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【詩のようなもの】阿附

さらりと記載された
「調和が第一」

その上で意図的に
軽はずみに爽やかに阿附迎合

みんな何処か違和感持ってる
でもそれが言語化出来ず
緩やかに順応

晩飯の献立も少しずつ品が減り
夜の長風呂から朝のシャワーだけ

事務的な会話の中には
上と下が生えて至らぬ状態
慌てて取り繕う調和への長話

自分の記憶にないところで
何故か長いロープとライターが手に
誰が何処でいつ使うんだ

楽な道など無いけど
汚れたままの床を拭いてみたら
少しだけ入ってくる陽が反射して
心まで照らされた気分

たまには外れてみよう
そう思う現在

苦しいは苦しいけど
阿附迎合しない中で
新しい発見ができる
そんな自分を見つけた