勝手にうまくいくってどういうこと?

あまり具体的なコミュニティ名を出すとあれなので、仮にコミュニティ「A」としましょうか?Aさんのサロン。

『お金2.0』に書いてある発展する経済システムの必須5要素も、もう一度頭に思い浮かべながら読み進めてくださいね。

1. インセンティブ
2. リアルタイムの変化
3. 不確実性
4. ヒエラルキー
5. コミュニケーション

Aさんの反応がルールになる

「法律はオレだ!」

って口には出さなくても、Aさんが「ありがとう」と言えばそれが善いことなんだと会員はわかるんです。コミュニティの主体に認知されてお礼を言われるなんてすごく特別なことですから。

その逆も然りで、Aさんの思想に合わないことをすると反応が鈍いんです。反応がなかったり、いいね!がつかなかったり、一番ひどいと怒られる。これによって、会員は、これはやっちゃいけないことなんだと思えるんですね。

行動を起こし始める人が出てくる

Aさんが、じっくり考えて根回しを推奨して石橋を叩いて渡るタイプの人ではなくて、走りながら考えることを推奨していた場合を想像してください。会員内ではそれが善いこととして前提を共有しているので、実際に行動を起こす人が出てきます。

みんなに先んじて行動を起こした人は称賛されて、尊敬を集めます。それに対してAさんからのフィードバックがありますから、会員は「あ~、こういう風にしたらいいんだ」というAさんとの共有の秘密を持つことになります。これはコミュニティの外にいたら知り得ない事件なのです。

需要とは、うらやましいと不安しかない

行動を起こして目立つ人が出始めると、他の会員はうらやましく思います。だって、Aさんのコミュニティに集まった人たちですよ。できればAさんとお近づきになりたいはずです。

そして、うまくやった人に対して、自分を不安に思います。置いていかれたような気分です。ちなみに、感動とは罪悪感から来る感情と言われています。がんばっている他社に対して、そこに行けない自分という罪悪感です。自分も180kmの球を投げられれば、プロのピッチャーのボールに感動したりは絶対しません。相手がハンデを背負って同じ速さで投げられたりでもすれば、感動するようになります。

この感情により、次のチャンスでは自分がやろうと強く決意するようになります。

5要素はすべて持っている

お気づきになったでしょうか?

ここまで話した時点で、もう5要素は網羅してしまいました。

そりゃ、勝手にうまくいっちゃうわ。


おわり

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みずもん のExpressive Writing
明日もがんばれる気がします。あなたが決めてください。