コボラーの閉塞感はすごい

mizunaです。
新卒で入社した大手SIerで5年ほどお世話になったので、当時のことを書いていきます。

私は文系の出身なので情報系の知識は全くありませんでしたが、内定をくれた大手SIerの給料が良かったので、SEとして働くことになりました。

IT業界のことなど少しも知らないため、新人教育担当者の「COBOLができるSEは食いっぱぐれない」という言葉を間に受けて、コボラーになってしまいました。

COBOLで開発する現場を何個か経験しましたが、どこの現場も年配の方が多く、30代の方が全然いません。当時多くの現場では、セキュリティの観点で業務エリアでのインターネットが禁止だったため、仕事で新しい技術やニュースを見ることはありませんでした。さらに、COBOL自体も成熟した言語であるため、段々と新しい技術にアンテナを張ることができなくなっていきます。

少しずつ自分の首がしまっていく感覚を今でも覚えています。私はどうにか現状を打破しようとAWSの資格を何個か取得し、オンプレからクラウドへ移行する案件に異動させてもらいました。

今COBOLを扱っている若手の方がいるなら、今すぐ別の道を考えることをおすすめします。一方で、私はコボラーにならなければ、ここまで真剣に自分のキャリアのことを考えなかったと思うので、人生に向き合う良い機会だと前向きに捉えていただきたいです。

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