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東映映画村ゲゲゲの謎スタンプラリーの怪

はじめに

私が5歳の時から半世紀ファンである「ゲゲゲの鬼太郎」の誕生秘話映画のイベントが、2024年6月30日まで京都東映太秦映画村で行われていた。
ありがとうございます映画村。
最速でチケット予約したんだけど初回予約は瞬殺で売り切れ、追加販売でなんとか手に入れた経緯も良い思い出ですよ。
オタ友と行こうと思い、2枚ゲットした。
しかしオタ友はご実家のゴタゴタで無理らしい。ぼっち参加×2回決定。
まあ、ぼっち参加はいい。慣れてるから。
しかし本当に何故だか、このイベント参加にめっちゃ精神的なブレーキがかかっていた。
その謎が怪異であるという報告をしたい。

1:どうしても映画村に行きたくなかった

東映太秦映画村になんら不満はありません。
というか、昭和43年生まれの私にとっては時代劇は血肉!映画村は聖地!
今まで2回は行っている(東京在住時代より)。
歴代黄門様のお写真を拝み、日本橋を登山感覚で渡り、池でゴジラを見る。
これこそマニアの醍醐味。
だから、半世紀死ぬほど推している鬼太郎のイベントで、映画村に「行きたくない」なんて意味がわからない。
単純に年取って出不精になっただけ、としか思えないのでそう結論づけていた。
「せっかくチケット取ったんだからもったいない」
そう思い、某日初回参戦した。
しかし何が何だかよくわからないけど、めちゃくちゃ帰りたい!!
目の前にグッズの売り場もコラボフードもあるのに、逃げ出したい!!
で、マジで逃げ出して帰りました初回。本当に意味不明。

2:6月30日最終日再度参戦

イベント最後の日ということで、あらかじめお休みを取っていた。
そしてもう一枚前売り券を持っている。
外は雨。さあどうする?
朝になるまでかなり断眠で、悩みに悩んだ。朝になったら外はかなりの土砂降りなので、行かない理由もあった。
しかし最後の最後で、「行く」選択肢に全振りした。
やっぱりなんかなんでなんだか「行きたくない」感じはゾワゾワしていた。
でももったいないお化けが勝ったようだ。
朝イチのバスに乗り、開場(開村?)時間に入場し、混まないうちにスタンプラリーを遂行しようと思った。

まずは映画のワンシーンのセット。
ここで写真撮影の行列ができる。

某因習村村長宅座敷牢。階段を上がった屋根裏設定?

鬼太郎父(ゲゲ郎)と育ての親(水木)の新規ボイスが流れる。この声を聞くためにオタクは日本を縦断する。
最終日だが土砂降り&開村直後で空いていたのはラッキーだった。

3:スタンプラリーの迷宮へ

雨の中、スタンプラリーは六箇所集めなければならない。
アラカンオタ女の一人参加には荷が重いがやらねばなるまい。
まずスタンプラリーのシートを渡され、そのヒントに沿ってスタンプの場所を突き止めて集めて、最後には謎を解いて参加記念のグッズを貰うのが流れだ。
建物内には3箇所スタンプラリーの場所があった。
あとは屋外。
雨の中、広い広い映画村の中をひたすら歩く、探す。
この辺りからもうオタ魂が優先され、「完遂するまで帰らない」意思が優った。

ぶっちゃけ「ここかよ!こんなところに置くなよ!」ってすごいとところにもあり、警備員さんやアトラクションスタッフの方に心からご苦労様とお伝えしました。
しかも雨の中。ヒントありがとうございました。
最終日だけど老若男女が頑張ってたよ。ナカーマ(ハイタッチ)。

でもね。
六箇所回って「8文字を組み合わせて言葉にして謎を解け」だったので、なんのこっちゃ?と思ってはいたのね。
とりあえずスタンプラリーのスタンプ看板に書いてある妖怪の名前を、スタンプラリーシートに書いて回ったんだけど。
最後の最後で、「それじゃないんだよ」って、教えてもらってね。

