【詩のようなもの】　金の行方

いっそのこと見てみたい
消費税100%の世界

僕らを殺せる金と人の手が
どんな世界なのか
屍になって見下ろしたい

正しさは程々に
明日への仕事すら放棄して
競争も程々に
ルールの在り方すら寛容な
腐った極楽に浸かって見届けたい
金の行方

自分の性根が腐ってるのは
自分が一番分かっているから
極論と曲解を捨てられず
今もまだ責任と義務からは
程遠い所で不貞腐れて戯言ばかり

本当は理想の筋肉つけて
周りの人に感謝しながら
金の行方など気にせず
夢を追っていたい

だけど仕組みを知れば知るほど
自分に期待など出来ず社会に怒り
絡みつく希死念慮

続いていく孤独
届かない祈り

それらを通して
いっそのこと見てみたい

消費税500%の馬鹿げた世界