競技プレゼン管理当局一次情報
こちら、私のnoteデビュー記事となります。よろしくお願いします。
私は シンポシオン と名付けた競技プレゼンの発起人であり、企画・運営をしております。つまり、私が発信源であり、まだ仲間づくりにリソースを割けていないのが正直なところです。シンポシオンを語れるのは、この世に私一人です。この投稿では、誰も見ないであろう(今はまだ)シンポシオンの全てを客観的に記述し、記述し続けて参ります。いつかバイブルになればと祈っています。
目次
■シンポシオンとは?
■シンポシオンのルール
■ルールに対するQ&A
■シンポシオンの歴史
■シンポシオンのこれまでの反省とこれからの事業計画
・シンポシオンの関連事業
・シンポシオンが一流コンテンツになるために必要な3つの要素
・シンポシオンのメディア進出について
■最後に
シンポシオンとは?
シンポシオン公式webサイト(http://uniuni.tokyo/symposion/)より引用します。
シンポシオン(Symposion)は、プロレスリング上で心技体を競う世界初の即興プレゼンバトルとして発足しました。古代ギリシャにおいて、夜な夜なお酒を飲みながらあれこれ語る、現代の「シンポジウム」の基となった単語に由来します。
我々の目的は、グローバルに活躍できる即興プレゼンターを発掘・育成し、即興プレゼンを時間芸術と考え、日本発の “文化” として維持・発展させることです。通常、準備が成功の9割だと言われる『プレゼンテーション』の枠を超えた発想で、より近接格闘技に近い感覚の、人間の本質的に備わった能力の限界の追求を継続して参ります。
また、形式にとらわれず、対面で人同士が触れ合い、本気で向き合うという言論の原点に立ち返り、誰もが言論に参加できる世界平和の実現に寄与して参りたいと考えています。エンターテインメントを重視しながらも、学術的な見地を取り入れ、真面目で誠実な言論の質を損なうことなく、より多くの皆様に本物が本気を出している姿をお届けして参ります。
ただし、発起人の本音の部分はその下の「発起人 挨拶」にあります。
“あらゆるプレゼンイベントの頂点を決める大会を日本発で世界に”
シンポシオンのホームページへお越しいただきありがとうございます。当団体では、世界初となるプロレスリング上での即興プレゼンバトル観戦イベントを運営しております。“あらゆるプレゼンイベントの頂点を決める大会を日本発で世界に” テクニックに逃げることなく、人間としての心技体の日ごろからの鍛錬に重きを置いて言論に関わる事業に従事しております。インターネットの普及や技術の発達に伴い、無数の言葉が空間も時間も飛び越えて飛び交う時代がすでに来ております。そんな時代だからこそ、論理的あり、美しく整理され、ユーザーフレンドリーな言葉を守ることが、シンポシオンの使命です。
“即興プレゼンは時間芸術である”
プレゼンターから発せられる即興でのプレゼンは、フルオーケストラのコンサートと同様に、時間の推移のもとに表現・享受される芸術であると考えます。常日頃から、どのような情報収集をしているのか。どんな仕事をして、どんな人と付き合い、どのようにして情報感度を磨いているのか。どのような立場に立ち、世の中の何が見えているのか。プレゼンターの世界と向き合う、日々の真摯な姿勢を包み隠さず、さらけ出してしまう厳しい戦場とも言えます。1人の人間を通して、その背景にある何万時間という積み重ねを感じ、感動していただけると確信しています。
“素手でぶつかり合う相撲がある我々こそが適役”
「チャンス」と「ピンチ」は、真逆ですが、基本的には同じ性質のものと考えています。不意に現れたチャンスの女神を掴めるかどうかは、戦闘機を何台持っているかのような備えではなく、日ごろから鍛錬された心と体のみによるものです。プレゼンターの皆さんは、職業も立場もそれぞれ違いますが、20代30代の未来に希望を持った若者が集まっています。自然と、それを応援するためにご来場くださるお客様も若く、シンポシオンの大会会場は、同世代の、若き才能のプラットフォームとなっています。リングの外からも、リングに上がる自分を追体験し、応援に声をからすお客様も大変誇らしく拝見しています。出演者、観覧者一体となり、一つのコミュニティーと考えています。内外問わず、多種多様な才能と発想を受け入れながら、ますます宣誓堂々とした言論を好きになっていただけるサービスを提供し、日本発で世界を変える核となれることを目指して参ります。今後とも一層のご理解、ご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
シンポシオンのルール
最新の第三回大会(http://uniuni.tokyo/symposion/1st/325/)では、8人の一般参加プレゼンターが、あみだくじによって、A, Bブロック4人ずつに分かれます。4人はその場で出題されるテーマについて、2分間のシンキングタイムの後、配布されるトランプの数字の若い順に一人ずつ自分の主張を語ります。これを2ターン、つまり2つのテーマの出題の後、会場の観衆による人気投票が行われ、得票数上位1名が決勝戦へ進出することができます。このプロセスは通称「予選」と呼ばれていますが、公式な名称ではありません。
プレゼンをしている最中は時間制限もなく誰からも邪魔をされることはありませんが、言葉につまりその場で考え込んでしまうようだとプレゼンを打ち切られてしまいます。この例は三回の歴史の中では一人もいません。
A, Bブロックの得票数上位1名ずつ、合計2名は決勝戦でプロプレゼンター2名と対決することになります。ルールは「予選」と同じですが、3ターン、つまり3つのテーマが出題されます。その後、会場の観衆による人気投票を行い、得票数上位1名が優勝者となります。
ルールに対するQ&A
ここからは、なぜそのようにしているのかの運営側の意図の部分となり一次情報となります。戦略的に公開していない部分も赤裸々にお伝えしていこうと思います。
Q.01 なぜその場でテーマが与えられるのですか?