右上と左下に隠し文字があるのわかる?白丸で囲んでみた。

この看板に書いてる「幽霊赤子」ってのがヒントかと思ったら、看板の隠し文字を集めないと参加記念グッズもらえないのよ。
こんなんわかるかー!!
「皆さん写真を撮って回ってから、後でゆっくり拡大して探しているようです」
教えてくださった警備員さんありがとうございました!!
全部スタンプ集め終わった後、もう一度看板写メするために回り直しました!!
ちょっと色々言いたいことはあるけど、まあ妖怪の仕業と思えば仕方ない。
そう、妖怪だから。

4:そして事故は起こった

事故は油断から起きる。いくつもの偶然の穴を通り抜け、最後に思いがけない結末に至る。

スタンプの場所(六箇所)は覚えているから、さっさと回って写メ撮って、後でゆっくり文字を探そうと思った。
この時の私は、「どうしても映画村に行きたくない」嫌な予感を完全に忘れていた。
「もう直ぐ終わる」「さっさと終わらせたい」
そんな気持ちがあったのも否定しない。せっかくのイベントなのに、申し訳ありません。
建物の外階段を3階分上がり、やっと登りきったところのドアを開けて入ろうとした時、建物内からこちら側に出てこようとする人とかち合った。
この時、コンマ数秒の考察が過ぎる。
「もうドアを開けて建物内に入ろうとする身体を止めるよりも、素早く入った方が効率がいい」
ここでドアを開けてサッと入り、身を翻して進路を譲る(ドアを押さえる)と意識が集中したため、足元が雨で滑る&段差があるに気づかなかった。
結果、思い切り転んだ。
何十年ぶりにすっ転んだ!!

5:このことだったんだろうか?

その時居合わせた数人の方がめっちゃ心配してくれたけど、大丈夫ですを連呼してその場を離れた。
流石にオタ歴が長いので(看護師歴とは言わない)、
「右手よし!左手よし!手関節骨折なし!頭部打撲なし!頭痛吐き気なし!股関節足関節異常なし!腰部脊柱管打撲なし!」
と、とにかく身体各部の身体損傷の確認を取った。
後から症状が出るので油断はできないけど。

そして、嫌な予感はこのことだったんだろうか?と思った。
数十年振りに転倒し、骨折のリスクも往々にあった。
たまたま雨で、外からの出入り時に他者との交錯があって、そのタイミングも重なって、油断が生じた。
もうちょっとゆとりがあれば、「お先にどうぞ」ができたと言うのに。
しかもこの出入口使って外に出ようとするか?普通?ってとこの階段なんだよね。
極め付けが、この模型の下。

映画で人間を襲って呪う狂骨という妖怪。この下で転んだ私。

ネタじゃないから。
でも狂骨の呪いか?って思ったよやっぱり。

まとめ

ゲゲゲの謎のイベントを開催してくださった映画村様には感謝しかありません。
ありがとうございました。
今度は通常アトラクション参加させていただきます。

しかし「なんか嫌な予感」てのは本当に馬鹿に出来ないなと思いました。
骨折してはいないようで、九死に一生を得たのかもしれません。
最終日を諦めていなければ転倒はしていなかったわけですが、今後の学びになったのも確か。
スタンプラリーで記念ポスカももらえたのも嬉しい。

今後は自分の勘は「もったいないお化けを優先させない」で、信じようと思いました。

おまけ

雨の中なので余計風情がある墓場シーン。
映画屈指の名シーン。来られてよかった。
なんかエヴァがおる。映画村だから映画だしいいのか。
鬼太郎父二人の立て看板。売ってくれ。
レイちゃーん!黒のプラグスーツ最高!

なんかもう昔来た映画村の面影皆無。日本橋無いじゃん。ゴジラはいたけど。
エヴァエリアがあるなら、鬼太郎エリアもお願いします。年パス買いますよ。

なんで今回に限り「行きたくない来たくない」モードの警戒バリバリになったのか不明。
実際警告もどきの転倒事故も起こったわけだし。骨折は大丈夫っぽいです。
来るなって言われたのかなあ。なんでかなあ。
まあ、自分の勘は信じようとは思いました。

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