カメラ趣味勢のための「ゆるデータ保存術」
写真を趣味にしていると、データが際限なく増えていきます。
RAWも同時に記録しているので、一日撮りまくってデータ量が100GB届くこともあります。
よく撮れたものだけ選んで、そうじゃないものは消していけばいいんですが、大量に撮った写真のOKとNGをいちいち分けて整理するのは面倒くさい。
そんな極度のズボラな私が
・できるだけ楽に
・そこまでお金をかけず
・大容量データをほどほど安全に保管する
ために実践していることを書いていきます。
(あくまでも趣味で写真をやっている人向けです!)
結論から言うと、
「外付けのHDDにAmazonPhotoのバックアップフォルダを作って、そこに全部写真データを入れる」です。
●バックアップは必須
まず、写真に限らず、データの安全性を確保するには2箇所に保存することが推奨されています。
例えばマスターのHDDとは別にバックアップ用のHDDを用意しておくとか、Dropboxのようにクラウドに常時接続されるシステムを使う…などの方法が考えられます。
PCもHDDも消耗品ですから、壊れる時は壊れます。クラウドも不具合で急にデータが消えることがあり得るので、安全とはいえません。そんな時でも複数のメディアに保存していればデータ全消失は避けられます。
なので、消えたら困るデータは必ず2箇所に保存しておきましょう。
●外付けのHDDを用意する
なんでもいいのですが、大容量の外付けHDDを用意しましょう。
4TBで1万円程度で購入できます。
PCの内部ストレージに保存すると、すぐに容量がいっぱいになってしまうので別でHDDを用意するのがいいと思います。
実際、私のPC内写真データフォルダは一時500GBまで膨れ上がりました。
●クラウドを使用してバックアップ
バックアップにはクラウドサービス「AmazonPhoto」を利用しています。
プライム会員なら誰でも利用できるサービスで、写真無劣化、容量無制限です。このサービスのために月額600円の会員費を払っていると言っても過言ではありません。動画も5GBまで保存できます。
AmazonPhotoには「バックアップ」という機能があるので、
デスクトップアプリをインストールして、HDDにバックアップ用のフォルダを作り、そこに無思考でガンガンデータを入れていきます。RAWデータも保存できます。
私の6年分の写真13万枚は全てこの中にあります。
バックアップが終わったHDD内の元データも消さないでおきましょう。
●AmazonPhotoの便利機能
AmazonPhotoにはスマホ用のアプリがあるので、いつでもどこでも写真データを確認することができます。
例えば出先で会った人にすぐ写真を見せたり、暇な移動時間中にアプリから写真を選んでSNSにアップする、という使い方もできます。
・人物検索
写真に写っている人物を画像認識してくれます。
顔写真アイコンを選ぶとその人が写っている写真が一覧で表示されます。
映像を作る時の素材探しでよく使います。
そこそこ精度も高くて便利なのですが、違う人物を同じ人だと認識してしまうこともあって、それを手動で直せないのが玉にキズ。
●カメラの設定にもひと工夫
SDカード内データフォルダを日付で生成するよう設定しています。撮影する際、カードを初期化するのを忘れてても前のイベント写真と混ざらなくて済みます。取り込む時に楽。
写真を仕事にしているプロカメラマンはRAIDやNASを組んで厳重にデータ管理をしていると思うので、誰でも手軽にできる範囲のデータ保管、という意味で受け取ってもらえれば幸いです。
安全性はほどほど、とお考え下さい。
予期せぬ不具合はあり得ることですので、これらの手法の使用によって生じる直接的または間接的な損害については、一切責任を負いません。
私は普段、趣味(たまに仕事)でお笑いライブを撮影しています。
よかったら遊びに来て下さい。