デビルフォース 個人的キャラ設定(妄想含)①
DF1のキャラクター中心に。こんな設定で漫画とか絵を描いてるよ、というのを自分の備忘録としてまとめておきます。暇な時の読み物にでもご覧いただければうれしいです。
公式の情報に、個人的な解釈・妄想を多大に付け加えたものになっております。途中からもはやただの萌え語りと化しています。ご注意ください(すみません。笑)
【ルートヴィクス(ルーディー)】
「1」の時点で20歳前半(20~22くらいかと思われる)。亡国、ダリル公国の元王子。無造作に伸びた細い金髪を一つに結んだ青眼の美青年。一見粗野だが、それなりに身なりを整えれば王子だったことが容易に想像できるだろう(そんな機会はないのだが)。
物心ついた時には既にベルナーに連れられ、傭兵の仕事や戦場を目の当たりにしてきたため、城での暮らしはほぼ全く覚えていない。
生まれながらに戦禍の中にいたためか、「生きること」と「その手段」、つまり傭兵として戦い続けることが彼の人生の全てとなった。それを全うするにあたっては常にシビアであり、仲間との別れなどに心揺れる姿は一度として見せない。しかしそれは人情、色恋、道楽などを楽しむ情操が十分に育たなかった彼の悲劇だともいえる(生来の性格もあるかもしれないが)。
一方で戦場、また相手との交渉時などで見せる言動は”大胆不敵”そのものであり、幼げな美青年から発せられる無礼千万な態度は、傭兵仲間から見ると頼もしく見え、ずいぶん年上の仲間達からも信頼を寄せられている。
ベルナーの死・仇討ちの旅・そしてドルメーガを討ち英雄となったことを通じ、そんな彼の心も少しずつ人間らしく(?)成長したことが「2」「3」で見て取れる。というか、「1」は人として色々心配になる(ぜひプレイして確かめてくれ!)。個人的には、「2」で成長したんだなぁと思わせておいて、エンディングで「あぁやっぱりルーディーはルーディーだわ…」と思えるあのセリフを発するところ、とても好き。
上記したとおり(ベルナー以外の)人間に対して特別な感情を持つことがなかったため、ゲルダ含む全キャラと何のフラグも立たなかったが、人間として豊かになり、傭兵仲間を思いやれるようになった「3」であればギリギリワンチャンあるかもしれない。多分ないけど。
【ゲルダ】
「1」の時点で20歳前後と思われる。ルーディーの傭兵仲間であったが、「2」のエンディングでルーディーと袂を分かち、エルアネルと神秘の旅へ出発する。「3」では妖魔の本拠地をつきとめるが、エルアネルと共に捕らえられてしまい、後に救出される。
男性には興味を示さず、不思議や危険なことに興味を示す変わった女の子。作中では傭兵や2人旅といった無謀勇敢な行動から、彼女の神秘に対する熱意は充分伺えるが、実際に危険や神秘を前にワックワクしている姿はそこまで見られないため(「2」でのティムカ村絡み位か)、そこら辺は脳内補完である。
「あら。~~した方がいいんじゃないの?」「~~しないわけにはいかないわよね?」とからかうように尋ねる口調や、「ふうぅぅ」といった長いため息が口癖。お姉さんらしい雰囲気がありつつも、チャーミングで、飄々とした一言をかます魅力的な女性。また魔法発動時のポーズが、一般的な魔法使いとは一線を画した独特なものであり、彼女の変わり者感に拍車をかけている。(だいすき)
また、戦場を前に「死にたくないぃ」と怯えるエルアネルに対し「思いだして、エルアネル。私達は○○(例:極東で最も稼ぐ傭兵)なのよ。しっかりして」と励ますシーンは、「1」「2」続いてのお約束となっている。ちなみにこのシーンでは、エルアネルは口の悪い仲間に容赦なく罵倒を受けているため、ゲルダの優しさがより染み入っていると思われる。
勇敢でありながらエレガント、変人ながら聡明、そして仲間を励ます優しさを併せ持つゲルダさんはマジ最高なのである(語彙の消失)。
男性に興味がない、もとい恋愛ギライとも取れる描写が多く、DS2号のお遊びページ「でびるふぉうす新聞」では「恋をすると魔力が落ちる!!」「邪念が魔力を削る」「色恋沙汰に首を突っ込むと魔力が激減します」「神秘を司るものは煩悩に振り回されるべからず!」と恐ろしいまでに恋愛を否定している。怖い。「1」では娼婦絡みのシモトークを繰り広げるトビアス・バースに対し「置いていくわよ!」「敵の前で何をしてるの!?」と声を荒げる場面もある。いつも冷静な彼女の見せる意外な一面、良き。
そんなゲルダも2のエンディングで、ルーディーに対し「あなたに会いたくなったら、どこに連絡すればいい?」と言うシーンが描かれている。これに関しては、ルーディーはゲルダに傭兵生活という初めての冒険をくれた、戦場での唯一無二のパートナーでありいわば青春であると解釈している。人生における次のステップを進むことに決めたゲルダが、最後に見せた青春への一握りの哀愁、エモい。しかしまあ、このゲルダの言葉に対するルーディーの返答はお察し。
