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創作用スケジューリング占星術2025

自分の原稿の作業計画を立てるために2025年の星読みをしたので、おすそわけ感覚で共有してみることにしました。「占い師としての個人ブログに掲載するためのコラム」という締切のない原稿に取り組むための星読みなので、なにかしらの自主制作を行っている方にとって有用だったりしないかな~と。
なお、私がこのやり方でスケジューリングをするのは今年が初めてなので、どの程度有効なのかは未知数です。つまりプロトタイプです。内容もだいぶゆるゆるです。
何年もかけて少しずつやり方を確立していくつもりなので(最終的には同人誌を出したい)、粗いところがあってもOKであればお付き合いください。


どんな人向けか

何座生まれだろうと「創作活動をしている人向け」です。同人活動ないしはプロになるための個人制作を行っている人、を想定しています。冒頭で書いたとおり、「締切のないもの」に取り組むため上でも役に立つ……のではないかなあ……。
「このへんはケースバイケースで」という言説が多めになっているので、そのへんのゆるさが許容できる人のほうがやりやすいと思います。

1.気がつくと計画が崩壊している人
計画はあったほうがやりやすい、ある程度計画を立てることもできる、でも毎回計画どおりにできるとはかぎらない人。私のことです。自分用に読んだ星回りをより汎用性がある形に調整した記事なので、当然、私のような人間に向いているわけです。

2.ガチガチに計画を立てすぎてしまう人
計画はきちんと立てられる、確実に実行することもできる、でもそれが苦しくてつらい。そんな人は、もうちょっとゆるいやり方を模索してみてもいいかもしれません。
この記事を参考にしたところでゆるい計画が立てられるかは謎ですが、「こんなやり方をする人もいるんだなあ」と頭の片隅に置いておくと、とれる手段が増えたりするかも。

3.一度でいいから計画というものを立ててみたい人
スケジューリングの仕方をていねいに解説しているわけではないので、正直、初心者にすすめていい記事なのかは謎です。なんなら再現性どころか有用性の確認もしていません。でも、この記事を読んで「計画を立てて創作をするのって楽しそう!」と思っていただけたら、それはそれでうれしいことです。

使う天体

1. 太陽

自己表現といえば太陽です。自分の制作物をどんな形であれ「世に出したい」と考えているのであれば、私だったらぜったいに太陽の動きを使います。といっても、現在日本で使われている暦は太陽の動きをもとにしているので、「カレンダーを見ながら計画を立て、実行する」程度の意味合いにはなります。

一般的なカレンダーの毎月1日は、占星術的な面での特別さはあまりないと思います。なので、黄道を24等分し太陽の座標を表す二十四節気をベースに、「占星術を利用したスケジューリング」を行います。二十四節気があらかじめ印刷されている市販のカレンダーもあるので、取り入れるハードルも低いのではないでしょうか。

二十四節気の中でも春分・夏至・秋分・冬至は占星術的に特に重要です。季節の変わり目であり、昼と夜の長さの境目であり、太陽の動きを体感しやすい日でもあります。そのため、目標と課題の切り替えのタイミングとしても使いやすいです。
春分・夏至・秋分・冬至を意識するメリットは他にもあります。3ヶ月ごとにやることを変えたほうが飽きないですし、仮に1年がかりの計画を考えていた場合、計画を大きく4つのブロックに分けたほうが実行可能なタスクに落とし込みやすいです。

3ヶ月に1回しか節目がないと、それはそれでダレる場合も多いと思います。なので、春分・夏至・秋分・冬至以外の二十四節気(半月に1回あります)で次の課題に進んだり、形勢を立て直したりして、進捗を図っていきたいです。

2. 水星

アウトプットといえば水星です。成果物を上げるためには手を動かす必要があり、水星を意識することはその助けになります。水星の公転周期は約88日で、春分・夏至・秋分・冬至で1年を4分割した際の日数と近いので、太陽の動き(二十四節気)との親和性も高いのではないでしょうか。

今回使うのは水星逆行です。最近は占星術が関係ない場でも「水星逆行中だからかな、なんかうまくいかないんだよねえ……」みたいな言説を見聞きするようになりました。
水星逆行は、地球上からは水星が逆向きに動いているように見える、"見かけ上"の現象です。実際に水星の公転の方向が逆になっているわけではありません。年に3回程度、約3週間続きます。

