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Rabbit House Tea Party 2022完全ガイド。公式のレポートだけでは分からないイベント内容をご紹介!
Rabbit House Tea Party 2022に参加された方々、お疲れ様でした!
スペシャルイベント「Rabbit House Tea Party 2022」終了しました!
— TVアニメ『ご注文はうさぎですか?』 (@usagi_anime) February 26, 2022
『ご注文はうさぎですか?』ファンの皆様、キャストの皆様、本当にありがとうございました!
これからも『ご注文はうさぎですか?』の応援よろしくお願いいたします!#gochiusa pic.twitter.com/w6Ldlb3r4f
Tea Party(以下「TP」)は、ごちうさのビッグイベントです。声優さんや橋本監督などの豪華キャスト陣に加え、アニメ本編の振り返りからゲームに朗読会と、盛り沢山!今回は、舞台セットも非常に大がかりなものとなっており、中央に据えられたティーカップと、巨大なティッピーは圧巻でした。ごちうさファンなら絶対に一度は行っておきたいイベントでしょう。
TVアニメ3期シリーズ「ご注文はうさぎですか?BLOOM」の放送を記念した本イベントは、元々は去年の5月8日に開催されるはずでした。情勢の問題で延期となり、その後も一時は中止の危機に瀕したこともありましたが、こうして無事に開催することができて良かったです。
僕自身は昼の部と夜の部どちらも参加しましたが、諸々の都合で現地に行けなかった方もいるでしょう。現地に行けなかった方の中には、会場の様子やイベント内容を詳しく知りたい方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、「Rabbit House Tea Party 2022」のガイドを作りました!
イベントレポートは、公式サイトに写真付きのものが掲載されています。
しかし、スペースの都合か、省略されてしまった部分も多いです。公式のレポートに書いていない内容もバッチリ補完していきますので、よろしければ最後までお付き合いください。
注意:記憶とメモを頼りに書いたので、ひょっとしたら間違っている箇所があるかもしれません。ご了承下さい。
■ プログラムは6部構成
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多くのイベントがそうであるように、ごちうさのTPも昼と夜の2公演に渡って行われました。
いずれの公演も、基本的な構成は一緒です。導入からお知らせまでの6部で構成されており、所要時間はおよそ2時間程度でした。
①:導入
②:ラビットハウス ときめきカフェタイム
③:勝つのはどっち?ゲーム対決
④:ご注文はおやじですか?
⑤:朗読会
⑥:お知らせ
プログラムのうち、①⑤⑥はほとんど昼夜共通です。違ったのは、キャストの挨拶くらい。昼は「お待たせ!」、夜は「ごきげんよう」と、登場時の台詞が異なっており、これは公式のイベントレポートにも記述がありますね。5月8日から今に至るまでの紆余曲折を思えば、「お待たせ!」と声をかけてもらえるのは嬉しいです。
対して、②~④の内容は昼と夜で全く異なっていました。
①:導入
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まず最初に始まったのは、ティッピーからの諸注意。今では最早おなじみとなったマスク着用のお願いなどのアナウンスが一通り終わると、60秒のカウントダウンに移ります。音楽に合わせて、自然と手を叩く人が増えていく。会場のテンションがみるみるうちに高まっていくのを感じました。
この一体感が味わえるのは、会場に来た人の特権ですね。カウントダウンが終わると、キャストが挨拶をしながら舞台に登場します。
最初に現れたのは、メグちゃん役の村川梨衣さんです。公式のレポートだと、ココアちゃん役の佐倉綾音さんがトップバッターであるかのように書かれていますが、佐倉さんが舞台に上がったのは速水さんの前。
つまり、登場順は、
村川梨衣さん(メグ役)→徳井青空さん(マヤ役)→内田真礼さん(シャロ役)→佐藤聡美さん(千夜役)→種田梨沙さん(リゼ役)→水瀬いのりさん(チノ役)→佐倉綾音さん(ココア役)→速水奨さん(タカヒロ役)
となっていました。