エルアネルは、トータルで10年以上も共に歩み続けている相棒である。恋愛ギライな彼女なので勿論恋愛関係ではない。が、臆病だったり、妖魔に対して唐突に逆上したりするヤバめのダメンズと10年間も連れ添えるところから、2人の人間的相性の良さや絆が伺える。ゲルダとエルアネルが後々に2人旅に出ることは「1」のエンディングで既に明言されており、コンビ化は初期段階で決まっていたようだ。どういう意図だったのか当時の制作陣にインタビューしたすぎる。1号本誌ではあんなにルーディーとラブコメを発生させようとしてたのに…個人的設定では、ゲルダの神秘への情熱は家族・周囲の人々にはあまり理解されないものであり、傭兵仲間にも変人だと思われていたが、初めてエルアネルが理解・共感してくれた。神秘的な話で2人は意気投合し、共に旅に出るにまで至ったと想像している。
「2」では、若者たちに優しい言葉をかけてもあげられない偏屈なエルアネルに変わり、「怪我をしたらエルアネルに治してもらうのよ」と他己紹介をしてあげるママみを見せている。エルアネルに対して一種の庇護欲を感じていることは想像に難くない。つーかそういう趣味の人じゃないとエルアネルと10年連れ添えないと思う。エルアネルに萌えてるゲルダさん好き。
また同じく「2」では、作中屈指の恋愛脳女子キャムウェイが「ルーディーさんってゲルダさんの恋人なのかなぁ?」と勘繰るも、対するゲルダとルーディーは完全なるノーコメであるところが面白い。勘繰られないエルアネルもまた面白い。彼女は「3」の2人を見て、また色々勘繰るのだろう。
【エルアネル】
「1」の時点で20歳前半と思われる。捨て子であったがドルイド僧に拾われて育つ。どういう経緯でルーディーの傭兵仲間となったかは不明(森や住み処が戦争または妖魔によって襲われ、そこに仕事で居合わせたルーディーにたまたま命を救われたとかそんなんじゃないかと妄想している)。
その後の経緯はゲルダと同様。
戦闘に対し、非常に臆病で弱虫。最も顕著に表れていたのが「1」であり、そのセリフはもはやギャグの域と化している。(例:「たった6人でぇぇぇぇ。死にたくないぃ」「にげにげにげ逃げよう!」「ひええええ」)
ただし怯えを見せるのは人間の敵に対してのみであり、対魔族では「魔族!!このやろう!神聖な森におまえら!」と独特の倒置法でブチ切れ、「畜生!」「一匹も逃すな!」と人が変わったように捲し立てる。森を愛するドルイド僧であるため魔族を死ぬほど憎んでいるらしい。とはいえこの物凄い豹変ぶりは、某こち亀のバイク乗りに似ていると私の中で評判(どうでもいい)。また、妖魔を滅することだけでなく、神秘に対しても興味があり、「2」のエンディングでは「傭兵をやっているよりも、世の中の色んな不思議を探してみたいんだ」と語った。ゲルダさん大歓喜。
平常時はオドオドとした、どもりがちな喋り方だが、怖気づいてはおらず割とおかまいなしに発言する(かわいい)。また他者への情が深く、旅への同行を名乗り出たチェニーや、トビアスの安否を真っ先に心配していた(その二人からは詰られるのにねぇ…)。 さらに、妖魔への憎悪があるとはいえ、ルーディーの途方もない仇討ちに、同行すると一番に名乗り出たのも彼である。さらに様々な国の文字が読める博識さもある。とまあ、イイ奴なのだが、どうあがいても「ヘタレ」という印象が強すぎるためか、そこらへんあまり語られない。
7年後の「2」では、優しさよりも強気な面が育ってしまったのか、「臆病なのに強気」という嫌な性格のキャラになってしまい、若者たちに対して「妖魔は憎いが戦いは怖い…いったいどうしたらいいんだ!」と突然叫んだり、「油断せずに行動しろ!」と叱咤したりする関わりたくないオッサンと化している。あぁ、取り柄が…。そんな彼に変わらず優しく接してくれるゲルダはある意味見どころ。多分だんだん変わっていくエルアネルに慈愛の目を向けてくれている。
「3」では、「1」から10年経っていることから、臆病さはすっかり影をひそめ、ゲルダに対しても「気をつけろよ、何が出るか解らんからな」と堂々たる口調で話している(作中で多少の動揺はみせていたが)。そして若者に偉そうなところは「2」同様。あぁ「1」の彼が恋しい…が、「1」の頃に見せていた仲間への優しさなどは根っこでは変わっていないと思いたい。
デビルフォース皆勤賞であるにも関わらず、あまりビジュアルや詳細設定は重視されてなかったんだろうなぁと思えるほど、口調やら一人称やら髪の色やらがコロコロ変わる。一人称は「1」が僕、「2」がわたし、「3」がおれ。髪の色は「1」は不明、「2」は黒髪、「3」は茶髪。「3」の服装もできればオネストとは別にしたほうがよかったんじゃないかなぁ…とか言ってみるが、まあしゃあない。
ゲルダに対しての感情は、作中でエルアネルからゲルダに対して意思を表出することがあまり無いため妄想するしかない(ゲルダ→エルアネルの表出の方が実は多い)が、自分に優しくしてくれる人、神秘への情熱を分かり合える人であり、強い信頼と絆があることは想像に難くない。強く、美しく、優しく、神秘的なゲルダに対し、「まるで森のようだ(エルアネルにとって最上級の誉め言葉)」と崇拝にも似た感情を抱いていてもおかしくはない。初心で不器用なエルアネルは、ゲルダを意識してしまうことはあっても、どうこうなりたいとかそんなことも思わず「このままずっとゲルダの傍にいれたらいいのになぁ」とか思って過ごしているのだろう。尊っ。
そんなエルアネルのmy脳内イメソンは平●堅の「思いがかさなるその前に…」。ぜひ聴きながらエルアネルの尊さに想いを馳せてほしい。
次回、トビアス・バース・チェニー・ベルナー辺り。
次々回、リカルド・キャムウェイ辺りを書きます。たぶん。