水星逆行中は、連絡がすれ違ったり、都合がなかなかつかなかったり、交通機関が遅れやすかったりと、ものごとが滞りやすい時期と言われています。が、これは"見かけ上"もたついているだけで、実際は必要なプロセスだと思います。すべてが順調に進むことだけを想定していると、うまくいかないものごとが置き去りになってしまい、次第に世の中の様々な面でつじつまが合わなくなってくるのではないかな……と。

つまり、水星逆行中はつじつま合わせに最適な時期とも言えます。必死で作業をして進捗の遅れを取り戻すにしろ、しれっと達成基準を下げるにしろ、この時期に帳尻を合わせようとすることで計画が破綻しづらくなります。
一方で、他人と連携する必要のあるものごとは、水星逆行の期間を避けて進めていくと効率よく取り組めると思います。

3. 木星

木星には「届くべき人に届ける」という作用があります。なにかしら発表するのであれば、意識したい天体です。また、努力に対する報酬を司っているので、験担ぎにもぴったりです。太陽と水星だけだとつまらないので、木星も入れました。

木星の動きをていねいに追うとスケジューリングが煩雑になるため、今回は木星かに座入りの日(2025年6月10日)のみ採用。この日にがんばるといいことがあるかもしれない、そんな"特別な日"が1年に1回はあったほうがメリハリもつくと思います。

やり方

スケジューリング

1.なにを作って世に出すか決める
「36ページの学園ラブコメ漫画(持ち込み用)」とか「15万字くらいの異世界ファンタジー小説同人誌」とか「星占いの記事を1本5,000字程度で12星座分書く」とか、この時点である程度具体的に決めておきたいです。
内容だけではなく分量についても考えておくのが結構大事かも。ただし「だいたいこんなもんかな」という雰囲気でOKです。

2.締切を決める
同人誌を頒布したいイベントや応募したいコンテストがある場合は、それに合わせて締切を決めましょう。
締切がない場合は、春分・夏至・秋分・冬至または木星かに座入りの日に「完成形を世に出す(つまり発表する)つもり」で締切を決めるのがおすすめです。(本当は春分・夏至・秋分・冬至は「なにかを始める日」であって「発表に適した日」というわけでもないのですが、今回はわかりやすさを重視しました)
ちなみに、3ヶ月計画でも、半年計画でも、9ヶ月計画でも、1年計画でも、どれでもOKです。

締切=発表したり応募したりする日ではないということに注意。初めて同人誌を作る場合は、注意しないと大変な目に遭います。遭いました。

3.必要な工程を確認する
毎回やっている工程や、必要だと思われる工程を、片っ端から書き出しましょう。人によるとは思いますが、たとえば漫画なら「ネタ出し、プロット、ネーム、下描き、ペン入れ、仕上げ、……」みたいな感じでしょうか。
頭の中だけで確認するのではなく、実際に文字に起こすのがおすすめです。書かないと慣れていることでも抜け落ちたりしますし、逆に「やっぱこれいらんな」と気付くこともあります。

4.いつまでにどこまでやるか決める
2で決めた締切までに完成するよう、3で確認した工程の開始日二十四節気のいずれかに当てはめていきます。1つの節気に2つの工程をねじこんでも構いません。後述の「2025年の星読み」の内容を参考にしてもいいでしょう。
水星逆行中は「自分一人で進められる作業」をするか、調整用に作業予定を空けておくのがおすすめです。水星逆行まで考えるのは面倒……という場合はスルーしてしまっても構いません。
木星かに座入りの日に新作の告知や進捗報告をすると、あとでいいことがあるかもしれません。が、特に思いつかない場合はスルーしてもOKです。

「がんばればできるはず」ではなく、「無理なくできる」ペース配分にしてください。無理な計画はほぼ確実に序盤でぶん投げることになります。
どう足掻いても無理な計画になってしまう場合は、作業量を減らしたり締切を延ばしたりして、うまいことやりくりしてください。

具体的な完成形や現実的な締切がわからない場合は、「とりあえずできること、思いつくこと」からやってみて、次の春分・夏至・秋分・冬至のいずれかに「なにが・どれくらい」必要か考えてみるのがおすすめです。

