【詩のようなもの6編】 冬の朝の散歩
【冬の朝の散歩】寄りかかれない君の背中
タイトルのない今日が凸凸
これからも探す恋の結末を傍に
ツンとした空気と
シャリシャリした道で
今だけしか得られない
解放感と高揚感を纏い
浮かれムードに酔い
少し財布の紐を緩めては
ニュースに背筋伸ばされ
靴紐と共に結び直し
また今日から冬の朝の散歩
【味わう時の詩】後光を手繰り
術を知り
外連味を味わい尽くす
時の遊び場
寸暇を惜しみ
想像を越えて
一生綻ぶことない
宝石のような詩を探していく
風に吹かれて
雨に打たれて
背骨に