アイヌ文化にどっぷり浸かる ウポポイの楽しみ方①
先日の遅い夏休みで、念願のウポポイへ行ってきたーーー!!
マンガ『ゴールデンカムイ』にどハマりしてから、北の大地の豊かな食や自然、アシリパさんの魅力的なキャラクターもあいまってどんどん「アイヌの文化を知りたい…」という気持ちになり。そこへニュースで「ウポポイができる」と知り……!(高まる)オープンから2ヶ月、ようやく行ってきた!!
オープン直後から指摘されている通り、ウポポイは予約システムがとても複雑……。まずはこれから訪れる人のために事前準備を書きます。
①行く日を決める
ウポポイは、ざっくりいうと、入場料が必要なエリア(その中に国立アイヌ民族博物館やショーが見られるホール、体験工房などがある)と、カフェ・レストラン・ショップのある入場料不要の歓迎の広場に分かれています(MAPは公式サイトより)。
有料エリアへの入場はいつでも可能ですが、博物館の観覧には現在、日時の予約が必要です。2週間前から予約可能です。
平日でも研修や学生の団体予約があると混雑して博物館の観覧ができません。わたしが行った日も平日で&「全て売り切れ」状態。早めに行く日を決めて、ちょうど2週間前に予約することをおすすめします。
たとえば博物館入場は11時予約で、ウポポイの9時のオープンにあわせて有料エリアに入り、コタンを見学したりショーを見たりしたあと、11:59までに博物館へ入る……というプランもOK。
ちなみに白老町にあるウポポイは、新千歳空港から車で50分弱。でもレンタカーの手続きもろもろ含めて1時間以上みておいた方がいいかも。飛行機の到着が遅れることもあるしね……。
②事前に他のプログラムをチェック
博物館は日時指定ですが、ほかの施設はいつ訪れてもOK。
<1>のウエカリチセ(体験交流ホール)では、アイヌの音楽・歌が楽しめるショー「伝統芸能上演」が見られますが、この競争率がかなり高め。わたしはかなり粘って「イノミ」を見たんですが感動しました……。
すごく満足度の高いプログラムだと思うので、このプログラムの日時を念頭に置きながら、博物館に入る時間を決めた方がいいと思います。プログラムのタイムテーブルはこちら↓から。(本日のプログラムのお知らせも要チェック!)
③入場したら
駐車場から歩いて数分のところがフードコートやショップのある「歓迎の広場」。ここのカフェで食べたオハウ(あったかい汁物)がとっても美味しかった…!
再入場証をもらえば、お昼にいったん有料エリアを出てレストランに行くことも可能です。時間に余裕が出来たときにふらっと巡るのがいいかも。
有料エリアは、入ってすぐの右側の建物が博物館で、右奥に伝統的コタンと工房エリアがあります。入って左に曲がると、体験交流ホールとカムイアイの小屋がある感じ。敷地は広いので結構歩きます。
④ショーと時間があわない…!
博物館の入場日時とショーの時間が重なってしまって見られない……!という人でも、他のプログラムで十分楽しめるかな~とは思います。
<3>イカラウシ(工房)では、アイヌの男性の仕事(木彫り)・女性の仕事(織り・刺繡・編み物)を見ることができます。
小刀(マキリ)の作り方を解説してもらったり、木の皮から糸をよって編まれた着物を見たり……すごく細かくてびっくり。
<4>伝統的コタンでは、チセ(小屋)の内部が見られます。
<3><4>はどちらも解説がありますが、頻繁に開催されているので、フラッと訪れても入れることが多いです。
湖のほとりのステージでは、「アイヌのくらしと文化解説 『コタンの語り』」も開かれます。
わたしが見たときにはアイヌの伝統の笛「ムックリ」の実演があって、不思議な音色に感動。どうやって吹いているのか奏者を質問攻めにしちゃった。
本来は工房では体験ができるそうだけど、今は感染防止対策で実演紹介プログラムみたい。体験が再開したらまた行ってみたいなー。
⑤博物館は見どころたっぷり
博物館は見どころたっぷりで、和人がアイヌにしてきたことについてもしっかり展示があった。毒矢や鮭漁を禁止したり、最終的には日本語を強制したり……なんてことだ……。
特別展の「いまに継がれる技」の展示も見応えがあって、わたしは貝澤さんのチャックの木彫りの彫刻に目を奪われた…!!……ってことでじっくりみたら1時間半とかかかるかな~。時間に余裕をもって巡るのをおすすめします。
いまは感染防止対策として、手で直接さわれない展示だけど、本来は引き出しを引いたりページをめくったり、もっと体感的に学べるみたいだった。
次のウポポイnoteでは、わたしが見学したなかでおすすめプログラムを紹介しようと思います~。
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