公式のレポートにもあるように、佐倉綾音さん(以下、あやねる)が「2時間ぶっ続けでトークします!」と観客に向けて宣言。歌がないのは残念ではありますが、これも時勢の影響でしょう。キャストが揃うと、いよいよメインコーナーが始まります。
②:ラビットハウス ときめきカフェタイム
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「ご注文はうさぎですか?BLOOM」にまつわる質問に対し、各声優さんがあらかじめ用意した答えを披露していくコーナー。
BLOOMは以前のごちうさと比べて、感動的なシーンが多いです。本コーナーも、そうした内容を踏まえたものとなっており、ファンと同じく、声優さんもまたBLOOMに心を動かされていることを知りました。
声優さんの人柄が分かりやすいコーナーでもあったと思います。特にメグちゃん役の村川さんは、メグちゃん本人の大人しい性格とは似ても似つかない突飛な人で、場の空気を何度も盛り上げてくれました。
質問の数は4つです。昼と夜それぞれ2つずつありますので、順に紹介していきます。
Q1:一番心が花ひらいたシーンは?(昼の部)
真っ先に挙がったのは、11羽でチノちゃんが泣いてしまうところ。普段はクールなチノちゃんが声を上げて泣きじゃくる姿は、多くのファンの心を抉ったと思います。聞く話によるとこのシーンは何と分散収録だったため、チノちゃん役の水瀬さんはアフレコの場にいなかったそう。マヤちゃん役の徳井さんと、メグちゃん役の村川さんは、チノちゃんが泣く場面を想像しながら役を演じたと語っています。びっくりですよね。
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一方、チノちゃんの泣き方に関しては、いくつかのパターンを収録したそう。採用されたのは、一番チノちゃんがぐずった泣き方でした。「ずっと隣にいたマヤとメグには、泣きじゃくるくらい子供っぽい部分も見せるのではないかと思って」と、チノちゃん役の水瀬氏は語ります。ごちうさのキャラクターが魅力的なのは、みんな人間的だからなんですよね。多くの人が自分の中に一つは持っている「誰かの前でしか見せない一面」。チノちゃんもまた、マヤメグの前でしか見せない一面を持っていて、そうした部分を担当の水瀬さんもちゃんと汲んでくれています。ごちうさが人気になった理由の一端を垣間見た瞬間でした。
公式のレポートに書かれているのは11羽のくだりだけですが、話題に上ったシーンはもちろんそれだけではありません。次に挙がったのは、4羽。文化祭が終わり、夕暮れの校舎にチノちゃんが向き直るシーンは、チマメ隊の別離が決定的となったシーンでもあります。マヤメグはお嬢様学校へ、チノちゃんはココ千夜の学校へ。ですが、それでも今までと変わらずに仲良しでいるチマメ隊を見ると、「三人は大人になってもずっと一緒なんだな」と思います。徳井さんと村川さんの二人がそんな話を語っていました。
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夕暮れの情景も相まって、このシーンはすごく感動的でしたね…。
続いて挙がった7羽の映像では、魔法使いの姿をしたチノママが手から飴を出すマジックを披露します。あやねるが「ココアとチノの原点」と力強く語っていたのが印象的でした。
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それ以外だと、8羽でリゼパパとリゼちゃんが和解するシーン、同じく8羽でメグちゃんが自らの内心を吐露するシーン、11羽でシャロちゃんが過剰なサービス(フルール流ハーブティー花の滝)を始めるシーン、9羽でシャロちゃんが王冠を見つけて千夜ちゃんに返すシーンが紹介されました。
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どれもごちうさの物語には欠かせない名シーンだと思います。
Q2:もし声優じゃなかったら?(昼の部)
BLOOM4羽のタイトルは、「あったかもしれない日常」。ココアちゃんたち上級生組がもし同じ高校の生徒だったら、というIFを思わせる内容となっており、このあたりが質問の趣旨と関わってますね。
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各声優さんがどんな仕事を選んだのかをリストアップしておきます。
佐倉さん(ココア役)→ 本屋さんか、イルカの調教師さん
水瀬さん(チノ役) → 子供や心理に関するお仕事
