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遠隔チョコ会レポートその2/テイスティングはむずかしいのか?

こんにちは、チョコおたくのカデカワです。

前回に引き続き、第2回目の遠隔チョコ会を実施しました。

*遠隔チョコ会とは……
お家にいてもチョコ会がしたい!近くにチョコ仲間がいない!
そんなときに思い立った、リモート形式のテイスティング会です。
手元に同じチョコレートを用意して、1対1で通話しつつ、感想をリアルタイムで話し合います。

事前ヒアリング

今回のフォロワーさん(匿名)の前情報
・チョコレートについてはあまり詳しくない
・せっかくの機会なので個性的なものが食べてみたい
・よく行くお店は清澄白河のアーティチョークチョコレートさんや代々木八幡のminimalさん
・コーヒーや紅茶と合わせてチョコレートを食べる機会が多い
とのことでした。(DMのやりとりより)

上記以外は、タイムラインからチョコ情報を得ることもできなかったので、けっこうチョコレートを悩みました。むむむ。

チョコレートリスト

結果的に、以下のようなラインナップに。

1、チョコカード Niva La Dalia Milk 58%
2、ネル クラフト チョコレート トーキョー
  ブンチャプ ベトナム ミルク45%
3、ネル クラフト チョコレート トーキョー
  ブンチャプ ベトナム  75%
4、ショコラマダガスカル
  ヴィーガンカシューミルクチョコ 40%
5、ベンチーニー コーヒーチョコレート 
6、ディック・テイラー
  エスプレッソ サイトグラスブレンド  68%
7、ブノワ・ニアン
       ハシエンダ ヴィクトリア 73%
8、ブノワ・ニアン バラコア 74%
9、ブノワ・ニアン クヤグア 74%
10、ニーナチョコレート ニーナセレクション
  マカンボ&ココナッツ45%
11 、ニーナチョコレート
       ニーナセレクション 70%
12 、ニーナチョコレート
       ニーナセレクション 85%
13、パレドオール
  レッセンスデュカカオ ショコラブランクリスタル
14、ラ・ショコラトリ・ナナイロ
       Batch no.27 70%
15、フリスホルム La Dalia 100%

「個性的なチョコ」ということで、ミルクにしては癖のあるチョコカード(ハンガリーのブランドで日本未発売)、ミルクはミルクでもカシューナッツのミルクを使ったチョコレート、単一品種のみでつくられたチョコレート(ニーナチョコレート)などを盛り込んでみまいした。また、コーヒーがお好きなようでしたので、ベンチーニーとディック・テイラーのコーヒーを練りこんだチョコレートもラインナップ。


テイスティングの感想まとめ

今回は、お相手のかたが「チョコレートのテイスティングは初」とのことだったので、初めのうちは無理に言語化せず、食べ進めながら風味の違いを感じていただくようなかたちになりました。

ネル クラフトチョコレートトーキョーミルクに対しては
「市販のミルクって酸味がないけど、このチョコには酸味がいますよね」とか

ディック・テイラーのコーヒーを練りこんだチョコに対しては
「入っているコーヒー自体の味わいはしっかりめだと思います。ただカカオの酸味があるので、それによって総合的に味わいがライトになっている印象です」
と、コーヒー好きさんらしいコメントをいただいたり、

ニーナチョコレートを70%から85%にかけて食べ比べたときには
「苦味が強くなるかなーとおもったら、そうでもなかった」という発見をしていたり、

ナナイロのチョコレートでは、公式のフレーバーノート(ナナイロのチョコレートには、チョコの味わいについて的確に比喩されたフレーバーノートがついてきます)をみながら、
「チーズって表現はわかる」
「後味のダージリンっぽい感じの渋みの印象が強かった」と、少しずつ本格的なテイスティングになってきて。

後半になり、ブノワ・ニアンのクヤグアを食べたときには
「クローブとかシナモンとかのスパイスっぽい感じもしますし、後味はナッツの印象が強かったです」と、テイスティングの感想を述べてもらったり。

ひとつひとつのチョコレートを味わっていくうちに、はじめは言葉が出てこなかったお相手の方の語彙がだんたんと豊かになっていったのが印象的でした。

テイスティングはむずかしいのか?テイスティングの楽しみとはなにか?

ほんとうは、みんな言葉をもっていると思うんですよね。出てこないだけで。
これ、どういう味がしますか? と言われたときに、なんとなくイメージは浮かぶんだけど、おいしいことはわかるんだけど、具体的にって言われると、うーーん。となります。

でもそれも、繰り返し挑戦してみることで、ちょっとずつ「引き出し」ができてくる。こういうときは、こういう表現ができるんだな。たとえば酸っぱいと感じたら、オレンジなのかベリーなのか、とか。「どう言えばいいか」がだんだんとわかってくる。

そうやって表現を身につけていくと、味わいが、他人と「交換可能」なものになる
言葉にすることで、コミニュケーションができるし、相手との感じ方の違いに驚くこともできる。そういう楽しみが、テイスティングにはあると思います。ってことで、テイスティングやったことないけど、気になります!って方からの参加希望も歓迎しています。

チョコ会実施概要はこちらの記事の一番下の方に載っています。
チョコレートの種類、時間、価格など内容のブラッシュアップ思案中です。

今回は、これで。
最後までお読みくださり、どうもありがとうございました!

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カデカワミズキ
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