チャンスもピンチも不意にやってくるものです。自宅に防災グッズを常備していても、外出先で大震災に遭遇するのはありそうなことです。結局のところ我々が頼りにすべきなのは、自分自身の心技体であるという考え方によるものです。武装された言論ではなく、まる裸の人間の本質を提供したいと考えています。不意打ちであるがゆえに、普段考えている枠の大きさ、付き合っている人と使っている言葉、見えているものが明るみにされ、それを競うことに意味があるのです。
Q.02 なぜ討論ではないのですか?一人ずつ話すのですか?
正解を探すことが目的ではないからです。一人の考えを自分の中で腑に落としてもらえれば結構だという考えからです。自分との戦いであり、自分の思考の限界と向き合ってもらって言い訳を許さないためです。時間制限を設けていないのも、この理由からです。
Q.03 なぜ一人のプレゼンに制限時間がないのですか?
上の質問と同じ理由からです。一人の考えを自分の中で腑に落としてもらえれば結構だという考えからです。自分との戦いであり、自分の思考の限界と向き合ってもらって言い訳を許さないためです。
Q.04 なぜ勝ち負けを決めるのですか?
正解はなくても、納得解はあるという考えからです。どうしたらいいんだろう?という時に、少なくとも自分を納得させ、周囲の人を納得させて前に進むことができることに、現代においての価値があると考えています。
Q.05 なぜ、会場の観客の投票によって評価をつけるのですか?
有識者や専門家と呼ばれる人たちであっても正解を持っているわけではありません。我々がプレゼンターに求めているものは、納得解だからです。一人のプレゼンターに対して、もう一度この人の話を聞きたいという観衆の数の割合を市場の需給バランスとして価値の可視化と考えています。
シンポシオンの歴史
シンポシオンの起源は、第一回大会の出場者でありチャンピオンの一人であるzackが主宰する「男祭り」というプロレスリングでのイベントから発起人がインスピレーションを得たことにあります。
2015年08月27日 シンポシオン 第一回大会 at Kagurazaka
2015年10月16日 シンポシオン 第二回大会 at Shinkiba
2016年02月27日 シンポシオン 第三回大会 at Shinkiba
第一回大会は試験的に飲食店を貸し切り、飲み会の延長のような形式を取りました。東京カルメギ...東京都新宿区細工町3-20
5人のプレゼンターが参加し、3つのテーマについて競技プレゼンが行われました。当時は、勝ち負けの判断を拍手の大きさ(「数×パッション」という考えに基づき)にしていたため、優勝者が2名出た珍しい大会。(優勝者:zack、毛利大介)
今や高嶺の花である名MC 兼田玲菜(Kaneta)は第一回からの参加で、発起人水元によるFacebook上でのスカウトがことの発端です。
カードパフォーマーとしてステージを盛り上げてくれるマジシャン タツヤ(矢野達也)も第一回から参加。
第一回大会の成功を受けて、第二回は本来やりたかったプロレスリングに舞台を移して開催することを決定しました。新木場1stRING...東京都江東区新木場1-6-24
6名のプレゼンターが参加し、A, Bブロックそれぞれ2つ、決勝で3つの合計7つのテーマについて語られました。優勝者は初出場の貝原大和。第二回大会から会場の観客の投票数によるデジタルな評価が行われ、投票にはFacebookイベントページのアンケート機能が使われました。
第二回大会からゲスト解説として岡田斗司夫さんがご協力くださいました。これにより、シンポシオンの基本理念である「エンターテインメントを重視しながらも、学術的な見地を取り入れ、真面目で誠実な言論の質を損なうことなく、より多くの皆様に本物が本気を出している姿を」に大きな貢献を頂いております。
オクトーバーフェストを意識して、野球場でのビールの売り子さんを意識したビールガールを2名 ご協力頂いて生ビール飲み放題を敢行したところ大きく収支を圧迫しました。こちらは第二回のみの幻の企画となりそうです。
観衆による飛び込みの「一言言わせろ」コーナーも第二回で初めて試みられました。
第三回大会は2月27日土曜日。新木場1stRINGにて、18:00ゴングです。
第三回大会での大きな試みは、ゲストプレゼンター2名をお呼びしたことです。うしじまいい肉さん。
ゲストプレゼンター 古川洋平さん
そして、解説はもちろんこの方 岡田斗司夫さんでお送りします。(2/16 諸事情により欠場となりました)
第三回大会のチケットはこちらで取り扱っています。
シンポシオンのこれまでの反省とこれからの事業計画
ここから先は
¥ 1,500
明日もがんばれる気がします。あなたが決めてください。