日記:2024.04.30(Tue)【アメリカ竜巻】
4月頃からアメリカ中南部、オクラホマ州やテキサス州とかがある辺りでは竜巻の発生シーズンが始まり5月から6月にかけてピークになるようです。
1日で竜巻の目撃数が100件を超える州もあるみたいで、さすがに日本ではここまでの発生は見られません。広いアメリカならではで驚きです。
引用元1:
アメリカ大陸の中央部自体がそもそも広い平原で、風の邪魔をする物がないので成長しやすいんでしょうね。
アメリカ大陸の西側から来る乾いた空気と、東側のメキシコ湾から来る湿った空気の境界で「ドライライン」という一種の前線が形成されて大気が不安定な状態になり竜巻が発生するようです。
竜巻が頻発するここら辺の州の建物は竜巻に耐える特別な仕様になっているのかというと案外そうではないらしいです。
何故かと言うと、過去に来た竜巻が同じ所にまた来る事はまず無く、備えをして建設しても割に合わないので被害に遭った時に保険を使うのが一般的だからです。また来られてもかなわないしその辺は救いなのかな…。
ここら辺の州の人たちは竜巻に巻き上げられてかっ飛んでくる物は一括で「ミサイル」と呼んでいるそうです。
車でも大木でも小石でも全部「ミサイル」です。当たったら終わり。
1mの木材でも家の壁余裕で貫通して中の物吹っ飛ばしますので怖い怖い!
プレーリードッグも混ざってたら嫌だなーw穴から来ましたみたいなw
ちなみに竜巻とは別ですが、ダウンバーストという上から吹き付ける突風もここら辺ではよく発生して、1930年頃には平原の土ぼこりを巻き上げて「ダストボウル」と呼ばれた巨大な砂嵐が10年に渡って発生しアメリカ中央部の耕作地の表土を吹っ飛ばしたようです。
引用元2:
山の斜面の樹木や草の根が表土を引き締めて地滑りなどを妨げていた機能が伐採などにより喪失しますが、それの平原版といった感じです。
もともと大草原だった所を耕作地にして草を剥ぎ取ったので、露出した表土がダウンバーストが来た時に巻き上げられて砂嵐になったのです。
プレーリードッグかわいそう(そこから離れろって…)
日本では畑を深く耕すのは奨められますが、アメリカでそれをやると地面が吹っ飛ぶ所がある。これもアメリカならではで驚きです…。