繁忙期やイベント等で作業時間が確保しづらい時期がある場合は、あらかじめ「作業をしない期間」にするとのちのち楽です。

今まで計画を立てたことがなかったり、計画通りに進めるのが得意ではない人は、「これくらいできるはず」と自認している分量の半分を目標にしてください。

計画の実行

1.とりあえずやる
三日坊主になってもいいので、とりあえず作業に着手しましょう。
「この日から気持ちを切り替えようと思ってたのに過ぎちゃった
……」となっても、2日くらいならセーフです。ゆるく運用しましょう。

2.進捗確認
二十四節気ごとに作業の進捗を確認しましょう。ふんわりと「想定よりも進んでないな……」「このままだと夏至には終わらない、秋分までかかるかも」と思うだけでもOKです。なにも確認せず、なにも思わないよりもよっぽどマシなので。
ここで計画の調整もできるとよりよいです。最初に考えた計画なんて叩き台にすぎません。

3.帳尻合わせ
進捗が遅れている場合は、水星逆行中に対策をしましょう。気合いで作業を進めたり、三日坊主になってしまった原因を潰したり、どうにかして作業コストを減らせないか考えたり、締切を延ばしたり……。締切までにすべてを終わらせるために、あの手この手を尽くすのです。時には完成度を犠牲にすることを視野に入れるのも大事です。
進捗に余裕がある場合は、休んだり、環境を整えたり、気分転換に別のなにかを作ったりしてもいいです。

4.発表
完成品を投稿なり頒布なりして第三者の目に触れる状態に持っていけたら、計画完了となります。達成感と開放感に浸りましょう。

5.当初の計画と実際の動きのズレを振り返る
おそらくほとんどの人が計画通りにいかないと思います。計画通りにできる人は、そもそもこの記事を読んで「私もやってみよう!」とは考えないので。なので、計画通りにいかなくてもOKです。計画がないよりもあったほうがやりやすいな、と思えたらそれで目的は果たせました。

計画通りにいかなかった要因について、「工夫したらできるようになりそうなこと」と「がんばってもどうにもならないこと」を仕分けて記録しておくと、次にスケジューリングする際に役立ちます。
「工夫したらできるようになりそうなこと」はどんどん試してみましょう。「がんばってもどうにもならないこと」は、計画の段階で「やらない」と決めてしまいましょう。こうやって少しずつ「自分に合ったやり方」を模索していければ、そのうち上手にスケジューリングできるようになる……はず。

2025年の星読み

二十四節気、水星逆行、木星かに座入りを時系列順に並べた上で、作業や進捗確認をする上でのコメントを添えました。現場で占い師をやっていて「この季節はこういうところに注意したほうがいいな」となんとなく感じている傾向(つまり占星術は関係ない要素)も盛り込んであります。
がんばりどころとがんばらないどころを示してあるので、スケジューリングだけではなく、計画を調整する際にも使えると思います。

冬至~春分

「こういうことやりたいな~」という理想と、「実際できるのはこれくらいかな……」という現実、両方を行き来しながら作業することになる3ヶ月間。ここで2025年丸1年間の計画をかっちり立てるのは難しいんじゃないかな?という印象もあるので、とりあえずどの程度できるものなのかやってみて、春分に改めて調整していくのがいいと思います。

1月5日(日):小寒
火星、木星、天王星が逆行した状態で、2025年はスタートします。2月半ばくらいまではイマイチぱっとしない星回りが続くので、とりあえず年始はぐだぐだしていてもいいと思います。
小寒を過ぎたあたりから、計画を立てるなり、計画を実行に移すなり、なにかしらの作業に取りかかりたいです。やる気がなくても、ハードルが低い作業からとりあえず始めてみましょう。調子よく進まなくてもいいし、うまくいく気がしなくてもいい。ぐだぐだな感じでも構わないから、とりあえず腰を上げるのが大事。

1月20日(月):大寒
進捗確認ポイント。やる気がしぼんでダラダラ過ごしていた場合は、改めて作業に着手したいです。いいものができそうな気がぜんぜんしなくても、あとからいくらでもよくすることはできるので、とりあえず作業を進めていきましょう。

2月3日(月):立春
進捗確認ポイント。立春をすぎたあたりから、少しずつやりやすくなりそうです。確定申告の準備もして、さっさと提出したいところ。

2月18日(火):雨水
進捗確認ポイント。そろそろ春分という大きな節目を意識するとうよさげ。春分までに仕上げたいものがある場合は、いよいよ本気を出してほしいです。

