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ベリッシマ再び①2024.2.22 前日譚

ベリッシマよ!私は帰ってきた!

我々家族にとって、清水の舞台から飛び降りる決意で挑んだ8月のベリッシマ旅行。一生に一度の旅だからと有料レストランにジェラートもと贅沢をし、あまりの楽しさと終わる寂しさに帰路の飛行機で一人涙ぐみ、この思い出を一生大切にしようと心に決めたあの日からわずか半年後、まさか再びベリッシマに乗ることになろうとは…。

ちなみに、簡単な家族紹介と、ダラダラと長い前回の旅行記はこちら。
https://note.com/mizukik/n/nb1271c0c4d8e

何はともあれベリッシマである。
夏に下船してから私達夫婦は、完全にベリッシマロスに陥っていた。それは既に横浜で降りた瞬間から始まり、これから乗船する乗客達が意気揚々とシャトルバスに乗り込む姿を、つい恨めしく見てしまうほど強烈なものだった。
「いいなぁ…」
「また初日からやり直したい!」
無論そんな願いは叶わず、重い荷物を抱えとぼとぼと帰路に着くしかなく、翌日からはひたすら現実と向き合う毎日だった。

私は旅行記を書くことでベリッシマへの想いを昇華し、旦那と撮りまくった写真を眺めながらあぁこれも楽しかったな、あれも楽しかったなと反芻しては、うぅ…ベリッシマ…と想いを募らせ娘にウザがられていた。
旦那は数ある写真を壮大なアルバムにしようと苦戦しており、編集が200枚を超えた時点で断念して、とりあえず無料でできる20枚ほどセレクトしたミニアルバムを作って満足していた。

変なサブタイトルをつけられたアルバム 旦那作

何はともあれベリッシマである。
旦那は乗る予定もないのにベリッシマの情報を調べ続け(お正月のベリッシマはハワイだって!それもいいよね!と)いやいやいや、お忘れかもしれないがわが家には受験生もいるんですよ、小3から小5の間予定していたクルーズがキャンセルになり仕方なくとはいえ、そもそも小6の夏に時間を割いて旅行するのすら躊躇いがあったのに、さすがに直前は無理と言うと旦那はシュンとしていた。
「いやでも、前回は海側バルコニーだったけど、内側キャビンならこのお値段だよ?」
と旦那が見せる情報に私も心惹かれ、いやでもなぁ…という気持ちと、できるものならもう一回乗りたいという気持ちで揺れ動いていた。

そして遂に「このあたりなら娘の受験も終わり、連休を挟んで会社を休むのも最小ですむ」2月22日から26日の那覇発着クルーズに参加することに決めた。
我々がベリッシマを降りてから、わずか一月半後のことだった。

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