 毎回行ってるのに、毎回「なにこれかわいい!」って買ってる笑。 土曜日も開いてる日が多いから行きやすいのも嬉しい。 今回はスー

          買ったうつわと窯元を紹介する、それだけの回

          だからわたしはうつわが好き

          わたしと磁器との出会いは、大学生のとき。大学の授業で中国文化を広く扱う授業があって、その中で陶磁器をテーマにした回があった。器をテーマにした授業は1回だけ。それでも、教授が次々と紹介してくれる白磁や青磁、青花(染付)、五彩の張りつめた美しさに息をのんだ。 初めてうつわを美しいと思ったのが磁器だったから、わたしは磁器をひいきしている。 磁器? 陶器となにが違うの? 陶磁器っていっしょに呼ぶんだからどっちでもよくない? と思われるのもごもっとも。 でもnoteの数ある記事の中

          だからわたしはうつわが好き

          上に政策あれば下に対策あり

          「上に政策あれば下に対策あり」というのは中国の言葉だ(上有政策、下有対策)。 強硬な政策を出す中央政府だから、民衆はしたたかにならないとやっていけないのだろう。 わたしの知り合いの中国人は「中国人を象徴するなら蛇だね」と言っていた。柔軟に体を動かして障害物を時に乗り越え、時に避け、なんとしても前に進む姿がぴったりらしい。また蛇は龍の原型とする説があり、龍を連想できるのもいいそうだ(中国の人は龍が大好き)。 ちなみに、その人に言わせると「日本人の象徴は犬」らしい。 ふるさと

          上に政策あれば下に対策あり

          実家が片づかなかったのは、わたしのせいかもしれない(後編)

          母と実家の片づけを始めたものの、母はモノの選別がイヤになってしまった。 わたしはようやく思い出した。 実家を物置きに利用していたのはわたしだ。 わたしだって一人暮らしをして数年はモノを捨てられなかった。 まだ使えそうなもの、高かったものを実家に送って「よかったら使って」と処分を押しつけていたのだ。さらに思い出の品の保管もお願いしていた。 モノを大切にしなさいと言われて育ってきた母は、なんとか工夫して使おうとしてくれた。使い切れないものは保管していてくれた。 帰省したと

          実家が片づかなかったのは、わたしのせいかもしれない(後編)