詩 三本の木 罪と罰 天が裁く
四本立っていた木
一本目の木は わがまま 自分と自分の子供の木さえ良ければいい
雨水も他の木の分まで飲んでしまう強欲さ
二本目の木は 優しかったが ある日豹変
自由奔放に生きていた 三本目の木を何度も傷つけた
8月に突然現れ自分の非を詫びもせずまた三本目の木を
傷つけ行方不明に
神様様からの手紙も破り捨てた
三本目の木 みんなに栄養横取りされて枯れ木になって倒れた
神様が泣いて抱き上げ天国に連れて行った
優しい人達に 埋葬された 漸く楽になったね
天国で優しい父木 母木に 守られている
四本目の木 ずる賢く保身の為に罵詈雑言する
努力しないで餌を横取りする癖が治らない
森 林 の 会議にかけられ こんなに狡賢い木がいたら
森林界の秩序に反すると1番厳しい罰が下った
氷の世界で生きることに
氷の世界は 雨水も餌もない
暖かだった 林は 突然 真冬になった
雪と氷で 低体温症になる 三本の木
永遠に 雪と氷の世界に いるしかない
どんなに吹雪でも 凍りついても
誰も 助けも 見向きも しないだろう
神様と天は 見ていたんだ 悪行を
ずっと寒く雪と氷の世界で生きていくしかない
三本の木 たち
誰も この木を見て 可哀想だと思わない
ずっと 三本目の木を 利用していたから
自分がした行いは 必ず返ってくる
良い事も 悪い事も
子供の木 孫の木にも
罪と罰