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日曜美術館を見て

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『日曜美術館』を見た感想を綴ります。美術に興味を持ち始めたのは、ほんの最近ですが、素人ならではの新しい切り口で語れればいいかなと思っています。
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日曜美術館を見て 黒田辰秋 2025.2.16

日曜美術館を見て 黒田辰秋 2025.2.16

久しぶりの感想。
今回のテーマは黒田辰秋。木漆工芸家。
赤漆を塗った作品は見る向きによって光が動き、新しい顔を見せる。螺鈿も好き。
「自分の作品は地球と代えられる価値を持っているか」と本人は語ったが、そんなものがあるわけない。民藝は人間のためであり、アートは自己満足にすぎない。黒田辰秋はそれを知っていて、それでも理想に向かって進んでいったのだろう。

日曜美術館を見て(2023.6.3)

日曜美術館を見て(2023.6.3)

今回のテーマは「アートと音楽」。坂本龍一と日比野克彦が東京現代美術館で開催された「アートと音楽」をテーマにした展示について語り合う。

アートと音楽は昔から結びついていた。映画やミュージカル、音楽のPVだって、ある意味アートと音楽を結びつけたものと言える。

坂本龍一はアートは既成概念を壊すためにあると言う。印象派しかり、キュビズムしかり、現代アートしかり、すべては既成概念を破壊することを目的とし

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日曜美術館を見て(2023.5.14)

日曜美術館を見て(2023.5.14)

今回のテーマは超絶技法。

三人の芸術家が紹介された。
三人に共通しているのは、本物になるべく近づける精巧な細工。
物語をイメージしてから作品を作る人、植物を構成している数列を設計図に落とし込み、作品を作る人、限界と言われているその先を目指して作品を作る人。人それぞれの個性がそこには現れる。

個性により芸術作品が生まれるのか、芸術作品がその作成者の個性を作り上げるのか。ふとそんなことを考えてみた

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