名曲シリーズ 22歳の別れ🎵
19歳の母
9歳下の弟と
真冬の街を歩いてた
24歳の父
友人と歩いていた
横断歩道の向こうから
歩いて来た母と叔父
横断歩道のこちらから
歩いて来た父と友人
歩きながら
4人はすれ違った
父は母とすれ違った時
石鹸の香りがした
僕の妻になる人だ
と
確信した
声をかけることもせず
父は母に戀に落ちた
一瞬で
ナンパなど父の辞書にない
仕事が休みの日
あちらこちら探す
半年間探し続けて
偶然 再会した
それから父は
母をデートに誘う
三揃いのスーツ着て
二人で行ったのは
公園
母がブランコに
腰かけようとしたら
真っ白いハンカチを
敷いて母を座らせた
ブランコに乗った母を
そっと押す 父
優しい人だわ
母は思いっきり
ブランコをこいだ
ハイヒールが脱げた
すぐに拾って土を払い
母の足にそっと履かせる
微笑み 恥じらい
見つ合う 二人
父 26歳
母 21歳
結婚した
結婚直前に
会社を興した父
22歳で 母になった
出産に立ち会い
嬰児を抱く父
母に最大の感謝をし
男泣きした 父
父は 実母を
満4歳で亡くしてる
父子家庭だった
母親の愛情に飢え
賑やかな家庭に憧れ
悲願であった
自分の家庭 家族を
持った 父
22歳の 社長夫人は
父の長女のようだった
父は石鹸の香りがした
母に 一瞬で戀に落ち
最愛の妻が22歳で出産した
昼休みには 隣の我が家に戻り
最愛の妻と 我が子を抱いて
なごやかに 食事する
父にとって 母は女神だった
父が寂しさと 別れたのは
最愛の妻が 22歳の時だった
妻が22歳になった時に
父は 寂しさとお別れした
もう一つの 【22歳の別れ】です
了
みなさま 最後までお読みいただきありがとうございます
両親の 純愛物語です
両親共に 若くして亡くなりましたが
良い思い出しか 残っていません
父も若くして亡くなりましたが
柩で横たわっている父に
母は 口づけ して
泣いていました
本家は こちらです
最後までお読みいただき ありがとうございました
私は ゆるゆる 過ごしています
みなさま 今日も善き日を お過ごしくださいね♪
今日も明日も一生いい日になる ‼️