種田さん(リゼ役) → 先生か、アートに関連した職
佐藤さん(千夜役) → トリマーさん
内田さん(シャロ役)→ 誰かのしあわせをお手伝いする仕事
徳井さん(マヤ役) → 冒険家
村川さん(メグ役) → お花
こうして見ると、それぞれの仕事がココアちゃんたちのキャラクター性とも連動していて面白いです。リゼちゃんの先生や、マヤちゃんの冒険家なんかまさにそれっぽい。
質問の内容は「どんな仕事を選んでいたか?」なので、回答はもちろん人間として可能な範囲になるはずですが、村川さんの「お花」はもはやヒトではない、ということで、司会の速水さんから「人間じゃない」と無慈悲なツッコミが入り、会場の笑いを誘っていました。
Q3:10年後、自分のキャラはどうなってる?(夜の部)
各声優さんが自分の受け持つキャラクターの将来を予想します。これは1羽でココアちゃんが、「10年もうちで働く気ですか」とチノちゃんにツッコまれるシーンを受けてのものでした。
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どの答えも納得がいくものでしたが、ここでもやはり村川さんの回答には「おばあちゃんか!」みたいなツッコミが入っていて面白かったですね。
佐倉さん(ココア役)→ 10年後もここで働いています
水瀬さん(チノ役) → 世界で活躍するバリスタ
種田さん(リゼ役) → 親しみやすくて頼れる経営者やオーナー、あとはミリタリー関係のお仕事
佐藤さん(千夜役) → 甘兎庵世界進出
内田さん(シャロ役)→ 素敵なティーカップでゆっくり紅茶を飲み続けて欲しい
徳井さん(マヤ役) → プロゲーマー
村川さん(メグ役) → いくつになってもみんなで集まってお話したりしている
リゼちゃんは周りの人たちからの信頼がとても厚いです。小学校の先生を目指して努力しているリゼちゃんですが、人に慕われる長所を活かせば、経営者やオーナーもできる気がします。
マヤちゃんはプロゲーマーになったらYoutuberにもなりそうですよね。ゲームが得意でコミュ力も高いマヤちゃんの素質をもってすれば、Youtuberとして成功するのも難しくはないでしょう。配信にメグちゃんを呼びそう、という話が実際に会場でも挙がっていました。マヤメグのゲーム配信はぜひとも見てみたいです。
Q4:ありがとうを伝えるとしたら?(夜の部)
BLOOMは最終羽ラストの演出がすごいです。まず、優しい微笑みを浮かべるチノちゃんの時点ですでに可愛い。雪景色の中、その微笑みは周囲の白さに溶けていくように、徐々に輪郭を失っていきます。そうして画面からフェードアウトしていくチノちゃんと入れ替わるようにして、現れるタイトルコール。「その一歩は君を見ているから踏み出せる」という一文は、チノちゃんだけでなく、ココアちゃんたち全員の物語を象徴するハイセンスなものとなっています。
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最終羽を締めくくるのに、これほど素晴らしい演出も他にないでしょう。会場では、この映像が正面のスクリーンに映し出されました。
質問は、ここでチノちゃんが言う「ありがとうございます、ココアさん」の言葉にちなんだものです。
ここまで自由奔放にやってきたメグちゃん役の村川さんですが、この質問では千夜ちゃん役の佐藤さんの回答が一転して異彩を放っていました。
佐倉さん(ココア役)→ 親
水瀬さん(チノ役) → デビュー前から支えてくれた家族や友人
種田さん(リゼ役) → Koi先生、スタッフ、ファンにありがとう
佐藤さん(千夜役) → シャロちゃん、いつも千夜ちゃんの前髪を切ってくれてありがとう
内田さん(シャロ役)→ 両親と友人
徳井さん(マヤ役) → Koi先生、スタッフ、ファンにありがとう(*)
村川さん(メグ役) → メグに伝えます、ありがとう
*:内容が同じであるため、種田さんとセットで紹介された
前髪うんぬんは、6羽の散髪を意識しての回答ですね。シャロちゃんと千夜ちゃんは幼なじみゆえに、互いのことをよく知っています。髪を切らせると前髪が二人ともぱっつんになるということも、今までの経験から熟知しているようです。ですが、それでも二人の髪型は大体いつもぱっつんなので、お互いの髪を切り合う習慣があるんでしょうね。
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「これからもどうか千夜ちゃんの前髪を切ってあげてください」と懇願する佐藤さんの力説っぷりが面白かったです。
