OLは、誰にでもできる仕事なんかじゃないぞ!(新卒編)

新卒で就職したのは、食品メーカー。
仕事は営業事務。
商品の受発注、物流手配、請求、在庫管理、売掛金管理
受付、電話対応、消耗品発注などなど。
所長、主任、営業事務の先輩と私で合計4人の小さな営業所。
入社して最初の頃は、
「こんな、誰にでもできる仕事やだな」
と、思っていた。
月初以外は、ほぼ定時で帰れる。
「こんなに楽なのに、こんなに給料もらっていいの?」
とも、思っていた。
みんないい人たちでやさしかった。
時にはビシッと叱られたこともあるけれど、
それは私のミスのせいなので当然のこと。
そこで、4年働いた。
4年後に、転勤になった。
仕事は、支店管理課で、
人事系(給与、社会保険関係)、経理、営業事務などなど。
慣れない土地で、初めてひとり暮らしもした。
そこで3年働いた。
私はこの会社が好きだったし、
ここで一緒に働いている人たちも好きだったけれど。
私は退社した。
後輩との人間関係がうまくいかず、
昼食はいつも、ひとりで外に食べに行ってた。
一人で、地元から離れた土地で働いていることに、
意味が見いだせなかった。

この会社には、本当に感謝している。
この会社で、働いたから、
その後、お金が無くなったとき、派遣OLで働くことができた。
きちんと、一人前の社会人に育ててもらえたからだ。
あの頃は、
「こんな誰にでもできる仕事やだな」
と思っていたけれど、
事務仕事は、決して誰にでもできる仕事ではないと、今は分かる。
ビジネスマナーの基礎、受付、電話応対
文書作成、パソコン操作、経理やら。
先輩たちが教えてくれたから、
そして怒られながらも、真面目に働いたから、
できる私になったんだ。

正社員を辞めて、地元でに帰り、
ひとり暮らしを始めた。
7年の正社員生活でたまったお金で、やりたいことをやろう!と、
希望に満ちた引越だった。
さて、それからどうなったでしょうか。
それは、また次回!

あ、でもこれだけは言っとこう。
退職を決めた時、
職場の先輩から「お前、逃げるのか!」
と、言われたけれど
「ああ、逃げますよ。何が悪いんですか?」
と答えました。
ほんとに悩んだし、つらかった。
地元に帰りたかった。
だから私は逃げました。
今でも、それでよかったと思っている。
大事なのは、自分の命だよ。
なんか正しい感じのこと言ってくる人は、
たくさんいますけど。
それより、自分の心の声を、大事にしてほしいと私は思います。




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