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『FNS27時間テレビ 日本一たのしい学園祭!』(たぶん)日本一早い感想戦!

この記事は今年もごく一部のバラエティファン・お笑いファン・並びにフジテレビフリークな方にのみお送りしております。

あの27時間テレビ・完全復活から1年。
フジテレビはやはりお笑いで勝負してくれました。

毎年恒例真夏のぶっ通しお笑い祭り『FNS27時間テレビ』。今年は土曜8時に放送中の『新しいカギ』をメイン番組に、霜降り明星・チョコレートプラネット・ハナコの3組が総合司会を担当。高校生向けの番組企画を存分に生かして徹底的に学生むけの企画を並べた27時間となりました。


まずざっくり全体感想

今年は20/27時間見ました。
過去最高記録更新です。

見てないのは
粗品ゲーム中盤〜FNS逃走中中盤
ハモネプハイスクール中盤〜生かくれんぼ ぐらい?

これだけ高校生の支持に全振りした
27時間ってあっただろうか?

メイン企画で学生に出てもらうことはあったと思うが、今年は異次元の領域に入ってましたね。事前にかくれんぼ企画とかも見て予習しておいたんですけど、かなり面白い。新しいカギってこれだけ見応えある番組なんすね。

27時間のスケール活かして普通じゃない予算突っ込んだり、見栄えの派手さは出して、でも主役はあくまで高校生だから出てくれる子達が輝くように徹してくれてたのがすごく好印象。

何より「日本一たのしい学園祭」という
テーマにバッチリ即してました。

VTR企画が多い、という意見も散見されたが個人的にはもう今はこのスタイルでなければ視聴者は繋ぎ止められないと思う。むしろ、生放送とVTR企画の良さを両立させ、ちょうどいいバランスで飽きずに見ていけたと思う。なんだかんだ、鬼連チャンもかくれんぼも逃走中も見入っちゃったし。逆に前編生の「クイズ何問目?」とか「100キロサバイバルマラソン」もハラハラで見逃せなかったし。

深夜が僕が想像したよりは跳ねなかったところ
ミスター27時間・さんまさんが本調子じゃない
ドンちゃん(火薬田ドン)がいない
ダンススタジアムの審査方法

とか、オールドな27時間ファンからするとちょこちょこ惜しい!ってところはあったが。でも深夜の粗品ゲームもゲラゲラ笑うとこあったし、マッサマンの逆バンジーとか今のフジテレビが面白いと思ってることも十分笑えたし。昨年の成功が土台にあったからこそ、こんだけカギの色出して勝負できたんだろうなぁって思います。

去年のグランドフィナーレでこのハードル超えるの大変だぜ?って思ってたけど全然杞憂でした。『新しいカギ』は27時間をちゃんと引っ張ってくれる頼もしい番組でした。

あとマジで共感してくれる人だけでいいから「丸山礼をカギレギュラーに正式決定させたい協会」立ち上げしない?あんだけの貢献度で総合司会に入ってないのマジ謎すぎるんだが。


27時間テレビはやっぱり芸人の憧れ

今年すごくあちこちで見られたのが「過去のフジテレビの番組」とりわけ「27時間テレビがきっかけで人生が変わった」という人が多かったこと。ダンス企画は過去のFNSの日でもやっていただけあって、2015年の「ホンキーダンス選手権」や2019年「ダンス下手な先生がダンスに挑戦!」などを見てダンスの道を志した、という子が登場していた。

それ以上に総合司会の3組も「27時間=フジの頂点」っていう意識がものすごく感じられてこっちもとにかく感情移入してしまった。「真夏のぶっ通しお笑い祭り」をなかなかブッ通せずにいた子供の頃から思うと、やっぱり27時間テレビがなきゃ夏は物足りないし、笑いが足りないなぁと思ってしまう。

その感情移入が最高潮に達したのが
最後の「カギダンススタジアム」

これが予想以上にすごかった。テレビ越しで見てても生徒の迫力が伝わってくる。ほとんど全部の組で泣いてしまった。皆がこの27時間という大舞台に賭けてるんだ!!っていう強い思いが伝わりすぎて。

なんかさ、高校生がキラキラしてるのって、自分が混ざるのは苦手だなぁと思いつつ何かを通じて見るのはすごく感動するんですよね。大人と本気でぶつかり合っていいものを作っていくひたむきな姿は何よりも胸を打つし、その成果が生放送の一発本番で昇華されていくのは何よりも「生放送の強み」が活きてる。

前回「真剣勝負」をテーマに、笑いと勝負の中にある感動を模索した27時間だったが、今年も予想以上に感動する場面が多くボロボロ泣いてしまった。100キロマラソンゴールの時のドラマティックな戦いや、ランナーの絆は本当に心にずしっと来るものがあった。


27時間個人的MVP

ちなみに27時間個人的MVPはハナコ秋山さん。
※SNS票も圧倒的秋山支持でしたね

ダンスがバッキバキに仕上がってたのもあるし、何よりダンスのテーマに誰よりも寄り添って、「お父さん」が憑依してた。ただのお父さん役で、なのにすごく輝いてた。それが高校生の真剣さに重なって物凄く頭から離れなくなってしまった。

制作側が意図しないところで思いもよらず感動させられる、とか、真剣な表情で泣ける、っていうのは絶対満足度を高くしてくれると思うし、見た後の余韻がすごく大きくなると思う。

「どこかで生きることに困っている人を見て涙する」のでなく「夢に向かって走って輝いていく人を見て涙する」ことを皆が支持してくれているのであれば、FNS27時間テレビは十分存在意義のある番組だと私は思った。


来年も、その先まで続いてほしい

ミスター27時間の明石家さんまを筆頭に、タモリ、たけし、鶴瓶、SMAP、ナイナイ、島田紳助、休止前最後は村上信五とビートたけし、そして昨年の千鳥・かまいたち・ダイアン。

脈々と受け継がれてきた27時間の魂は
今も確実に芸人たちに息づいている。

だからこれから先、第七世代からさらに先のお笑い芸人たちにも、そのDNAが受け継がれ「FNS27時間テレビをやりたい」と憧れてもらえるようになったら、こんなに視聴者としても喜ばしいことはないなぁと強く感じる。時代時代に合わせて、常にその時の「一番面白いこと」を追求できる人が、またバトンを継いでいってほしいと思う。

最後にせいやが言ってくれた「テレビ最高!」がTwitterでたくさん呟かれていたのを見ると、やっぱりまだフジテレビも案外捨てたもんではないなと、フジを多感な頃に見て育ったフジっ子は安心するのでした。ともあれ、これでフジテレビは完全に「FNS27時間テレビの新章」を確立できたと断言できるでしょう。

少なくとも、到底24時間テレビには
敵わない次元まで番組の質を
持っていけたのではないだろうか。


港っち(社長)へメッセージ

さあさあさあ、港っち。
来年は何の番組で勝負するんすか?
こんだけいいもの2年連続で見せられたら
クッソ期待しますよ。

では、アラダシタ------



おしまい。