前髪の話は置いておくとして、種田さんと徳井さんが挙げた「Koi先生やアニメスタッフへの感謝」は、本当に同意しかないです。会場でも話にありましたが、ごちうさが今こんなに魅力的なのは、Koi先生をはじめ、多くのスタッフが今日までごちうさを大事にしてきたから。いろいろな人が手塩をかけて育ててきてくれたのがごちうさという作品です。誰が欠けても、ごちうさがここまで大きな作品になることはなかったでしょう。作り手への感謝の気持ちは常に忘れずにいたいです。
③:勝つのはどっち?ゲーム対決
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チマメ隊 vs 高校生組でゲームをしよう!というコーナー。千夜ちゃん役の佐藤さんが司会進行に加わったことで、実質3対3のバトルになりました。
勝敗の行方は、一方的な結果になったものもあれば、最後に大逆転したものや、接戦を繰り広げたものもあります。時間が経つのがあっという間でした。
あやねるの「パワー!」や、いのりんの「死にました…」などの迷言が生まれたのも、このコーナーです。昼と夜それぞれ2つずつゲームを行いましたので紹介していきます。
・ご注文は鬼ごっこですか?(昼の部)
このゲームは鬼から逃げ回るタイプの一般的な鬼ごっこではなく、いわゆる推理ゲームです。相手チームに質問を投げかけ、その反応から鬼がどのシルエットボックスに入っているかを推理して当てる、というもの。
ポイントとなるのは、質問する側は鬼が誰なのかを知っている、ということです。ボックスに入っても、そのままの姿だと髪型や身長から鬼がどのボックスに入っているのかがバレてしまいます。なので、当てられる側のチームは小道具を使って自分の姿形を変えています。
そういうわけで、このゲームの趣旨は「誰がどのボックスに入っているかをバレないようにすること」だったわけですが、二段変形をかましてすぐバレてしまった人がいましたね。
高校生組の鬼は種田さんだったので、あやねるの入ったボックスがバレても直接負けには繋がりませんでしたが、二択に絞られてしまったことが高校生組にとって大きな打撃となり、チマメ隊の勝利となりました。
・入りたいのは何部ですか?(昼の部)
部活動への勧誘演説を行い、客席からどれだけ大きな拍手をもらえるかで勝敗を決めるゲーム。先攻は高校生組で、シャロちゃん役の内田さんがまず「まんが部」の魅力をアピールしました。
トレスをしよう!と、結構ギリギリな発言をしていたのが面白かったです。後攻、チマメ隊のターンでは、水瀬さんが「夢追い部」を紹介。これまた何とも怪しい部活で、みんなでお金を少しずつ出し合って宝くじを当てよう!というものでしたが、果たして当たる日は来るのでしょうか。
佐倉さんの「ねこ部」、村川さんの「ライ部」、種田さんの「もふもふ部」あたりは、けっこう拍手が大きかったと思います。ライ部は、字面だけだと何の部活か分かりませんが、ようするに「ライブを観に行く部活」です。
ここまで紹介された部活は割と平和だったのですが、最後に演説を行った徳井さんから衝撃的な言葉が。「天然ぶり部」という、本来は天然にしか存在しないぶりっ娘を人工的に生成することを目的とした部活ということで、最初は場が騒然。確かに、若干マッドサイエンティストっぽさが漂う部活ではありますよね。しかしながら、徳井さんの明るい演説は楽しかったです。最終結果は207対210で、高校生組がわずかにリードする形となりました(どういう採点でこの点数が出されたのかは不明)。
【紹介された部活動一覧】
佐倉さん(ココア役)→ ねこ部
水瀬さん(チノ役) → 夢追い部
種田さん(リゼ役) → もふもふ部
内田さん(シャロ役)→ まんが部
徳井さん(マヤ役) → 天然ぶり部
村川さん(メグ役) → ライ部
・ご注文は名(迷)女優ですか?(夜の部)
こちらはお題のアイテムをチームメンバーに当ててもらうゲームです。メンバーは演技する人(1名)と、お題を当てる人(2名)に分かれ、演技する人は画像を観て、そのアイテムになりきった演技をします。このとき、お題の内容を直接メンバーに伝えるのは禁止です。
お題を当てる人は、あくまで演技する人の振る舞いを見た上で、お題が何なのかを予想することになります。そうしてメンバーが見事お題を当てることができればチームにポイントが入る仕組み。
お題の画像は客席側にも公開されていましたが、モザイクによって中身が分からないようになっていました。ですが、全てBLOOM本編の一部を引用したものであったため、モザイクがかかっていても中身に気付いた方はいるでしょう。
