OLは、誰にでもできる仕事なんかじゃないぞ!〜挑戦しなければ、傷付くこともない、ですけどね。
前回は、コーチングを学んだことを書きました。
今回は、本を出版しようとしたってとこで、
終わってますので、
そこから書きたいと思います。
小学生のころから、
詩を書いたり、日記を書いたりと、
書くことが好きでした。
いつか本が出せたらなあと、
漠然とは思っていましたが、
それはとても、勇気のいることでした。
自分の書いた詩、エッセイ、ショートストーリーを、
所定の原稿用紙にまとめ、印刷しました。
自費出版をやっている出版社の、
出版相談会の予約をして、原稿を持っていきました。
むちゃむちゃ緊張しました。
担当者のリアクションはよくて、
自費出版が決まりました。
費用は、車買えるくらいの金額ですが、
当時はOL時代の貯金があったので、
一括で支払えました。
自分の本が出せるなんて!
夢のようですよね。
期待と恐れに押しつぶされそうでした。
実際は、800冊刷って、
結果的に売れたのは、300冊くらいでした。
300冊ってすごいですよ。
私の知り合いが買っただけでは、
そんな数字にはなりませんから、
私の知らない人が買ってくださったということです。
本当にありがたいことです。
そうはいっても、
職業にできるほどに、
いきなり売れるわけもなく、
ああ夢がかなったねーってだけですよね。
というわけで、
完全に赤字なので、
別のことを探すことにしました。
コーチングを学んだことにより、
あらためて、短大の時に学んでいた「体験学習」に
興味をもちました。
そこから、パートやアルバイトをしながら、
ワークショップを企画開催したりする方向へ、
シフトしていきました。
その話は、また次回に。
本を出せたことは、いい経験になりました。
自分の才能を世に知らしめたい!
当時の私は、そう思っていたと思います。
有名になったらどうしようと、おびえていました。
しかし現実は、
全く有名になることもなく、時は過ぎていきました。
自分が思っていたほど、売れなかったというのが、
率直な感想でした。
自分の実力のなさ、才能のなさを、痛感しました。
何かに挑戦するということは、
自分の無能さをさらしてしまうことになる。
それって、とても怖いことですよね。
挑戦しなければ、傷付くこともない。
この「傷付く」ってことが、大事なのだと思います。
天狗の鼻をへし折られて、
本当の自分の大きさを知る。
そこからが、スタートのような気がします。
だからって、傷付くことを恐れるな!なんて、
よう言いませんけども。
私は今でも、何かに挑戦することは、とても怖いです。
なんだかんだ言って、言い訳して逃げてます。
全然変わりませんよ。
だから、あの頃の自分は、
ほんとによく頑張ったなあと思います。