柳橋芸者が屋形船で《エッセイ》
浅草橋を隅田川に向かって歩くと、そこは台東区柳橋。江戸時代、新橋芸者と並び人気を博した柳橋芸者の町も、今や人通りは極端に減る。
神田川にかかる柳橋の袂には、釣り船屋であり、佃煮屋でもある小松屋が、昔ながらの姿で佇んでいる。
橋自体は新しくなってしまったが、橋から船を覗いてみると、芸者衆が三味線を弾き、踊る姿が目の前に現れてくるよう。
隅田川テラスを歩く機会があったら、ぜひ江戸時代へタイムスリップしてみてもらいたい。大丈夫。5分も歩かずに現実の世界に戻れます。最近はカフェも人気だとか。