日記:2024.07.17(Wed)【ステルス爆撃機B-2は今日も元気!】
今日はアメリカ空軍のステルス戦略爆撃機B‐2が初めて飛んだ日です。
Wikipediaで調べたら、1989年7月17日にエドワード空軍基地で初飛行です。
開発は1978年から行われていて、1989年に初飛行、運用が始まったのは1997年なので開発の開始から19年かけています。長いですね!
引用元:
テレビで初めて見た時は「すごいの作ったな」という印象でした。
薄くて平たい三角形の飛行機は今まで見たことがなかったので…。
フリスビーを飛行機にしました的なコンセプトで作られるこういうタイプの飛行機は「全翼機」と呼ばれる物で、一般にはマイナーですが存在は古くからしていて1910年には特許が取られたりもしていたようですが、実用的に運用するのが色々な点で難しいので今でも一般的に見ることがほぼないです。手動だと機体の安定性が悪いのでコンピューター制御で安定が必要、手書きでの設計が難しいのでコンピューターで設計したり等ハードル高いです。
それらのデメリットを補って作ることが出来れば、大きくても軽くステルス性が良い等、一般の飛行機にはないメリットを持つ飛行機として運用が出来て、それを実現させているのがB-2なのでしょう。
B-2は1機2000億円はすると言われる高価な機体で、これほどだと兵器として使うのがもったいない感じはありますw飛行機の形をしたほぼ金塊です。
当然、戦闘で使用すれば損失の可能性も高いので…。
でもステルス機で運用しているから仕方がないですね。
開発当初は132機の製造を予定したみたいですが、最終的には21機の製造になったみたいです。2008年に事故で1機失ったので2021年の時点では20機という事です。失った時は上官はヤケ酒の一本でも飲んだかもしれません。
5機で1兆円とかなんかすごいですねw
要求される性能が高い為、量産化したら性能が落ちて意味ないので量産化もしないし、他国にも供与しないらしいです。
ステルス性をもって身を隠しながらターゲットに接近し、爆撃を行って無事に帰ってくるという、忍者みたいな事を飛行機でやるには、目立たないようなるべく単機か少数機で行って、補給も要らずに少数でターゲットの破壊を行う以上は燃料や爆弾も多く持ったほうが良い。
そういう条件を満たすには全翼機のメリットが効いてくるので、2000億円使っても作る価値はあるのでしょう。今日も元気に飛んでもらいたいです!