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【Water note】詩関連〜

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主に詩のようなものをまとめています。
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記事一覧

【詩のようなもの6編】 菜の花探し

【菜の花探し】小さな幸せが 先の見えない不透明に 色をくれるのを知って以来 排気ガスの往来…

青空宮庫
2週間前
16

【詩のようなもの6編】 捨て始め

【捨て始め】捨てる 捨てる 捨てる 空っぽになった瞬間 拾う 拾う 拾う あげる あげる…

青空宮庫
13日前
10

【詩のようなもの6編】 願意

【願意】良くも悪くも 正論より感情表現で人は動く 面白いもの 泣けるもの 合理的にはいかな…

青空宮庫
3週間前
23

【詩のようなもの6編】 進捗と解像度

【進捗と解像度】私から始まる世界の全て 流し読みした教科書を傍らに ドキュメント綴るクロス…

青空宮庫
1か月前
7

【詩のようなもの6編】 なびく一月

【なびく一月】漆の上に金粉を塗したような めでたかった浮かれムードが うさんくささに急転…

青空宮庫
1か月前
27

【詩のようなもの6編】 Happy Accidents

【Happy Accidents】ひととせの風がももとせの縁になる そんな未来を欲しては遠ざけて 木枯ら…

青空宮庫
1か月前
15

【詩のようなもの6編】 冬の朝の散歩

【冬の朝の散歩】寄りかかれない君の背中 タイトルのない今日が凸凸 これからも探す恋の結末を傍に ツンとした空気と シャリシャリした道で 今だけしか得られない 解放感と高揚感を纏い 浮かれムードに酔い 少し財布の紐を緩めては ニュースに背筋伸ばされ 靴紐と共に結び直し また今日から冬の朝の散歩 【味わう時の詩】後光を手繰り 術を知り 外連味を味わい尽くす 時の遊び場 寸暇を惜しみ 想像を越えて 一生綻ぶことない 宝石のような詩を探していく 風に吹かれて 雨に打たれて 背骨に

【詩のようなもの6編】 チャランポラン

【チャランポラン】チャランポラン 横断歩道を渡り 少し先の大きな公園まで 歩く 走る 歩く…

青空宮庫
1か月前
17

【詩のようなもの6編】 不透明な陽

【不透明な陽】枝葉末節 軋む関節 古びた遊歩道の裂け目から 時間が溢れ出す音がする 霞む…

青空宮庫
2か月前
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【詩のようなもの6編】 森の傘たち

【森の傘たち】苔むす時間の下で 言葉を持たぬまま ひとつは笑みの形を宿し ひとつは能天気に…

青空宮庫
2か月前
21

【詩のようなもの6編】 出口と分岐点

【出口と分岐点】引き立て役 裏方の鏡 仰ぎ見る天気予報 終わりのない流れ作業 出口が見えて…

青空宮庫
2か月前
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【詩のようなもの6編】 最初の一漕ぎ

【最初の一漕ぎ】歳を重ねると話が長くなる 小学校の校長がそうであるように 話し上手でもな…

青空宮庫
2か月前
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【詩のようなもの6編】 自発性

【自発性】やらされてることほど 地獄なものはない 自分からやってこそ 天国が見えてくる 工…

青空宮庫
2か月前
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【詩のようなもの6編】 映画のように

【映画のように】自分が主役 この映画のようなストーリー 回る時計の針を自分の行動で刻む 時に川のように流れる 良いこと悪いこと 時に逆らい時に身を任せ 成りたかった自分に出逢い直す あなたと言葉を交わし 終わらない一コマに心を込めて 夢が現実 現実が次の未来 キラキラ光る窓越しの朝陽 花開いては萎んでいく シナリオ通りには行かない あの映画と同じ脳みその奥 木漏れ日を浴びる前頭葉 あの映画のように 回る風に次の灯が 新しい自分と手を繋ぐ 【去る者は追わず】去る者は追