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ハプスブルクの「あご」高貴なる青い血の呪い
ハプスブルク家とは?
ハプスブルク家は、中世から第一次世界大戦までの約数百年にわたり、ヨーロッパを牛耳っていた有名な王族です。
日本人にとって1番有名なハプスブルク家の人物は、フランス王妃マリー・アントワネットではないでしょうか。
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画像引用:wikipedia掲載パブリックドメイン画像
この一族は、元々スイスの地方豪族でしたが、最盛期には神聖ローマ帝国(今のドイツやオーストリアあたり)をはじめ、ハンガリーなど中東欧、スペインなど広大な地域を支配しました。
ハプスブルクの「あご」
ハプスブルク家は、婚姻政策により領土を拡大してきました。つまり、各地の良家のお嬢様と結婚し、その家の土地をちゃっかりいただくということです。
そうこうしているうち、ヨーロッパの王族はみな親戚。
今度は、同じ手法でライバルに土地を奪われないよう、高貴な血筋、いわゆる「青い血」を守るため、近親婚を繰り返すようになりました。例えば、おじと姪を結婚させることもごく普通。
しかし、これを続けると体の特徴が強く遺伝してしまい、日常に支障をきたすようになります。
ハプスブルク家の場合、特徴的だったのは「あご」。
そう、しゃくれていたのです。気づけば、スーパーしゃくれファミリーになっていました。
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画像引用:wikipedia掲載パブリックドメイン画像
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画像引用:wikipedia掲載パブリックドメイン画像
このカルロス2世は近親婚の影響を強く受けた人物として有名です。しゃくれはもちろん、非常に病弱で後継ぎを残せず、結局38歳で亡くなってしまいました。
これにより、スペインのハプスブルク家は断絶。ライバルのブルボン家にスペイン王位を奪われることに。ライバルから国を守るために近親婚をしたのに…。
末裔が小顔イケメンすぎる
さて、ハプスブルク家がしゃくれていたのは今となっては昔の話。
現代を生きる末裔はどんな方なのでしょうか?そのうちのひとりを紹介します。
レーシングドライバーのフェルディナント・ハプスブルクです。1997年生まれの26歳(公開日時点)
ちょ、イケメンすぎません?あの元スーパーしゃくれファミリーのお方ですよ…?
ヨーロッパの歴史に興味をもったら、あごの行末(?)に着目してみてください。