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知る人ぞ知る音

多分だが、大抵の人はカメラとカメラのぶつかる音なんて知らないだろう。
首にD2x、右肩にD200とF6。そんな状態で現場を走っていたことがある。
D2xとF6は2.8の標準通しズーム、D200に〜200のズームをつけていたと思う。
D200とF6がぶつかるとなんとも言えない音がする。その音が最初は
「あぁカメラぶつかってるよ〜」
とい悲しい気持ちになってくる。だが、慣れると気にならない。と言うか、
「だぁいじょうぶ。この程度で壊れるもん使ってねぇって。」
とか思う。果てはぶつかってる事なんて忘れてる。ボディの塗装剥げてかっこいいかもくらいの気分である。
ぶっちゃけ、諸先輩方のお下がりだったので、そもそも当たりや傷、凹みがあるのである。F6なんていつから会社にあったのかと言うくらい年季の入った個体だった。買取に出したら引取り手数料取られそうなレベルだった。
で、ぶつかってる音だがなんとも言えない鈍い音がするんだなこれが。
気持ちいい音でも、気持ち悪い音でもない。なんだか何とも言えない音なんだよこれ。しかも、ぶつかるのがマグネシウム合金同士だからそこまでキツい傷にならない。ただ削れ傷はよくないんだ。マグネシウム合金ってのは非鉄金属のい一つで、防錆塗装してないと一瞬で錆びる。もとい腐食する。そう考えると真鍮ボディは良かったかもしれない。

そう言えば、70年代まではクロームボディは製造に安価で、ブラックボディはコストがかかるので、ブラックボディは少数生産とか、若干高めで売られていたらしい。ニコンで言うならF3、キヤノンならF-1あたりからブラックボディのみになったんじゃなかったっけ?
真鍮を平滑にして黒くするにはクロームボディより手間だったそうだ。逆にマグネシウムボディはブラックボディより平滑に仕上げて、更に防錆処理が必要なんだとか。故に現在のカメラは黒が主流なんだとか。確かに各社レンズ交換可能なカメラはほぼブラックボディだ。PENデジタルや、Kissデジはクロームボディがあったような…
Kissってボディ樹脂製だっけ?PENデジタルも樹脂?
ひどい話かもしれないが、Kissは触ったことないし、PENなんてのはカメラ女子を僭称する民族のネックレスくらいにしか思っていないので触れたことも無いw
エントリークラスのカメラは今も樹脂なのかな?
フイルムだとニコンのF80とか樹脂だったよね。何かの時に触った気がする。
EOSの650とかも樹脂だったな。ってかキヤノンはEOS-1vが出るまではF-1系以降はボディ樹脂だったんだよね?違ったかな?実機がないので断言できない。
EOS-1nとか樹脂だったよね。好きなカメラだった。あのジャミラヘッドが何とも言えなくてね。

実はズイコーレンズが使いたくてOMシリーズのデジカメが欲しいところだったりする。マイクロフォーサーズってやつね。使ったことないのもあるけど。
実機触ってくるかなー。

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