高校生組のお題は順に、「太陽」「バナナ」「幽霊が頭に巻いている白い頭巾」「ドアノブ」「帽子」「ティーカップ」でした。幽霊の頭巾がけっこう難題で、高校生組はこれにやや時間を取られていましたね。
一方、チマメ隊のお題は順に「うさぎ」「宝石」「火の玉」「懐中電灯」「王冠」「お墓」でした。高校生組の頭巾もアレでしたが、火の玉はそれ以上に難しく、これがチマメ隊の足を大きく引っ張った形となりました。勝敗は高校生組に軍配が上がります。
勝負には惜しくも敗れてしまったチマメ隊ではありますが、「お墓」を担当した水瀬さんの演技は大好評でした。「死にました…」というシンプルな台詞と、身体を傾ける仕草が良かったです。
#gochiusa
— 綾瀬憂菜 (@mixberrytarte) February 26, 2022
ティーパーティー夜の部レポ
†┏┛墓┗┓†
\死にました/ pic.twitter.com/4DhWQZvvIh
ちなみに得点は、「9-6」だそうです。消化したお題の数はどちらのチームも6つなので、チマメ隊はともかく、高校生組の点数が合わないのが気になるところ。ひょっとすると、ここは記憶違いがあるかもしれません。
【各チームのお題一覧】
●高校生組
太陽→バナナ→幽霊が頭に巻いている頭巾→ドアノブ→帽子→ティーカップ
●チマメ隊
うさぎ→宝石→火の玉→懐中電灯→王冠→お墓→リボン(*)
*:リボンは答えようとしたところでタイムアップとなった
・ご注文は選挙活動ですか?(夜の部)
ゲーム対決のラストを飾ったのは、役職をかけた選挙活動。「ラビットハウスの一日店長」「青山先生の一日担当編集」「文化祭実行委員」の三つの座をかけて争います。
各役職につき、それぞれのチームから一名が立候補して対戦。対戦の内容は、チームメンバーから振られた公約を実現できるかどうか。公約と銘打ってはいるものの、実際それは名ばかりで、立候補した人にただただ無茶振りを投げていただけでした(笑)。これ見よがしに無茶を言い合い、それに何とか応えようとする声優さんたちが面白かったです。
【対戦テーブル一覧】
①ラビットハウスの一日店長
内田さん(シャロ役)VS 村川さん(メグ役)
②青山先生の一日担当編集
種田さん(リゼ役) VS 徳井さん(マヤ役)
③文化祭実行委員
佐倉さん(ココア役)VS 水瀬さん(チノ役)
村川さんは業界人みたいなノリの店長で挑みましたが、酔った内田さんのインパクトが強烈で、会場の人気をさらいました。カフェインを摂ると酔ってしまうというシャロちゃんの特性にちなんだ演技ですね。お客さんの背中に「だ・い・す・き」と書く演技は、強かったです。喫茶店よりも深夜のバーを思わせるような様相に、水瀬さんからは「それはカフェですか?」とツッコミが入っていました。
青山先生の一日担当編集をかけた戦いは、徳井さんの応援ダンスが僅差で勝利を収めました。しかし、種田さんがチームメンバーから食らった無茶ぶりも中々のものです。「青山先生が2年締め切りを破ってもなお優しく接してくれる編集」。無茶ぶりの度合いでは、これが一番辛辣だったと思います。「人生で一番ダサいステップを踏んだ…」と種田さんは語っていますが、あの公約はさすがに無理です。
最後の文化祭実行委員は、ごちうさの主役二人の戦いでした。ココチノ対決ということで、会場の期待も高かったのではないかと思います。結果は、なかやまきんに君を披露したあやねるの勝利となりました。「パワー!」が会場には大ウケでしたが、どんなことも受け止めて良い言葉を返してくれるキャッチャーとかいう無茶ぶりに応えるあやねるも魅力的でした。一方の水瀬さんは、出し物が決まらずに悩むクラスメイトの悩みを煮詰めて作ったスープを出す委員長で対抗。とんちみたいで、こちらもくすりと笑える面白さはあったものの、悩みを煮詰めて作ったスープはさすがにお腹壊しそう(笑)。解毒処置を施さないと、メニューとして出すのは難しそうですね。
#gochiusa
— 綾瀬憂菜 (@mixberrytarte) February 26, 2022
ティーパーティー夜の部レポ②
_人人人人人人_
> パワー! <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄ pic.twitter.com/AyT5041sO6
以上、2-1ということで、選挙活動は高校生組の勝利となりました。
④:ご注文はおやじですか?
