画像処理*印刷に適した解像度とpixelサイズへ補正、そしてCMYKカラーへ変換の手順(無料でkindle & POD画集出版のためのWord原稿の作り方過程)
アナログ絵の水彩クロッキーの画集を無料で出版するための原稿の作り方の過程を記事にしております。
今回は、拡張子psd保存からの、Word原稿にはめ込む最適な解像度とサイズへの補正のやり方を記します。
まずは、前回保存したファイルを、web用のjpgファイルに書き出します。
「ファイル」→「書き出し」→「Web用に保存」の順に選択し、拡張子jpgにて保存します。
いったん保存したjpgファイルを開きます。
そして
「イメージ」から「画像解像度」の順に選択します。
画像解像度を印刷に適した600dpiに、pixelサイズを高さを最大値3991pixelにします。
A5サイズの本を創るWord原稿に挿入できる画像のサイズに関してはこちら
ただし、画像サイズによって解像度を300dpiに抑えるのもありかと思います。印刷においては、しかし300dpiは最低限の解像度となります。
また、高さを「3991pixel」にしても、横幅が規定値(Wordの原稿サイズA5に、ページ番号やマージンなどを除いたスペースに入るサイズの、縦3991pixel×横3042pixel)より大きくなってしまった場合は、横幅の最大値3042pixelに合わせて縦サイズの数値を設定します(割合は自動的に比率が保存されるようデフォルトでは設定されています)。
「イメージ」のデフォルトの「RGBカラー」から、印刷に適した「CMYKカラー」に選びなおします。
ダイアログが開くので、「OK」をクリックします。
「ファイル」から「保存」を選び、
jpgファイルを「保存」すると現れるダイアログでは、「画質12」の「最高(低圧縮率)」を選び、「OK」をクリックします。
この過程を順番通りに行うことにより、ファイルがRGBに逆戻りしてしまうことを防ぎ、印刷に適したサイズと解像度のファイルができあがります。(psd保存時にCMYKカラーに変更しても、そこからWordに挿入できるjpgファイルに変更すると、印刷に適さないRGBカラーに戻ってしまいます)。