3月5日(水):啓蟄
進捗確認ポイント。春分前の追い込みできっと忙しいことでしょう。

3月12日(水):具体的な成果を提示しやすい日
春分に先立って、この日に作品を発表したり提出したりしてもいい感じ。春分は水星逆行中で、なんだかぱっとしないし……。

3月15日(土)~4月6日(日):水星逆行
このままだと春分までに一段落つかない! 春分すぎたのにまだキリのいいところまでいっていない! そんなケースも多々あると思うので、水星逆行中にどうにかして帳尻を合わせましょう。今回の水星逆行は相当うやむやにしやすい(そしてされやすい)星回りなので、ぬるっと発表したり提出したりするのがよさげです。

3月20日(木)18時01分:春分
次の「やること」に意識を切り替えるタイミング。春分がゴールではなく途中経過点の場合は、ここで計画の見直しと調整をがっつりやってもいいかも。

3月30日(日):特にうやむやにしやすい日
「2024年度中にリリースするつもりだったけど、ぜんぜん間に合わなかった or 別物になっちゃった」と言うならこの日。ちゃんと世に出ただけマシだと思え。あと、計画そのものをなかったことにするならここ。ケリをつけるなり手放すなりして2025年度に移行しましょう。

春分~夏至

正直ちょっと頼りないというか、地に足についていない星回りなのですが、2025年で一番がんばりたい3ヶ月間ではあります。「できるかどうか」よりも「やってみたい」を優先して作業を進め、うまくいかなかったことは夏至以降にテコ入れしていくのもあり。

4月4日(金):清明
進捗確認ポイント。水星逆行中なので一人で粛々と作業を進めましょう。新年度のゴタゴタで忙しい場合はスルーしてしまってもOK。

4月20日(日):穀雨
進捗確認ポイント。今年の夏至周辺はうやむやにして誤魔化しづらいので、コツコツと作業を進めていきたいところ。

5月5日(月):立夏
進捗確認ポイント。ダレてきているようだったら、いったんリフレッシュしてもいいですね。

5月21日(水):小満
進捗確認ポイント。そろそろ夏至という節目を意識したいです。これから少し世の中の空気感が変わっていきそうですが、振り回されずに作業できたらいいな。振り回されたら6/5の芒種でいったん体勢を立て直しましょう。

6月5日(木):芒種
進捗確認ポイント。夏至で一区切りつけるつもりで動いている場合は、ここからががんばりどころ。

6月10日(火)06時04分:木星かに座入り
新作を発表するもよし、イベント参加の告知をするもよし、進捗報告をするもよし。がんばって作品を見てもらおうとすると、忘れたころに思いもしないところに届いたりする日です。

6月17日(火):のろしを上げるのに適している日
夏至に先立ってこの日に発表してもいいかも。

6月21日(土):夏至
今後の信頼感につながるので、結果なり途中経過を世間に示しておきたいタイミング。いったん成果物を手放し、次の「やること」に意識を切り替えましょう。
契約関係のものごとは、決められるようだったら6月中に決めてしまったほうがいいかも。

6月25日(水):どこかのだれかの心に響きやすい日
夏至に間に合わなかったらここで発表し、仕切り直していきましょう。

夏至~秋分

「無理しないこと」をベースにものづくりを進めていきたい3ヶ月間。「私はなにをどの程度やりたいのか」を把握しやすいので、なにかしらものづくりに取り組んでいきたい時期です。でも無理はしない。

7月7日(月):小暑
進捗確認ポイント。「まだ本気出すときじゃないな」と思っていても、少しでもいいので作業に手を付けておきましょう。そろそろ土星や水星が逆行に入るので、他人と連携する必要がある場合は今のうちにやりとりを進めておいたほうがいいかも。

7月18日(金)~8月11日(月):水星逆行
一年で一番暑い時期なので、みんなしんなりしがちです。本調子の人が減るので、いくら自分が元気でもなにごとも滞りやすくなります。可能であれば、涼しい部屋に引きこもって粛々と作業をしたいところ。
他者とやりとりをしながらものづくりをしている場合は、なにかしらままならない要因で制作がストップしやすいので、いったん個人での制作物に手を付けるのもあり。

