詩『usagi-orchestra』
柔らかい床の上で横になるうちに
いつの間にか眠りについていたみたい
ボクとキミは不思議な世界の旅人になっていた
地面すれすれを飛んでいく飛行機
どこまでも続く緑色の地平線
不思議な歌声のウサギたち
手にしていたのは扱いきれぬ謎の楽器
出逢ってしまったんだ 最高の仲間たちに
ボクらは即席の楽団
ハチャメチャなリズムと楽し気な音程で
ダレにも読み取れない曲を奏でようぜ
夢が楽しけりゃ それでいい
そこらじゅうのぼろ切れ集めて大きな気球を作ろう
それに乗ってもっと遠くへ飛んでいこう
みんなが乗れるぐらい大きな気球をね
そんでもって地球の丸さを知りに行こう
もしかしたら宇宙まで飛んでいけるかも
見たことない生命体と熱いセッションして
月面コンサートの幕があっさり上がっちゃう
ボクらは即席の楽団
調和し出したリズムとウネウネな音程で
ここでしか聴けない曲を奏でようぜ
夢が楽しけりゃ それでいい
明日も楽しけりゃ もっといい
いつまでも楽しけりゃ 一番いい
[了]