見出し画像

夏のキオク

月の光を浴びながら
去年の夏を振り返ってみる。

携帯のアルバムをスクロールすると
たくさんの思い出がそこには在って

何があろうと、世界は美しいことを
忘れずにいようと思わせてくれる。

心が騒がしいときは
本当に大切なものはなんなのか
そっと立ち返るサインだから

ただ静かに深く
"自分"という深海の底に潜ればいいね。

そこで呼吸し続ける命を感じたら
離れかけた魂とまた溶けあって
ただ存在することの意味を、その尊さを
私たちは、ちゃんと思い出せるから

いくつもの絶望や破壊を経験して
何度死んだとしても、生まれ変われる。

ひとつひとつの出会いは
花火みたいにスパークする光で
その輝きを、美しさを、彩りを
この眼に焼きつけて生きてゆく。


いいなと思ったら応援しよう!