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「今日こんな人に会ってさ…！」 思わず自慢したくなる出会いを日本中に一緒に創りませんか？

嶋田瑞生（Shimada Mizuki）

人と人が出会うことで起こるいろんなオモシロ体験を日本中にあふれさせたい！

『皆さんは「また会いたい、話したい、一緒になにかをしたい」と思えるくらいの心躍る出会いって最近いつ体験しました？あと、これまでにそういう人に何人くらい出会いましたか？』

そう問いかけるのは、日本各地の地方都市で新しいカタチのコワーキングスペースを展開するATOMica（アトミカ）代表取締役の嶋田さんです。

嶋田さんは、魅力的な人との出会いを通してオモシロ体験ができたり、時にはその出会いをきっかけに自分の人生が大きく変わったり、悩んでいたことが解決できた経験を数多く体験してきました。だから、「人」が本当に好きだし、「人と出会うこと」がとても好きなんです。と語ります。

今回は、ATOMicaを経営されている嶋田さんについてお伝えしつつ、世界に「人と出会い、そして頼りながらなにかをやってみる体験」を届けるために必要不可欠な「コミュニティスタッフ」という職種の魅力についてお伝えしていきます。

Gifted（ギフテッド）が交わるっておもしろい

"出会いって楽しい”と感じる理由を教えて下さい！

僕自身、小さいころから大事にしている考え方があって、それは「人にはみんなそれぞれGifted（ギフテッド。その人にしかない個性・才能。神様からの贈り物。）があるのだ」ということです。その人なりのGiftedが、大なり小なり絶対になにかあるって信じてる。これは、幼稚園から通っていた造形教室で学んだ考え方なんですけど、誰かと出会うことが楽しいと思える根っこにはこの考え方が大きく影響しているな～と思います。

面白い事や新しい事って、それぞれ異なる個性を持った人たちが出会い、そして一緒になにかをすることの中で生まれることが多いじゃないですか。これって、人と人が出会って、「あ、あなたのGiftedってコレなんだ。私こういうことしたいんだけど一緒にやってみない？」と、互いのGiftedを知り、その違いを楽しんだ先にあるんだと思うんです。自分自身も今までの人生の中で、人と出会うことでいろんな物事が起きることを数多く体験してきました。

「あの人と出会ったから思いもよらない事が起きちゃった」「いい意味で人生が脱線しちゃった」そんな出会いって必ず誰しも体験したことがあると思います。だけど、大人になるにつれて、そういう機会が減ってしまっているなぁと感じていました。

だから、日本各地で、その地域に暮らし働く多種多様な方々が出会い繋がることの出来る新しい仕組みを創りたい。世界を素敵な出会いで溢れさせたいと思い、既存のコワーキングスペースという仕組みをアップデートした、ソーシャルコワーキングという事業を立ち上げたんです。

オープン3ヶ月後、地域の若手ビジネスパーソンを150人集めた大交流会（2019年9月）

地域の様々な人々と、その想いを集めて繋げる新しい仕組み

ソーシャルコワーキングってどんなものなんですか？

僕たちが各地でコワーキングスペースの企画や運営をする中で産みだした、地域に有意義で心躍るような出会いや共創を持続的に生み出し続けるための新しい仕組みです。

※コワーキング（Co-Working）とは、Co = 一緒に、Working = 働いたり活動したりすること。異なる仕事や活動をしている人たちが集まり、お互い自由に情報や知識を共有し、助け合いながら仕事や活動をすること。

既存のコワーキングスペースの仕組みにも十分価値がありますが、イケイケビジネスマンやエンジニアといった一部の方々のみが利用し多様性に欠けていたり、ただスペースに人が集まるだけで出会いやモノゴトが起きていなかったりと、コンセプトの形骸化に悩む施設が多いのが現状です。

事実、コワーキングスペースには素敵な出会いを求めていらっしゃる方々が多いのですが、「はい、こちら佐藤さん。そちら田中さんです。では、どうぞ、仲良くしてください！」と無理やり引き合わせられても正直シンドイじゃないですか。

でも「名刺のデザイン新しくしたいんだけど、デザイナーさん知らない？」「今度地域でお祭りをしたいんだけど、仲間が足りないから集めたいんだよなぁ」といった具合でなにか「相談」や「願い」を持っている人と、それを叶えられる人とって繋げやすいですし、出会えたら一気にコトが進んでいきますよね。