7月22日(火):大暑
進捗確認ポイント。創作の喜びと苦しみを味わいやすい星回りなので、作業をすることで生きる喜びを得やすいです。
仕事が繁忙期だったり家族が夏休みに突入したりして忙しい場合は、いっそのこと創作はやらないと決めてしまうのもあり。9月は夏の疲れが出やすいので、秋分あたりから再開できればいいのではないでしょうか。

8月7日(木):立秋
進捗確認ポイント。いろんな要因(主に暑さ)により元気がなくなってくる時期かも。完成させるためには最後まで走りきることが大事なので、調子を整えるためにいったん休憩するという選択肢もあります。

8月23日(土):処暑
進捗確認ポイント。作業が遅れている場合は、秋分までにどこまでできるかいったん見直しておきたいです。無理しないと一段落つかなそうな場合は、計画の調整を視野に入れましょう。

9月7日(日):白露
進捗確認ポイント。秋分までにどうにかできそうなら走り、無理そうであれば「年内にどうにかしよう」くらいの感覚に切り替えていきましょう。自分の意志で決めた締切だから、自分の意志で延ばすこともできる。

9月21日(日)~9月22日(月):具体的な発表に適した日
作品発表、進捗報告、リリース遅延告知等、「今私はこんな感じです」を表に出すのに向いています。秋分の日に先立ってなにかしら表に出しておきましょう。発表自体が苦渋の決断になるかもしれませんが、気持ちは楽になります。

9月23日(月):秋分
次の「やること」に意識を切り替えるタイミング。どこまでなら年内にできて、なにを来年以降に回すか、ここでいったん整理するのもおすすめ。人間のできることには限度があります。
秋分までに終わらせるつもりでできなかったから、締切を延ばして冬至までに仕上げる……みたいに、計画を後ろ倒しにすることが鍵かも(ちなみにこの場合は11/4に発表するのがおすすめ)。この時期は心折れて途中で辞めてしまわないことがとても大事です。

秋分~冬至

想定外にいいものができるか、理想ばかりが先走って空中分解するか。人によって明暗わかれそうな気配がします。
空中分解しそうになったら、締切を先延ばしするなどしてとりあえず落ち着きましょう。その上で、今できることはなにか、適切なゴールはどこか、改めて確認して「あきらめる」以外の道を探っていきたいです。

10月8日(水):寒露
進捗確認ポイント。秋分を過ぎて日照時間がどんどん短くなっていくので、気持ちが落ち込みやすい季節。毎日ほんの少しでも作業をしていることが、「なんだかんだで自分はちゃんとやっているじゃないか」という心の支えになるかも。

10月23日(木):霜降
進捗確認ポイント。後で手直しをすることを前提に、ガンガン作業をすすめてみるとよさげ。

11月5日(水):声が遠くまで届きやすい日
秋分までに完成しなくて延長戦をしていた場合、ここで発表するのもあり。手が空いたら2026年の春分に向けて動いていきましょう。

11月8日(金):立冬
進捗確認ポイント。まもなく水星逆行なので、2025年中にやるつもりだったけれど取りこぼしてしまったことに目を向けていってもいいかも。

11月10日(月)~11月29日(土):水星逆行
原稿をガンガン進めるよりも、手直しするのに向いている時期。1年計画で制作を進めていた場合は、まだ完成していなくても、ここでいったん全体を見直してみてもいいかもしれません。見落としていることとか結構あるかも。

11月22日(土):小雪
進捗確認ポイント。2025年も終わりが近いてまいりました。冬至になにかしら発表する場合、完成に向けての追い込みに入ったり、落としどころを探し始めたりしたいです。
年末年始が忙しい人は、このへんで一段落つけてしまうのも手。

12月7日(日):大雪
進捗確認ポイント。ものづくりの領域にかぎらず、1年の締めくくりに入る時期かと思います。

12月15日(月):成果発表に適した日
冬至に先立ってこの日に発表なり告知なりするのがおすすめ。次の週になるとみんなクリスマスや仕事納めでバタバタしていそうだし……。

12月22日(月):冬至
この日から2026年の計画について考えたり、話したりできるようになっているといいですね!
この記事もは2024年の冬至にアップしたほうがいい内容でした(実際の投稿日:2025/1/6)。2025年はがんばります。

