職業か芸術家か
カメラマン、フォトグラファー、写真家。名称というか呼び方は色々。
個人的にデジカメが出たあたりから怪しくなったと思ってる。現像して、プリントしてみないと分からない。一発勝負ってところ、そこに勝ち続ける事が出来て、安定した技術と感性を持っている人間がプロと呼ばれていたと思う。
ミラーレスが主流になって、技術や一発勝負という点に関してはあまり素人やセミプロと比べてアドバンテージがなくなってきたと感じる。性能のいいデジカメって正直、オートとかプログラムとかでも十分いい絵になると思う。
機械の技術が人間の技術を追い越してるって訳だ。AI生成でもいいかもしれない。
あ、俺、AI肯定派。あまりいい印象の人は多くないみたいだけど。そこから否定するならオートフォーカスも、電子制御も否定しとかないと矛盾するだろう。昔は好きじゃなかった。フイルムに自分の技術と自信、感性がそこにあると思っていた。
ネガに神が宿る。
当初は酷く反抗した記憶がある。「デジタルデータの何が写真だ」ってね。思えば滑稽な話で。ネガを取り込んでPCに入れてる時点でデジタルデータだろって。
悔しかったんだろうね。必死に習得した技術が陳腐なものになる未来が見えた時、どうしても受け入れられない自分がいたと思う。露出計のないファインダーを覗いて、f値が見えた(もちろん比喩)時期があった。F1でさえ手でピントが合わせられた。今どうしてるってマニュアルモードにAF切ってるという偏屈状態。
というか、頼り切ってたら感が鈍る。
せっかくの技術だし、維持してて損はすまいよ。
多分、もう多くないと思うけど、フイルムは大体ダブルストロークで巻き上げる。ぜってぇ感覚の問題だろうが、ダブルストロークの方が早く巻き上げられると教わったけど…ぜってぇそんな事ないと思う。
明日、少し時間あるからカメラ持って出かけよう。