見出し画像

犬を飼うことで妻と口論になったけど、自分の気持ちを伝えたら、仲直りしてスムーズに対話ができた話

「犬を飼いたい」
妻が、事あるごとに私に言ってくる言葉です。

先に言いますと、僕は犬が苦手です。いまでこそ犬と普通に接することができますが、以前は怖くて近づくこともできませんでした。それでも、妻の気持ちを考えると、犬を飼ってもいいかなという気持ちが沸き起こり、前向きに話をすすめることにしました。

そのため、犬を飼うために、ペット可の物件を探しながら、どのように犬を飼うかいう話し合いを妻とするようになります。そうして妻と口論をすることになったのです。

本気でここに決めようかと思ったペット可の物件を一件見つけました。しかしこの物件は、少々間取が狭いです。そのため犬のケージをどこで置くかで妻と意見が分かれたのです。

・ケージを置きたい場所
 妻:僕の書斎部屋
 僕:狭いリビング
このように意見が分かれました。

狭いリビングだから他のものが置けなくなることを懸念する妻と、誰にも邪魔されない自分の空間が欲しい僕。意見は平行線になって、どんどん白熱していきます。遂には大喧嘩になってしまいました。

さらに口論は、どんどん主題からそれていきます。妻からは「ホントは犬が嫌いなのに、犬を飼ってもいいとか言わないで!」という言葉に「お前が飼いたいって言うからだろ!」と売り言葉に買い言葉で応戦していきます。

お互いの気持ちもどんどんヒートアップしていって、最後のほうは大声で怒鳴り合っていました。そうして深夜になった頃、お互いに疲れ切ってしまい、話は解決せずにそのまま寝ることにしました。

寝ながら僕が思ったことは「どうして妻は、僕が妻のために犬を飼おうと思った気持ちを理解してくれないのだろう?」ということでした。そうしてそのとき、あることに気づきます。

とりあえず、その夜はそのまま寝床に着きました。

そして翌朝。

インターバルが入って、少しは気持ちもリセットしたおかげか、おい互いにだいぶ冷静に戻っていました。そうして続きの話をする前に、僕は妻に言いました。

「僕はね、君の喜ぶ顔が見たいんだ。ペットショップで犬を触れ合うたびに、嬉しそうにしている君の顔を見ると、犬を飼うことで君が幸せになれるんじゃないかと思ったんだ。僕は犬が苦手だけど、それでも君が毎日が楽しくなるように、犬を飼ってもいいと思ったんだ」

妻は僕の話を聞きながら、涙を流していました。そうして冷静になって、二人の意見を言い合えるようになったのです。おかげで仲直りもできて、話し合いがスムーズに進みます。

こうして話し合いをした結果、今回の物件はあきらめました。そもそもケージは犬のテリトリーになるので、普段活動する場所に置いたほうがいい。そうするとリビングに置くことになるため、今回の物件では狭すぎるというのが、あきらめた理由です。

そうなんです、そもそもケージの用途についてお互いに知らなかったのに、口論で白熱してしまったため、調べることもせずただ感情にまかせてケージの置き場所を言い合っていたのです。冷静になれたからこそ、自分の言い分に固執せずに建設的な対話ができるようになりました。

また、翌朝に話し合いをする前に、自分の気持ちをしっかりと妻に伝えておいてよかったと思います。ちゃんと妻に話したことで、妻も僕への受け止め方が前向きになってくれたと思っています。

コトの話をする前にしっかりとヒトとしての話ができたおかげで、口論もスムーズになったお話でした。

ところで・・・

この討論をどこでしていたかといいますと、いつも妻と行っているバーだったんですね。以前にも書いたかもしれませんが、このバーのマスターが取り持ってくれて僕たちは結婚するまでに至りました。そんな非常にお世話になっているマスターに間に入ってもらっていたんです。

今回の最大の被害者は、バーのマスターです。
ごめんよマスター…


いいなと思ったら応援しよう!