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朗読会が始まるまでの時間。女性キャストと入れ替わりで登場した橋本監督と、速水さんの二人で、「ご注文はおやじですか?」と題したトークが行われました。
内容は、視聴者から集めたごちうさに関する質問を、速水さんが橋本監督に聞いていくというもの。話の中心はBLOOMでしたが、ごちうさのアニメシリーズ全体にまたがるような質問もあります。
特に、ごちうさは原作の連載がいよいよ10年目に突入しました。アニメもかれこれ8周年。長い歴史の中で積み重ねてきた様々な思い出があります。必然的にアニメスタッフも長い付き合いになるわけで、そうした懐かしさが二人とも言葉の節々に滲んでいた気がします。
質問は合計8個です。全文はさすがに覚えきれなかったので、こんな質問にこんな回答がされたというのを簡潔にまとめました。
Q1:OPの凝ったところは?(昼の部)
A:前向きな雰囲気が出るような曲調を心がけた。
Q2:時間の流れを感じたエピソードは?(昼の部)
A:8年前はキャストの中に高校生がいた。でも今はすっかり大人になり、受け答えもしっかりしている。キャストの成長に時間の流れを感じるけれど、8年前にごちうさを初めて作り始めたときのことは今でも鮮明に覚えている。
Q3:チノちゃんが変わったことについて(昼の部)
A:チノちゃんは1期の頃と比べると大きく成長した。成長したのは周りの助けと、今に至るまでの様々な経験があったからではないか。
Q4:アフレコ収録で印象的だったこと(昼の部)
A:BLOOMの収録は知っての通り、時勢を考慮した分散収録。前例のないことで苦労したし、キャストの方も大変だったと思う。それでも、全く違和感を感じさせない演技は素晴らしい。
Q5:EDムービーは誰が考えた?(夜の部)
A:監督の案でラテアートを出すことになった。EDの最後に変化をつけたのは、ムービーを最後まで見てもらうため。
※ED映像に関しては、メガミマガジン2021年2月号に「第2期でプロップデザインを担当してもらったいまむらさんに絵コンテ・演出をお願いしたんですけど、いまむらさんに『毎回の楽しみとしてEDに変化をつけてほしい』と依頼したら、けっこう悩んでしまっていたので一緒に考えたんです」と解説があります。
Q6:ごちうさに欠かせない要素は?(夜の部)
A:ごちうさの制作に携わっている全てのスタッフさん。ごちうさのスタッフは何となく全てを受け止めてくれるような独特の雰囲気がある。
Q7:アニメの色遣いで気を配った点は?(夜の部)
A:ごちうさは周囲の建物などの背景にも力を入れている。この背景からキャラクターが浮かないような配色を心がけた。
Q8:アニメオリジナルシーンの作り方(夜の部)
A:四コマ漫画という制限の中では表現しきれない要素がある。そういった原作にないところを、アニメならではの声や映像で膨らませようと考えた。具体的にどういうシーンをオリジナルで作っていくかは、Koi先生と話し合って決めた。
⑤:朗読会
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橋本監督と速水さんが席を立つと、照明が落ち、会場は一度真っ暗な闇に包まれます。スポットライトが壇上に当たり、現れるのは、台本を手にした七人の女性キャストたち。高まる期待に、観客全員が息を飲むのが分かりました。本日最大のビッグイベント、朗読会のはじまりです。
ラビットハウスで繰り広げられる、ココアちゃんたちの賑やかな会話。これを生で聴けただけでも、会場に行った甲斐がありました。その上、内容がBLOOM本編を補完するものだったので、個人的にはもう大満足です。お話はラビットハウスに集まって旅の行き先を決めよう、というもの。
最終羽でチノちゃんが提案したのは、卒業旅行に行くことでした。マヤちゃんは海、メグちゃんは都会など、行き先の候補を挙げてくれた人は何人かいたものの、最終的にどこに行くかまでは未定のまま本編は終わります。これを話し合って決めようというのが、今回集まった目的です。ガレット・デ・ロワで勝利したチノちゃんの「王の命令」でもありましたね。結局、行き先は決まりませんでしたが、いろいろな意見が飛び交う楽しい会話はごちうさらしかったです。
