デビルフォースの名場面をスクショ付で紹介する①
こんにちは、水宮ひずむです。
今回からはタイトルの通り、愛してやまないゲーム「デビルフォース」本編の名場面を、スクリーンショット付で紹介したいと思います。
繰り広げられるキャラ同士の掛け合いや、人間模様のすばらしさを「DF」本編を知らない方にもぜひ共有したい!…という布教に見せかけて、ただ語りたいだけだったりします(笑)
なお、スクリーンショットはプロジェクトEGGさんのEGGランチャーの機能を利用しています。
タイトル画面
デビルフォースのテーマ曲が流れると同時に表示されるタイトル画面。
神秘的でノスタルジックな雰囲気に、永遠に聴いていたくなります。
これを見るために、定期的にゲームを起動させてるまであります。
この大陸の全貌、星空の映し出された画と、赤黄のグラデーションが光るタイトルロゴが好きすぎて、ずっと見てられます。好き。
1993年の文字が胸に刺さりますね…。
プロローグ1
500年前の歴史が語られるところから始まります。世界観説明といった感じ。
はるか昔、神々を信仰する人間と、妖魔を崇拝する人間が、世界を東西に二分しての大戦争を繰り広げました。
神々側の敗戦が濃厚になるものの、神々は魔法の武器(女神の剣)を人々に与え給うて、再び神々側は勢いを盛り返しました。
そして大陸の中央で最後の決戦が行われます。
なんとその時、神々は大陸の中央に稲妻を落とし、両軍もろとも海の底に沈めてしまったのでした。
そして大陸は物理的に二つに分かれ、いまでも東側は神々を、西側は妖魔を崇め続けている…。
という伝説的な内容です。
ここで「ん?」と違和感を感じた方も多いと思います。
神々、ひどくないですか?なんで自軍の人間まで海に沈めるんだよ…。
何となくプレイヤーは神々にうっすらとした不信感を抱きつつプレイすることになりますが(笑)、実は邪神だったとかそういうのは無いのでご安心を。
余談ですが、この500年前の際も、DF3の様にゼクスが降り立って、人々の前に女神(クリアとアステア)が姿を現し、女神の剣を賜ったのでしょうね。
プロローグ2
本編の、少し前の話が始まります。
いまから20年前。
東の地では、すべての秩序が失われ、戦乱の時代が始まっていた。
偉大なるダリル公国。その城は敗戦により炎上し、廃墟と化していく。
青騎士ベルナー(※前作主人公)は、城の中から王子ルートヴィクス(※今作主人公)を助け出す。
国も城も失ったふたり。ベルナーは王子を戦士として鍛え上げた。
日々の糧を得るために、二人は傭兵となり、傭兵団を率いて各国を巡っている…。
この辺りの文章、とても熱く刺激的で印象に残ります。
MOOK版初期DSの、まだオトナ向けでポピュラライズされて無いがゆえの良さを感じます!
本編開幕
さて、待ちに待った本編の開幕です。
舞台は戦場。
主役勢は、ルーディー元王子とベルナー率いる傭兵団です。
最初に発言するのはベルナー。
元ダリル公国の青騎士で、ルーディーの育ての親であり師匠。
そして前作(女神の剣)の主人公。
前作をプレイしたユーザーは相当興奮したことでしょう。
最年長キャラらしく、ユーザーに現状を解説する役割も兼ねています。
最初に彼が発言するのは至極当然といえますね。
続いて、ルートヴィクス(ルーディー)。
今作の主人公が登場です。
「らしいな」と、涼しい顔でベルナーに返答。これだけでも何となく、人となりが見えてきます。
サラリと髪が揺れていそうな、横顔ぎみのグラフィックが性格とマッチしていてとても良いです。キャラデザは單気筒さんで、どことなくジオコン3のキャラとも似ていたりします。
二人の会話が続きます。
不利な状況にもかかわらず不敵な発言。
雇い主はもはやお終いでも、この場は軽く蹴散らしてやろう、と「金を出した国に味方しているだけの戦争屋」らしさが描かれます。
エルアネル登場。
痩せこけた顔のヒーラー。自信家のキャラが多い中、ただ一人、状況に怯える役です。
小っちゃい「ぇ」の数が多すぎる。(笑)
「死にたくないぃ」も、直球な心の叫びが出ている感じで良いです。(笑)
トビアスが罵声を飛ばします。
そっそんなに酷く言わなくても…!と思いますが、彼は「口が達者だが、悪態もひどいのが欠点」(キャラ紹介)というキャラなので仕方ありません。
ここだけ見るとキレ症の人なのかな?と思えてしまいますが、そんなことは無く、後に面倒見の良い兄貴っぷりをたくさん披露してくれます。かっこいいアーチャーです。
ゲルダさんが女神のごとく登場。
罵声を食らったエルアネルを優しく励まします。
どんぐり眼に小さな唇、少し傾げた首がたまらなく可愛いです。加えてこの優しさ。当時、恋に落ちたユーザーも多かったはず(断言)。
この「思いだして」という励まし方が、少し遠回しな、おまじないめいたような言いまわしで、非常にゲルダさんらしくて良いですよね。
敵を目前にして、「思いだして」と語りかけている悠長さや動じなさからも、ゲルダさんの性格を感じます。
エルアネルの位置を見ると、左にトビアス、右にゲルダさん…。
まさに飴と鞭のような状況。(笑)
満を持してバース登場。
今作のムードメーカーで、脳筋だけどイイ奴枠。
幽白で言う桑原、ジョジョで言う億泰的なポジションだと思ってるのですがいかがでしょうか。絶対最後まで味方でいてくれるんだろうなという安心感が半端ないですね。実際、最後までお世話になります。兄貴。
最後に、ひとり飛び出したバースに続き、ルーディーが声を上げて〆。
こんな若造が大胆不敵に、仲間のバースを「奴」呼ばわりしているところが”大物”感があって良いですね。遠慮のない発言の数々が、まさに気のいい仲間達といった関係性で推せます。
この開幕の掛け合い、「初登場キャラの個性を自然にユーザーに伝える」という目的を完璧にクリアーしていて、いつ見ても惚れ惚れするんですよね…。
発言の順番やテンポも最適でとても心地よいです。
もはや教科書に載せて義務教育にするべきだと思う(過激派)。
嬉しいのが、この開幕掛け合いはテンプレ化して、続編のDF2でも再現されることです。当時のファンはめっちゃニヤニヤしただろうな~。後々、その場面もご紹介したいと思います。
今回はここまで!
次回↓