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『バディ』・『パートナー』についての個人的な性癖を語る

こんにちは。水宮ひずむです。
今回の記事で語ろうと思っていることはタイトルの通り。

オタクをやっていると、よく「バディもの」「バディ萌え」みたいな概念に出会うことがあります。
そもそも、『バディ』と『パートナー』って何が違うの?という感じですが、検索したところ、大体
バディ:背中を任せられる相棒。ツレ。同性同士に使うことが多い。
パートナー:手を取り合う協力者。恋人や伴侶に使うこともある。

みたいな感じらしいです(ざっくりなので厳密にいうと違うよ!ってのがあったらすみません)。

オタク的なイメージで言うと、

バディ:仕事や目的遂行のために組んでいる二人組。同性・異性に関わらず恋愛感情は生まれないが、一方でお互いを誰よりも理解し、信用していたりする。いわゆるルパンと次元のような「粋」な関係で、気の置けない掛け合いをする。どちらかが主導権を握ることはなく、関係は拮抗している。

パートナー:主人公とヒロインのような、お互いを信じあって困難を乗り越えていく二人組。お互いの事を大切に思っている。物語が進むにつれ恋愛関係に発展することもある。守る方と守られる方、従える方と従う方等どちらかが主導なこともある。

というところかなぁ、と思いますがいかがでしょうか。


さて、自分は某実況者さまのゲーム実況動画がとても好きで、欠かさず視聴しているのですが、実況されているゲームに『男女バディ』が登場することが最近よくあります。その際、
「この二人は恋愛関係にならないで、ずっとバディでいてほしい」
「恋愛感情じゃない信頼でつながってる男女バディ、良い」

みたいなコメントが流れることがよくあります。
言っていることはわかるし、自分も女×男のオタクなので、公式で恋愛関係にならないでほしいというのは身をもって理解できるんです。
でも、ん???ってなってしまった。
その違和感を言語化しよう、と最近ずっと考えていました。

自分の最推しコンビ、デビルフォースのゲルダとエルアネル。
この二人について他人に説明するならば、まさしく恋愛関係ではなく、同じ目的のため、危険と隣り合わせで敵地に乗り込む『バディ』的関係であると言えるかもしれません。しかし、
二人を『バディ』と呼ぶことに、自分の萌えセンサーが働かないのです。
なぜか?という所なのですが、以下のように思います。
『バディ』という単語からは、何となく”ロマンス”の要素が排除されているように思えるからです。
ロマンス。また言葉の意味の話になってしまいますが、ここでは「恋愛要素スペクトラム」な意味合いで使いたいと思います。つまり、「がっつり恋愛要素が入るのもロマンスだし、恋愛とはとても言えないが、少し体が触れ合った時に微妙に気まずくなるのも、またロマンス」だと言いたい、ということです。

個人的には、ゲルダとエルアネルの間には、恋愛関係でないながらも、所々にやりとしてしまうような“ロマンス”要素はあると思っています。
例えば宿屋に泊まる時のシチュエーション妄想。

店主に夫婦と間違えられ、部屋は一つでいいかと聞かれる二人。エルアネルはどきりとして口ごもるが、ゲルダは「いいえ、違うわ。なので別々の部屋をお願い」とさらりと言う。誤解を解いてくれてホッとするような、何も動揺しないゲルダに自分が惨めになるような思い――を感じて眠りにつくエルアネルだったが、深夜、なんと寝間着姿のゲルダが突然こちらの部屋に飛び込んでくる。「な、な、どうした!?」「見て、エルアネル!この石が突然光を放ったのよ!」神秘的な事象に目を奪われる二人。結局その夜は片方の部屋で、寝間着姿のまま夜を過ごしたのだった。

みたいな。(長いよ!)

二人を恋愛関係とも、カップリングと呼ぶことも違和感がある自分ですが、こんなスパイス程度の”ロマンス”要素はなんぼあってもいいですからね!と思っている。
でも、ここから恋愛関係に発展したり、どちらかが思い悩んで協力関係がこじれたりするのはNOサンキューなんです。あくまで、
スパイス程度のロマンスがある『バディ』、または『バディ』に限りなく近い『パートナー』のような関係が萌えるんです。

なんかちょっと、相手に対して照れるとか、意識しちゃうことがあったりもするんだけど、まあ何事にもならんわな、な感じで進んでいく日常が好きというか。絶対100%恋愛関係に発展しない!鉄壁バディ!というわけじゃなくて、もしかしたら万が一億が一、相手に魅力を感じちゃう瞬間もあって、でもまーそれはそれとしてコンビだから何も起こらないですよー的な、そんなバランスが好きなんです、わたしは。(早口)
エルアネルについて「恋愛感情は一切ないわ」と言い放つも、「きみにそうバッサリ言われるなんて、よほど男としての魅力がない奴なんだね、そいつは」って他人に言われると、「あら失礼ね、少なくとも貴方よりは魅力的だと思うわよ?」とか言っちゃうゲルダさんに萌えるんです。(恋愛に発展しないくせに、)別に一切そう見れないってわけじゃないけど、みたいな匂わせしてくる位の感じがすきなんです。
上手く伝わるかなー。ううん…。

なので、先述の実況動画のコメントで感じた違和感は、
「恋愛関係じゃない『バディ』でいてほしい、のは同意するけど、多少の“ロマンス”はあったらおいしいんじゃない?

って自分は思っていた、ということなのだと思います。多分。



JUMPHEROの、ミセス・イヴとビリーバーン(この二人の同人誌をついこの前出しました)に関しても、まずミセス・イヴは人妻だし、どう足掻いてもカップリングには描けないし、お互いに恋愛感情も発生しませんが、“ロマンス”要素は入れられるじゃないですか。若者に手を差し伸べる美しき王妃と、母を喪った憎しみに囚われる青年。疑似親子というには年齢が近すぎて、その胸にすがりつくには関係が遠すぎるんですよ。もうガチのロマンスですよ。興奮しかないんですよ…。


結局まとめると、『バディ』にしろ『パートナー』にしろ、完全に恋愛要素のない関係性が好き!というよりは、スパイス程度の“ロマンス”のある、かつ恋愛関係ではない『バディ』や『パートナー』を我、欲す。というところです。
自分の萌える関係性を求めて、これからも二次創作や一次創作に励めたらなと思います!


まとまりのない語りをここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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