ごちうさは世界観が完成されているので、パロディネタが作中にほとんど登場しないという特徴があります。その点、ディズニーランドが出てきたり、種田さんが「USJって呼んでやれよ、大人の事情的に」と発言したり、リアルの場でしかできない台詞が織り込まれていたのも面白かったです。こういうのは中々、本編ではやりづらいですからね。
チノちゃん役の水瀬さんによる静かな語りで始まった朗読は、同じく水瀬さんのモノローグで終わります。「こうしてみんなで楽しく過ごせる時間が続きますように…」。ごちうさの続編を観られる日が待ち遠しいです。
⑥:お知らせ
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最後に速水さんの方から4つほど情報が公開されました。簡単ではありますが、それらを公式のツイートとともに紹介しておきます。
多くの人が期待していた4期の告知は、お預けとなりました。キービジュアルやPVが公開されたら嬉しかったんですが、続編の情報が公開されるのは、もう少し先になりそうです。公式ツイッターの告知を待ちましょう。
・「ご注文はうさぎですか?展」福岡会場の開催が決定!
゜✧.━━
— TVアニメ『ご注文はうさぎですか?』 (@usagi_anime) February 26, 2022
「ご注文はうさぎですか?」展 福岡開催決定!
━━.✧゜
開催期間:3月25日(金)~4月17日(日)
開催場所:博多マルイ 7階イベントスペース
さらにKoi先生が「#ごちうさ展」用に描き下ろした等身大フィギュア用イラストを、等身大パネルとして受注販売♪#gochiusa pic.twitter.com/dqp5nKE6EP
・AT-Xで4月からごちうさが一挙放送!
4月のAT-Xは『第一回!「まんがタイムきらら」系アニメ特集』
— TVアニメ『ご注文はうさぎですか?』 (@usagi_anime) February 26, 2022
第1弾として「ごちうさ」全シリーズの一挙放送が決定!詳しくは公式サイトをチェックしてください♪
放送日:4/9(土)、4/16(土)、4/23(土)https://t.co/aieXbFvMeU#at_x #gochiusa pic.twitter.com/W36z0hzEdq
・今年もやるよ!イオンと森永製菓のコラボ
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— 森永製菓 (@morinaga_angel) February 26, 2022
ごちうさファンのみなさん!
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森永製菓と「#ご注文はうさぎですか? BLOOM」のコラボキャンペーンが決定!
総合スーパー「イオン」にて3/15より順次スタート♥
(一部エリア除く)
対象商品をお買い上げの方にオリジナルクリアファイルをプレゼント🎁
詳細はhttps://t.co/UttcR9Imrd#gochiusa pic.twitter.com/0IPHxEZHCL
・ごちうさバーチャルライブの開催が決定!
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— TVアニメ『ご注文はうさぎですか?』 (@usagi_anime) February 26, 2022
メタバースアプリ「#VARK」で ごちうさバーチャルライブ実施決定!
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NBCユニバーサル アニメ×ミュージック30周年を記念し「ごちうさ」初のキャラクターによるライブイベント開催決定!
開催は2022年内を予定しておりますので、続報をお楽しみに♪#gochiusa pic.twitter.com/K9F3phFeDd
■ おわりに
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さて今回は、ごちうさの大イベントであるTPの全容をお届けしました。いかがでしたか?
予定が合わなくて参加できなかった方は、次こそは一緒に盛り上がりましょう!撮影はしていたので、円盤がどこかのタイミングで出ると思います。円盤が出たらぜひとも買ってくださいね!
またね!