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Photo by
kotoba_tanosii
【詩のようなもの】 過去、足跡
白いキャンバスに憧れるのは
自分がぐじゃぐじゃの形状だから
頭に血が昇っては
履いていた靴下の匂いから
諦めの文字が浮かび上がる
そんでもって損して解決
浮き足立つ話などないワタシは
二足の草鞋を履く他人に惹かれ
釣られて 一緒に潜る暖簾
後悔は後の祭り 空虚
振り出しに戻りたくても
それとは別の意味も背負い
横目に入る純白の景色に
まだ踏めない二の足 震わせて
赤っ恥すら笑って食えるような
今の情けない自分が足されて
今年も終わろうとしている
何の進捗もなく
言いたいことすら分からない
嫌悪感だけ漂う足跡
どの方向に足を向けて寝ればいいのか
下らない今日のワタシ
夢の中で、日常の中で
一歩を踏み出す想像力を欲している