なので僕らはその地域の「多種多様な人」と「相談や願い」をセットにしてひたすら集め、それを元にして出会いを創りそして繋げることに注力しています。

この「人」と「相談」を地域からどんどん集めるために、「空間デザインの力」「仕組み（独自のサービスやプログラム）の力」「コミュニティテック（独自で開発しているアプリケーション）の力」そして「人の力」を組み合わせた新しい仕組みがソーシャルコワーキングなんです。

年間の利用者様は下は9歳から上は72歳まで、延べ3万人！
学生さんも数百名にご利用頂いています！

皆様から頼っていただける、気持ちの良いチームが鍵

その魅力的な出会いを創っていくためには、どんな仲間が必要なんですか？

サービスの根っこを担うのは各地でソーシャルコワーキングを一緒に企画開発運営してくれているメンバーです。

多種多様な人々や様々な相談事を地域から集めてきて、出会わせ、繋ぐことを通じて素敵な関係性をデザインしていくお仕事です。毎日の施設運営を通じたお客様との対話や、プログラムやアプリの力を通じてどんどん輪を広げていく力は、ATOMicaには絶対に欠かせないコアのコアなんです。

持続的に出会いを生むためには、集まってきた人たちがどんな個性を持っていて、どんな悩みを抱えていて、どんな願いを持っているのか引き出して把握しておくことが必要となってきます。そのためには、一人一人に寄り添うこと、耳を傾けること、そして何よりも、信頼を得ることが大事。この人になら話せるな、この人にだったら相談したいなと思ってもらえることが重要なポイントだと考えています。

ATOMica宮崎（宮崎市）のコミュニティスタッフ

新卒から元コンビニ店長まで様々な経歴と個性のコミュニティスタッフ

今、実際に各地でスタッフとして活躍している仲間たちは、どんな方々なんですか？

人との「出会い」を通して、自分自身が変化した経験のある人たちですね。だからこそ、「人と人とが出会う場所づくり」に愛を持って取り組めるんだと思います。元コンビニ店長さん、元アパレル店員さん、子育てを終えた元営業マンのお母さん、新卒入社まで様々な経歴のメンバーがいますよ。

そしてみんな私と同じで人が好き！（笑）
人に対して愛をもって接することができるし、自分ではなく「人」が中心で地球が回っている人ばかりですね。他人ファーストというか。

各自が持っているGiftedの領域で、個性を活かしながらキラキラのびのびと活躍している人たちばかりで、人間的にとてもチャーミングなんですよね。

それぞれがGiftedを伸ばしながら、愛のある領域で活躍できる世界ってとても素敵じゃないですか？

それにその方が成果も思いっきりでると思うんです。

心地の良い出会いの場で、気持ちよく地域の方々を受け入れて、相談を引き出して、集めてつなげることに全力で愛を注げる人と一緒にサービスを成長させていきたいですね。

そのためだったら、なんだってやっていこうと思っていますので、ご自身の才能・個性を活かしながら新しいアイデア・仕組みづくりをどんどん作り出していただきたいです。

こういう話をすると、新しいことにチャレンジしている会社だから、「こんなことがやりたい！」「今までこんな実績を積んできました！」というアツい夢や実績を持った人たちしか入れないんじゃないかと思われちゃうんじゃないかなと不安な部分もありますが、実はそういう思いがまだ見つかっていない方も大歓迎です！

僕自身も、昔は「将来の夢はなに？」と聞かれるのが苦痛なタイプの人でした。最近はこの事業を通じて「1つでも多くの人の夢を叶えること」が自分の夢になっていて、「なぁんだ、夢がないなら人の夢を一緒に叶えて、夢を借りたらいいんだ」と気づいてからは、あまりそのことで悩むことはなくなりました。

ATOMica北九州（北九州市）のコミュニティスタッフ

地方から、真剣に、日本の底力を上げたい！

最後になにか一言お願いします！

新しく誰かと出会って、関係性を深め、そしていつしか頼ったり頼られたりしながら何かを成し遂げる。
人が昔から味わってきたこの行為を改めて見つめ、そして再発明し、日本中の地域の人と相談を繋げるこの事業は、本気で日本の底力を引き上げるものだと信じているんです。本当に。

僕たちはここからの数年間で日本中にソーシャルコワーキング拠点を出店すべく事業を進めています。
少しでもATOMicaの考え方、働き方、事業に共感頂いた方、各地でご一緒に地域を盛り上げ、地方から日本を思い切り盛り上げましょう。

皆様にお会いできることを心より楽しみにしています！

取材・執筆：Kayo Matsubara

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