実際の使用例

汎用性を考慮するあまり「ケースバイケース」でぶん投げている箇所が多々あってので、実際に私がどのようにこの記事の内容を運用しているのか、具体例として載せておこうと思います。結構ガバガバな運用なので、「こんなもんでいいんだな~」と感じていただければ幸いです。

1.なにを作って世に出すか決める
個人ブログ全面リニューアルのために「創作者向け西洋占星術の記事」を書き直し、掲載する。占星術Tips記事3本+各星座の解説記事12本=計15本。1記事5,000字と想定すると、75,000字書く必要がある(想定なので実際はもっと少ないかもしれないし、多いかもしれないし)。

2.締切を決める
ブログデザインも変えたいし(10年前のデザインです)、記事の内容もくわしくは決まっていないので、つまり執筆だけすればいいわけはないので、とりあえず1年計画にしたい。冬至までに終わるのを目標にする場合は、星読みの内容的に12月15日がよさげ。
(すでに「年内に終わらないかも」という予感がうっすらとしているので、2026年の春分あたりが真のゴールになるかもしれないなあ……と漠然と考えています)

3.必要な工程を確認する
・ブログのデザインリニューアル(デザインのイメージ固め、WordPressのテーマ選定、カラーコード変更やレイアウトの調整、過去記事のレイアウトが乱れていないか確認)
・記事の内容を細かく決める(過去記事の読み返し、ネタ出し、構成を考える)
・記事の執筆(初稿、修正、誤字脱字チェック)
・記事の更新(アイキャッチ画像の作成、レイアウト調整)

4.いつまでにどこまでやるか決める
12月はブログの作業ができないと思うので、あらかじめ除外しておきます。

まずはざっくりとした作業の流れを決めます。

・ブログのデザインリニューアル、記事の内容を細かく決める:春分まで
・ブログ記事の執筆&更新:冬至まで(12月は作業しないので、8ヶ月に15本記事を書くことになる)

1ヶ月に2本記事を書けるかといわれると無理な気がするので、すべての記事を書き終えるのは2026年の春分説が濃厚になってまいりました。この時点で冬至までに終わらせる気がないのは明確ですが、とりあえずこのままスケジューリングを進めます。

【冬至~春分】
・1/5小寒から:ブログデザインのイメージ固め、WordPressのテーマ選定
・1/20大寒から:カラーコード変更やレイアウトの調整、過去記事のレイアウトが乱れていないか確認
・2/3立春から:過去記事の読み返し(確定申告があるので少なめ)
・2/18雨水から:ネタ出し、構成を考える

【春分~夏至】
・3/20春分から:記事執筆(ホロスコープの出し方、太陽と月について)
・4/4清明から:記事執筆(12星座について)
・4/20穀雨から:記事執筆(おひつじ座について)
・5/5立夏から:記事執筆(おうし座について)
・5/21小満から:記事執筆(ふたご座について)
・6/5芒種から:記事執筆(かに座について)
・6/10木星かに座入り:なにかしら投稿する!

【夏至~秋分】
・6/21夏至から:記事執筆(しし座について)
・7/7小暑から:記事執筆(おとめ座について)
・7/22大暑~8/7立秋:調整期間
・8/7立秋から:記事執筆(てんびん座について)
・8/23処暑から:記事執筆(さそり座について)
・9/7白露から:記事執筆(いて座について)

【秋分~冬至】
・9/23秋分から:記事執筆(やぎ座について)
・10/8寒露から:記事執筆(みずがめ座について)
・10/23霜降から:記事執筆(うお座について)
・11/7立冬~12/7大雪:調整期間

記事の投稿日は星読みの内容を参考にしつつ、ライブ感で決める予定です。
こうやって書き出すとどうにかなりそうな気がしてくるから不思議ですね。ほぼ確実にこの計画通りにはいかないと思います。どれだけ後ろ倒しになるか見物ですね。ここまで読んだ方は、私のブログ記事アップのペースを笑いながら眺めていてほしいです。

計画が狂う可能性が高いのは「2/18雨水から:ネタ出し、構成を考える」。構成の段階で内容を細かく決めておくと執筆がかなり楽になるので、計画を狂わせてでもリソースを割きたい工程です。その上で、春分にいったん計画の調整をする予定です。春分を過ぎたらこの記事の末尾に「どのように計画の調整をしたのか」を追記しようと思いますので、気になった方はのぞいてやったください。



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